詰将棋の話(18)

(2023年4月14日)

将棋盤面/攻方33馬63と34銀44香76金38歩48桂68銀49香/受方32桂54香35銀46玉17香27角/持駒金
つみき書店「詰将棋つくってみた:課題4」掲載、2021年4月)

詰将棋書専門店「つみき書店」のブログの詰将棋作品募集・出題コーナー(でいいんでしょうか)で発表した作品です。 このときは「打った駒を直ぐに消す」という課題で作品が募集されていまして、そこに持ち前の天邪鬼精神を発揮して上記作品を応募したというわけです。 何が「天邪鬼」なのかは解いてのお楽しみ…と言いたいところですが、上記ブログでの出題時には解いても意味がわからなかった解答者の方が多かったようでした。 この作品は、上記ブログの出題作品をまとめた単行本『詰将棋つくってみた2021』にも収録されており(第184番)、その中に作者コメントによるネタばらしが載っていますので、気になる方はそちらをご覧ください。
なお、件のブログの作者(つまり「つみき書店」の店主)兼上記単行本の編者である某氏(大ベテラン詰キスト)は、単行本中の本作の解説欄にて

web発表時には解説はなかったので,意味がわからなかった方も大勢いらしたと思う。この本を造ろうと思った切掛になった作品だ。
と述べられています。 そんな形で本作がお役に立てるとは思いもよらなかったので嬉しい限りです。