K6-2の旧コア(26050 Stepping 0)と新コア(26351 Stepping C)のメモリアクセス速度を比較してみました。

測定環境
 M/B:AsusTek P5A BIOS 1.004
 Memory:64MB SDRAM CL3(強制的にCL2の設定で動作)
測定にはcoretest/97 1.01を使用しました。
BIOS 1.004では新コアのWrite Allocateに対応していました。

26050と26351のメモリアクセス速度
K6-2 100x4=400MHz 26050
MB/sReadWriteMove
1kB1455.71461.11488.7
4kB1510.51507.01519.3
16kB1513.71524.71522.7
64kB374.8195.9196.7
256kB374.4195.7196.7
512kB373.7195.3195.6
1MB196.9112.2118.8
2MB196.0112.4119.4
K6-2 100x4=400MHz 26351
MB/sReadWriteMove
1kB1461.11461.01488.9
4kB1505.21512.01519.3
16kB1522.01506.81526.7
64kB495.8212.2218.6
256kB494.3215.9216.4
512kB492.1215.7217.2
1MB250.197.1107.6
2MB249.197.2107.5
興味深いのは新コアのL2キャッシュへのアクセス速度です。
かなり速くなっています。新コアはChomperXT(CXT)と呼ばれL2を内蔵したK6-3(SharpTooth)の内蔵L2をOFFしてあるものだと言う話も聞きましたのでその影響でしょうか?
あと、メモリへのアクセスもREADだけ速くなり、WRITEやMOVEは逆に遅くなっています。
そのせいか、Final RealityやCluster3Dなどのベンチマークでは新コアがかなり速くなり、メモリへの書きこみを多用するSuperPIなどは遅くなっています。
SuperPI 104万桁
旧コア 400MHz 8分21秒
新コア 400MHz 8分58秒
旧コア 380MHz 8分48秒

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