「雪風」くんの説明を見て興味を持った貴方は勿論、「ジール」って何?という方は必見!
ジールの魅力をさらに追求しますよ。
まずはお決まりのスペック(カタログ)データのご紹介。
車名 | FZX250ジール |
型式 | ヤマハ・3YX |
全長×全幅×全高 | 1,990×715×1,045(mm) |
総排気量 |
249cc |
車両重量 | 164kg |
乾燥重量 | 145kg |
エンジン型式 | 水冷直4DOHC |
ボア×ストローク | 48.0×34.5(mm) |
圧縮比 | 12.0:1 |
最高出力 | 40ps/12,000rpm |
最大トルク | 2.7kg・m/9,500rpm |
ミッション | 常時噛合式6速リターン |
燃料タンク容量(予備) | 15リットル(約2.7リットル) |
定地燃費(50km/h) | 51km/リットル |
Fタイヤサイズ | 110/70−17−54H |
Rタイヤサイズ | 140/70−17−66H |
カラーバリエーション | 初期型:ブラック、レッド、ブルー II型:シルバー、レッド、ブルー III型:シルバー |
同クラスのネイキッドスポーツの中ではかなりシティユーズに振られているのが特徴で、特に最大トルクはクラストップです。
ボディカラーは、初期型はブルーがイメージカラーでしたが人気はいまいち。II型はブルーとレッドが鮮やかでしたね。
異彩を放つのはシルバー。ジールの特徴とも言えるラジエタカバーがブラック塗装されており、インパクトはシリーズ随一といえるでしょう。
シート&ハンドルポジションは人間工学に基づいて生み出された、きわめて自由度が高いもの。 大柄な男性から小柄な女性まで幅広く対応します。 |
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メーターはネイキッドの定番とも言える砲弾型。 タコメータ内には「オーバードライブ」ランプが装備されており、オーバードライブ(6速)走行時に点灯します。 初めてジールを運転する人は必ず「ニュートラルに入った!」と勘違いします。 |
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ジールの特徴の一つ、「小物入れ」。 グローブと付けたままでの開閉が可能なので、高速券などを入れるのに便利。 ちなみに前オーナーであるトメさんはウェスを常備していて、信号待ちなどでマシンを磨いてました。 |
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ジール最大の特徴とも言える「ジールバッグ」。 このように広げてシート上に固定します。 あまり大きな荷物は積めませんが、雑誌やノートぐらいは楽勝です。 勿論防水加工してあります。 難点は、装着が若干めんどくさいことですかね。 |
スイッチ類は当時のヤマハ車に使われていたモノと共通。 人間工学に基づいて設計されたスイッチ形状はとても使いやすくてGood! |
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ジールの外観上の特徴とも言える二本出しマフラー。 排気音はジェントルでかつ脈動感がある、とてもしっとりした音です。 |
エンジンはFZR250R譲りのDOHC4気筒で、クラス上限の40psを発揮します。 またロングストローク化する事により、250ccにしては余裕のトルクを誇ります。 II型はエンジンがシルバー塗装されており、高級度がアップ。 |
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足周りはオーソドックスなテレスコピック&スイングアームタイプですが、リアサスは二本ショックを採用。 乗り心地はきわめてソフトで快適ですが、ワインディングではイケイケ走行するとすぐに音を上げます。 ゆったり・のんびりがジールの信条なので、肩の力を抜いて周りの風景を楽しみましょう。 ブレーキは前後ともシングルディスクですが、十二分な効きでとても扱いやすいフィーリングです。 |
ホンダ・ジェイド | 「ホンダ」と「ヤマハ」と言えば昔も今もライバル同士。 ジールがデビューするちょっと前に世に送り出されたのが、この「ジェイド」です。 エンジンはCBR−RRのカムギアトレーンエンジンをそのまま搭載してスポーツ性をアピールするも、カムギアの「キュンキュン」なサウンドがイメージに合わないと賞されて人気は出ず、撃沈。 オーソドックス過ぎたデザインも市場では受け入れられなかったようです。 |
スズキ・バンディット250 | 「ネイキッドスポーツの雄」と言えばスズキ「バンディット」。 今見ても色あせないスタイル、GSX−R譲りの高回転エンジン、モノコックサスによるレプリカ顔負けの走りなど、当時一世を風靡しました。 95年のフルモデルチェンジで、クラス初の可変バルタイエンジンを採用。 |
カワサキ・バリオス | クラス最後発となったカワサキ「バリオス」は、まさにカワサキ車的な作りが特徴。 荒々しさが残るZXRのエンジンを馬力規制前の45psのまま搭載。オーソドックスながら飽きのこないスタイルで人気を確立。 現在ではホンダ・ホーネットと人気を二分するまでに至っています。 |
ヤマハ・R1−Z | ヤマハ車内でもライバル視されてきたマシン、R1−Zは、1990年に名車RZの後継としてデビュー。 旧TZRのパラツインエンジンは、独特の乾いた音と白煙を残しながらカッ飛んで行きます。 2ストが市場から追いやられた現在では新車で購入することが出来ませんが、一度は乗る価値があるバイクだと思います。 |
どうですか?ジールというバイクについて興味を持っていただけましたか?
今では新車で購入することが出来ないバイクですが、オススメナンバー1のバイクです。
機会があったら、皆さんも乗ってみて下さい。
きっと、「これは良いバイクだ」と思っていただけると思いますよ。