公爵桂太郎と桂公園
  桜尾城主桂元澄の末孫である公爵桂太郎は、大正元年(1912)に桜尾城跡の全山を買収して、当時の廿日市町に寄贈し桂公園と命名した。桂太郎は山口県出身で陸軍大将及び三度首相を務めた軍人政治家であった。
 寄贈の条件で桂公園と命名し、永久に城跡公園として維持することになっていたが、城跡は削平され寄贈者の意思が生かされていない公園となっている。桂公園碑は開園を記念して建立されたものである。(桂公園記)



はつかいち点描