はじめに

競馬って?
 日本での競馬は、大きく中央競馬、地方競馬にわけられます。
 中央競馬は、ご存じ
JRAです。テレビのCMでもよく見るやつですね。
 地方競馬(
NAR)は、大井競馬場(東京)、高知競馬場(高知)園田競馬場(大阪)
 などで行われている競馬です。
 この頃は、交流競走が盛んで、中央の馬が地方で走ったり、また、その反対も多く見られます。
 中央競馬の競馬場は、東京、中山、京都、阪神、中京、新潟、札幌、函館、福島、小倉の競馬場で
 順番に開催したり、お休みしたりしています。
 このコーナーではJRA中央競馬を中心に話を進めていきます。

何時やってるの?
 JRA日本中央競馬会の主催する競馬は特別な場合などを除いて、
 毎週、土曜日と日曜日に開催されます。

どんな馬が走っているの?
 お馬さんは、2歳から競走馬としてデビューが出来ます。
 中には3歳でデビューするお馬さんもいます。
 新馬戦、未勝利戦で勝ったお馬さんは、賞金を獲得していきます。
 未勝利戦の上のクラスは
 500万、そして1000万、1600万、オープンとクラスが上がって行くのです。
 詳しく言えば、細かな条件でクラス分けされるので、それはここでは書きません。
 お相撲で言う処の、番付けみたいなものですね。
 ですから、レースに条件が500万以下とかついていれば、
 そのレースは賞金獲得が500万円以下のお馬さんたちの戦いなわけです。
 賞金はそのお馬さんの生涯獲得金額です。
 本賞金とは異なり収得賞金算出方法によって加算されていきます。
 条件には牝馬だけしか走れないレース、2歳しか走れないレースなどもあります。
 レース毎に、3歳1000万以下とか、4歳以上2000万以下なんて条件が付くのです。
 GIレースとかGII、GIIIは重賞レースと言ってオープンクラスのお馬さんが走るレースです。
 相撲で言えば、大関、横綱クラスのお馬さんたちです。
 だいたい1日に12レースあって、それぞれがクラスや条件によって分けられています。

どのくらいの距離を走るの?
 1000、1200、1400、1600、1800、2000、2200、2400、2500、
 2600,3000、3200、3600メートルなどと様々な距離を走ります。
 ジャンプレース(障害レース)ではもっと長い距離を走ったりします。
 当然、短距離は得意だが3000メートルは苦手だとか、
 スタミナたっぷり長距離大好き!だとか、お馬さんにも個性があって、
 そのお馬さんに適した距離を走るわけです。

レースがないときの馬はどうしているの?
  お馬さんは、調教師さんや厩務員さんと一緒に目的のレースに出るべく、トレーニングしています。
 時にはプール調教と言って、プールで泳いだり、坂道を走ったりして自慢の脚を鍛えます。
 馬主さんや、調教師さんと話し合って、お馬さんに合ったレースを選びます。
 お馬さんにもよりますが、だいたい1ヶ月に1〜2レース走ります。その間はトレーニングもしているのです。
 GI目指してる横綱クラスのお馬さんは、それに合わせてトレーニングするし、
 怪我でもしたら大変なので、2ヶ月に1回くらいしか走らないお馬さんもいます。
 GI優勝したら1億円〜それ以上の賞金がもらえるんですから、あたりまえですよね。
 そのクラスになるともうVIP待遇で引退しても、種付け馬や、お母さんになれるので、
 馬主さんたちも特別大事にしてあげます。
 賞金を稼げないお馬さんや怪我をしたお馬さんはと言うと、引退後乗馬行きなどはいい方で、
 可哀想な行く末になることが多いのです。
 お馬さんも、お休みをもらうことがあります。一生懸命走ったお馬さんが疲れるのは当然のことですよね。
 放牧してリラックスさせます。温泉に入ったり、鍼治療なんかもします。
 元気になったら、またもどってくるのです。

馬券はどうやって買うの?
 勝馬投票券(馬券)は、JRA競馬場やウインズ(場外発売所)などで購入できます。
 JRAのA-PAT会員になったら、プッシュホン電話や
 IPATの携帯電話(i-modeなど)、パソコン(インターネット)などで購入できます。
 一部のウインズを除いて、100円から購入できます。


 強いお馬さんを好きになるのは当然ですが、そのうち
 なかなか勝てないお馬さんになんとか勝って欲しいと思うようになり
 そのお馬さんが可愛くなってきて、好きになったりするのです。
 その辺まで行くと、お馬さん大好き病に感染していますので、そのまま、病気になりましょう。