競技規則の重箱の隅

その11〜
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フロアバレー競技規則の基本事項から細かい部分に至るまで、「あみーごす通信」管理人の縫田光司が、自身や他の方々の疑問に対して調べた内容をまとめたコーナーです。 この中でのルールの解釈についてご意見などありましたら、縫田(連絡先はこちら)までお気軽にご連絡下さい。
なお、競技規則の記述は日本フロアバレーボール連盟発行『フロアバレーボール競技規則(2002年4月改定)』に基づいております。

目次

その1〜その10

その11:タイムアウトの残り回数、審判は選手に知らせるべき?
その12:サーブ順のミスとローテーションミスが同時に起こったら?


その11:タイムアウトの残り回数、審判は選手に知らせるべき?

(2004年10月27日掲載)
第25条第2項7
副審は、それぞれのチームが使用したタイム・アウトや、競技者交代の回数をコントロールし、主審と当該チームの監督に2回目のタイム・アウト及び5回目と6回目の競技者交代を通告する。

管理人が副審を務めていた試合で、「○○チームは今のが2回目のタイムアウトです」とタイムアウト明けに告げたことに対して後に協議があったのですが、上記の通り2回目のタイムアウトであったことを告げたこと自体はルール通りだったようです。 ただ、上記の部分を読むと相手チームに対してそのことを告げる必要はないとも読めますね。 もっとも、相手チームに告げてはならないという記述も見つからなかったのですが…

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その12:サーブ順のミスとローテーションミスが同時に起こったら?

(2004年10月27日掲載)
第13条第6項1
次の反則は、例え、相手方にポジションの反則(7-5-1・2、13-7-1)があった場合でも、サービス権の交替になる。
13-6-1(1) サーバーが、サービス順に違反したとき。(13-2)
13-6-1(2) サーバーが、サービスを正しく行わなかったとき。(13-4)
解説
明瞭に打たれなかったとき、サービス・ゾーン内で打たなかったとき、吹笛から5秒以内にサービス番号を明断に告げて打たなかったときなどがこれに該当します。

というわけで、サーブ側チームがサーブ順を間違えてサーブを打ち、同時にレシーブ側チームにローテーションミスがあった場合、サーブ順の間違いが優先されてレシーブ側チームの得点となります。 なお、サーブ順は正しいものの間違ったサーブ番号を告げてサーブを打った場合も、同様にレシーブ側の得点となります。

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製作者 縫田 光司(ぬいだ こうじ)  nuida (アットマーク) mwa.biglobe.ne.jp

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