厳島神社絵馬模写縮図一覧

 厳島神社本殿各所には奉納された数多くの絵馬が掲額されていた。これらは潮風に吹き曝されて退色、破損が進行するために江戸後期から明治期にかけてこれらを模写縮図し、刊行本にして後世に伝えていくためと案内書を兼ねた厳島絵馬鑑や厳島絵馬帖などが刊行された。
 厳島絵馬鑑に使用するための絵馬縮図を地御前出身の画家渡辺対岳が描いており現在33枚が現存している。これらのうち厳島絵馬鑑に採用されたものは24点で、他の画家が関わったものも9点あるので、当初は絵馬鑑に収録する絵馬のすべてを模写縮図していたものと思われる。
 『厳島神社絵馬模写縮図について』 広島県文化財ニュース 第148号 平成8年3月29日 広島県文化財協会に詳述している。
橋弁慶の図 牛若丸の図 田植の図 厩馬の図 三福神の図
宝船の図 檀風の図 楓に鹿の図 寒山拾得の図 児持山姥之図
玄徳躍馬跳檀渓図 張飛之図 龍之図 関羽之図 裸馬之図
杯一器 神馬之図 錘馗之図 文王得太公望之図 寿老人之図
鳴門海月之図 獅子之図 俵藤太射蚣之図 菊慈童の図 韓信出市人の袴下之図
楓に鹿之図 林和靖之図 神馬之図 裸馬之図 牡丹獅子之図
神功皇后武内宿弥之図 弁慶負釣鐘之図 六々魚之図
みやじま地区点描