「隷 属」-4-

それに頬を染めながらも既にこれ以上の刺激を知った身体には、身を炒られるような半端な苛みとしか感じられなかった。
「・・・や・・・もっ・・と・・・欲し・・・・」
鼻に掛かった甘い声でさらなる刺激をねだる。
「いつの間にそんな風に淫らなことを覚えたんですか。これでは物足りないようですね?」
彼を床の上へと降ろすと自分も座りこむ。
再び欲望に滾っている己のものを取り出すと、ルーファウスの身体を向かい合わせに抱え込んだ。
そして身体の上に座らせると腕を戒めていたものを解いた。
「さあ、自分で何とかなさい。ほら、腰を浮かせて。」
自身のものを握らせて促す。
「いや・・・だ・・・・」
「そんなこと、言えるんですか?欲しいんでしょう?」
ルーファウスの瞳に雫が盛り上がる。
苦しさと僅かに残る自制心のせめぎ合い。
思うがままに身体を支配する本能と、ふとした折りに甦る理性との間で翻弄されていた。
焦れたツォンは上に乗る腰を持ち上げて、己の杭を一気に最奥まで打ち込む。
「!・・・ぁああっ!」
それが最後の刺激となった。
撓りに撓った枝が放たれる。
ルーファウスの腹に向けて放たれた精は、二人が繋がるところへと向かってどろりと流れ落ちていった。
力の抜けた身体が前のめりに倒れ込もうとする。
だが、中にあるものがさらに彼を突き上げた。
「・・・ぁっ!」
声にならない悲鳴が漏れた。
まるで物足りないとでも言うように欲望に火が付く。
「これで終わりでは、無いですよ。」
ツォンの手が前に伸び、扱きはじめる。
それはまた、地獄の底を這うような理性と本能のせめぎ合いの始まり。
「さあ、あなたの望むようになさい。快楽を求める、ただの獣となって。」
ルーファウスの頬に一筋の涙が伝った。
ツォンの身体に腕を絡めると、恐る恐る腰を動かし始める。
自分の動きに喘ぎながら縋り付くルーファウスを抱きかかえ、耳元で囁く。
「愛していますよ。ルーファウス様。あなたを壊したいくらいに・・・・」


次の日もルーファウスの側にはツォンが立っている。
無二の腹心として。頼りになるSPとして。
明くる日も、また次の日も。


そしてまた、ツォンの部屋の前には辺りを見回す影が立つ。


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