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■引っ越して■(2004/01/12)
引っ越しをしたのは,昨年の5月.新しいマンションを探し,引っ越し後の整理もなかなか時間がかかるものです.そんな中,最後の演奏会を8月2日に控えていました.私は,練習に多く参加することで,なんとか演奏会に参加できるようになっていたのですが,遠距離練習はなかなか大変でした.ます,8月までは演奏会の曲にとりあえず集中することにしましたが,通勤時間も今までより長くなり,なれない仕事ということもあり厳しい3ヶ月でした.
曲は,北欧の曲を中心にグリーグのペールギュントとピアノ協奏曲そしてシベリウスの交響曲1番でした.転勤を予想していなかったので,1stバイオリンに挑戦したのですが,どの曲も非常に難しく,なかなか弾けませんでした.そこを指揮者の先生にみつかりよく怒られました.冷や汗ものです.最後になかなか辛い練習を強いられました.
練習は厳しかったですが,本番は,「あなたたちはお医者さんじゃないから,間違ってもお客さん大丈夫.楽しんで…」(片言の日本語)というリハーサルの言葉をうけて,最後の演奏をたのしむことができました.アンコールの曲は,シベリウスの悲しいワルツ最後に1stバイオリン4人だけの演奏で終わるのですが,私がなぜか第2プルト.本番でも一人早く終わってしまうというミスをしましたが,その4人で立たせてもらいお客さんから拍手をもらいました.なんか申し訳ない感じで非常に照れくさかったですが,よい思い出になりました.最後の演奏会で,立たせてもらったのですから…
でも,これで八景フィルでのオーケストラ活動は中断です.
私は,無理矢理オケに参加していた感がありますので,しばらく基本からやり直したいと思います.8月から新しい先生探しを始めました.私の新しい住まいのある武庫之荘は,音楽教室は何軒かあるのですが,バイオリンをやっている教室がありません.一つの教室が,バイオリンの個人の先生を探してくれることになりました.
10月に先生と面接をすることになりました.こういうときは,どんな先生だろうなどと考えていくつになっても緊張するものです.実際あってみると松たか子似の若くて可愛い先生でした.個人でレッスンをされている方で,プロのオケでも演奏されています.今まで,使っているテキストと30歳でバイオリンを始めたことなどをお話しして,レッスンをお願いすることにしました.私にとって3人目の先生になります.
■オケの演奏会■(2004/02/07)
2月1日に八景フィルの定期演奏会があり横浜に帰りました.「演奏会にいきます」という連絡をオケのメンバーにすると,演奏会前のお手伝いをお願いされました.とはいっても団員への贈り物(花束など)の受付を30分程度だけです.それで,「ご協力ありがとうございました.」などといわれると,こちらがかえって恐縮してしまいます.演奏時間になると他のスタッフとは別に,特別演奏会場へ.曲はベートーベンの交響曲7番と映画音楽.ベートーベンの7番は,私の特に好きな曲のひとつなのでとても楽しみにしていました.ベートーベンらしくジャーンで始まり,会場にその響きが広がりました.その瞬間になかなかやるなと思いました.その後,曲が進んでいくと自分が客席にいるのが寂しくなってきました.やっぱり,一緒に演奏しているほうが,もっと一体感があって楽しい,のめり込める,血が騒ぐと思いました.このときは,団員のみんなが羨ましく思えました.
後半の映画音楽は,客席でお客さんの反応の良さが確認できてこれもよい機会だったと思います.アマオケを聴きにきてくれるお客さんは,必ずしもクラッシック音楽が一番好きという人ばかりではないのでしょう.お客さんの幅は,プロの演奏会よりも広いかもしれません.
