そう言うとアラゴルンは、腕を伸ばし、フロドをいくらか乱暴に引き寄せると、その小さい身体をきつくかき抱いた。秘めていた想いを全てぶつけるかの様に。
「フロド…きみを愛している。誰よりも…愛している」
耳元で囁かれる言葉にフロドは、嬉しさで震えた。
膝を付いたまま伸び上がり、アラゴルンの首へ腕を回し、しがみつく。
「僕もです。アラゴルン」
二人はどちらからともなく、唇を合わせた。
「……んっ…あぁ…」
川辺から芝草の生えた柔らかい場所へ移った二人は、互いの肌を合わせていた。
フロドの着ているものは、腕が通されているだけのシャツのみで、下肢から全てを取り払われている。その足は大きく開かれ、アラゴルンの腰を跨いで、向き合っていた。
アラゴルンの方は大木に背を預け、シャツのボタンは外されて胸が覗いている。そしてズボンから取り出された彼の中心は、小さな恋人と深く繋がっていた。
アラゴルンの唇が、フロドの白い首筋から肩へと降りて行く。
きつく吸われる度に、フロドは甘い声を上げた。
左肩に残る忌しい剣の傷跡を、アラゴルンの舌がなぞって行く。くすぐったくて、フロドは身を捩った。
アラゴルンは不意に行為を止め、顔を上げると、その傷跡を見つめる。
「アラゴルン?」
不安になったフロドは、愛しい人の名を呼んだ。
「……私はこの傷を見る度に、自分の無力さを感じられずにはいられない。それは、これからもずっと」
人間の王らしく、いつも自信に満ち溢れたアラゴルンの、初めて聞く弱気にも似た言葉に、フロドは戸惑った。
「そんな事、言わないで下さい。この傷が出来たからこそ、僕はあなたに惹かれたんですから。サムも僕の為に一生懸命に尽くしてくれるけど…」
フロドはアラゴルンの背に腕を回し、彼の厚い胸板に頬を擦り寄せた。
「――僕が選んだのはあなただ」
「嬉しい言葉だが、コトの最中に他の男の名を口にするのは、許せないな」
アラゴルンはフロドの顎をすくって、顔を上げさせると、噛み付く様にキスをする。
深く口付け、舌を絡ませ合う。
「フロド、動くぞ」
大きな碧い瞳に今にも零れそうな涙を浮かべ、フロドは頷いた。
ホビット族の中では背が高い方のフロドでも、アラゴルンと体格差は大人と子供である。大きな人の大きく膨らんだものを後ろで銜えたフロドの身体は、彼が動く度に激しく軋んだ。
「ああぁ…ん…あ…んっ…アラ…ゴルン…」
「はぁ…ぁんっ…フ…ロド」
うわ言の様に繰り返し名を呼ぶフロドの頬を、涙が伝い落ちる。その涙を唇で拭う。
小さな白い身体も、必死で求めて来る心も、フロドの全てが愛おしかった。
「アラ…ゴルン…いく…もう、我慢…出来な…」
フロドは限界まで膨らみ、固く勃ち上がった自らのものに、そろそろと手を伸ばす。それは先走りの液体で、充分過ぎる程濡れていた。
「フロド…共にイこう」
フロドが自分のものを握った途端、それは弾けた。それを見たアラゴルンも、フロドの中で愛蜜を吐き出した。
そしてぐったりと倒れ込んで来た、愛しい身体を抱き締めた。
久し振りに小説を書きました。しかも、仕事中に携帯に打ち込んでマシタ。たまに顔がニヤけて、アヤシイ人と化していました。きっと。 |