さてレッスンですが,やっと長年練習してきた?(実はオケにはいっていたときは,オケの曲ばかりで教本はあまり練習していませんでした)鈴木のビバルディの協奏曲ト短調の1楽章が終わりました.かなりおまけの終了です.先生も飽きているのがわかったのでしょう.そして,2楽章へ進むことになりました.おおきくレッスンの方法が変わったところは,セブシックです.今まで,Part1bTをスラーをとって,四分音符=100〜120のテンポで練習するように言われていました.主に指のトレーニングでしょう.新しい先生は弓使いが気になったらしく,四分音符=60にして,まず一音一音を全音符で,次に2部音符,四分音符,スラーなしで三連符,スラーを三連符のみにつけて,譜面通りの順で練習するように言われました.基礎からやりなおそうと思っていたので,できるだけこのように練習しているのですが,これがえらく時間がかかります.
また,カイザーも1巻の10をやっていたのですが,とばして11に.しかし,こちらはあまり時間をとれずに,レッスンに挑みました.先生の前で引いたところ
「練習あまりできていませんね.譜読みに近い状態でしょ.区切って練習してきてください」
のコメント.なかなか,冷や汗ものでした.
■2月28日のレッスン■(2004/02/29)
カイザーやセブシックは曲に比べて決して楽しいものではありません.でも,こういった基礎練習はボーイングや指の動きの訓練として大切なものだなと改めて感じています.オケに入っていたときは,曲をさらうのに手一杯で,弾き方等を十分確認している余裕がありませんでした.そう考えると今はいい機会です.嫌いだった基礎練にも時間をかけられるようになってきました.
28日のレッスンのでは,カイザーがうまくいきません.音程に気をつけることと,弦を押さえていない指を指板からはなさず次に押さえる位置の近くにかまえることをポイントに練習していました.しかし,左指については,また同じ指摘をされてしまいました.長い間の悪い癖が抜けません.右手の堅いのが指摘され指弓の練習方法を教えてもらいました.
「水の入ったカップを持つ要領で,水をこぼさないように…」
と言われて,なるほどと思うのですが思うように動かない自分の体が情けないのです.
曲は,ビバルディの協奏曲ト短調の2楽章の3回目.家で練習していたときよりうまくいかず.動揺しながら弾いていたのですが,
「音程がよくとれていました.休符と強弱に気をつけて,3楽章も譜読みをして来てください.」
とまずまずの反応.本人はこれでいいのかな〜と不思議な気分です.
でも,次に進めそうなので一安心.
今日は,お休みで特に予定もありません.洗濯などをしながら昨日の復習をと思うのですが,いつの間やら,自分が弾けもしないのに集めた譜面を引っ張り出て,弾けるところだけ適当に弾いて遊んでしまいました.もし,周りで聞いている人がいたらいい迷惑だったでしょう.でも,こういう時間ってとても楽しいですよね!!皆さんも買い込んだ譜面ってありませんか?
■7月4日のレッスン■(2004/07/11)
オケに入団したときは,鈴木の5巻をレッスンで習っていました.そして,オケ在籍中の3年間は教本のほうはほとんど進みませんでした.前回6月12日のレッスンで,長かったビバルディのコンチェルト(1〜3楽章)も前回のレッスンでやっと終了しました.この時,第1楽章〜第3楽章まで続けて引いたのですが,なんともへろへろの演奏で,やり直しを覚悟しながら弾いていました.それでも,ずいぶん長い間練習していたということを考慮に入れてか,
「だんだんテンポが速くなるのがよくないですが,落ち着いて弾けば大丈夫でしょう.」
とおまけで○がもらえました.今回からはウェーバーのカントリーダンスです.バロックから脱出してちょっと嬉しい感じです.この後,比較的短い曲が2曲続くので誕生日までには,この2曲を終わらせたいと考えています.最後のドッペルコンチェルトを先生と一緒に弾くのを年内に実施したいと考えています(ちょっと楽しみ).
さて,カイザーの一巻もようやく12番に到達し,
「2巻を買っておいてくださいね」
といわれ,譜面屋さんに行って早速購入しました.なんか,急に進んだ感じです.(錯覚でしょうが…)もうすぐ10年になりますが,このペースで行くと3巻まで終了すると60歳になってしまう勘定になります.ちょっとペースアップしたいものですが,慌ててもしょうがないのでしょう.
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