１９９５年
| 週刊文春ミステリーベスト１０（国内編） | （海外編） | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| １ | テロリストのパラソル | 藤原 伊織 | １ | 女彫刻家 | ミネット・ウォルターズ／成川 裕子 訳 |
| ２ | ホワイトアウト | 真保 裕一 | ２ | 少年時代 | ロバート・Ｒ．マキャモン／二宮 磬 訳 |
| ３ | さらば長き眠り | 原 尞 | ３ | 有罪答弁 | スコット・トゥロー／上田 公子 訳 |
| ４ | 魍魎の匣 | 京極 夏彦 | ４ | 死者との誓い | ローレンス・ブロック／田口 俊樹 訳 |
| ５ | パラサイト・イヴ | 瀬名 秀明 | ５ | 死者の長い列 | ローレンス・ブロック／田口 俊樹 訳 |
| ６ | 龍の契り | 服部 真澄 | ６ | ＬＡコンフィデンシャル | ジェイムズ・エルロイ／小林 宏明 訳 |
| ７ | 蝦夷地別件 | 船戸 与一 | ７ | 告解 | ディック・フランシス／菊池 光 訳 |
| ８ | 炎蛹（新宿鮫Ⅴ） | 大沢 在昌 | ８ | グリーンリバー・ライジング | ティム・ウィロックス／東江 一紀 訳 |
| ９ | 誘拐者 | 折原 一 | ９ | 罪の段階 | リチャード・ノース・パタースン／東江 一紀 訳 |
| 10 | らせん | 鈴木 光司 | 10 | ブラック・ハート | マイクル・コナリー／古沢 嘉通 訳 |
| 10 | 遙か南へ | ロバート・Ｒ．マキャモン／二宮 磬 訳 | |||
| 次 | 狂骨の夢 | 京極 夏彦 | 次 | 英国風の殺人 | シリル・ヘアー／佐藤 弓生 訳 |
| スキップ | 北村 薫 | ||||
| このミステリーがすごい！’９６（国内編） | （海外編） | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| １ | ホワイトアウト | 真保 裕一 | １ | 女彫刻家 | ミネット・ウォルターズ／成川裕子 訳 |
| ２ | 鋼鉄の騎士 | 藤田 宣永 | ２ | 少年時代（上・下） | ロバート・Ｒ．マキャモン／二宮磬訳 |
| ３ | 蝦夷地別件 | 船戸 与一 | ３ | 死者との誓い | ローレンス・ブロック／田口俊樹 訳 |
| ４ | 魍魎の匣 | 京極 夏彦 | ４ | ブラック・ハート（上・下） | マイクル・コナリー／古沢嘉通 訳 |
| ５ | テロリストのパラソル | 藤原 伊織 | ５ | 第二の銃声 | アントニイ・バークリー／西崎憲 訳 |
| ６ | パラサイト・イヴ | 瀬名 秀明 | ６ | 有罪答弁 | スコット・トゥロー／上田公子 訳 |
| ７ | スキップ | 北村 薫 | ７ | マエストロ（上・下） | ジョン・ガードナー／後藤安彦 訳 |
| ８ | ソリトンの悪魔 | 梅原 克文 | ８ | 殺戮のチェスゲーム（上・中・下） | ダン・シモンズ／柿沼瑛子 訳 |
| ９ | 狂骨の夢 | 京極 夏彦 | ９ | ただ一度の挑戦 | パトリック・ルエル／羽田詩津子 訳 |
| 10 | 天使の牙 | 大沢 在昌 | 10 | パパはビリー・ズ・キックを捕まえられない | ジャン・ヴォートラン／高野優 訳 |
| 受賞作（作者） | 候補作（作者） | |
| 江戸川乱歩賞 | テロリストのパラソル（藤原伊織） | ヒポクラテスの柩（ヘンリー川邊），あなたに夢印（小林仁美），北緯３５°の灼熱（野沢尚），流石（渡辺容子） |
| 横溝正史賞 | 女神の永遠（柴田よしき） | 盟約の砦（藤村耕造）、暮れ色の街（釣巻礼公）、血雨（熊谷京子） |
| サントリーミステリー大賞 | エンペラドール 天皇 の密使(丹羽 昌一；読者賞も) |
シャドーランサーの男（高橋俊；佳作），黄色い流砂（桝田武宗；佳作） |
| 鮎川哲也賞 | 狂乱廿四孝（北森鴻） | 紙の中（青壁憂也）、繭の夏（佐々木俊介）、最期の風景（三好圭一）、藤田先生のミステリアスな一年（村瀬継弥）、最果ての国（横内正彦） |
| 日本ホラー小説大賞（長編部門） | パラサイト・イヴ（瀬名秀明） | 鬼がやってくる（山田有比呂）、遠い約束（土屋理敬）、脳の中の樹海（柳原慧） |
| 日本ホラー小説大賞（短編部門） | 玩具修理者（小林泰三） | 赤い羽根の秘密（倉阪鬼一郎）、サーディンズ（Sardines）（平井伸秀）、洗濯屋の夜の仕事（草原克）、ハナ（藤岡真） |
| 日本推理作家協会賞（長編部門） | 沈黙の教室（折原一） 鋼鉄の騎士（藤田宣永） |
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| 日本推理作家協会賞（短編部門） | ガラスの麒麟（加納朋子） 日本殺人事件（山口雅也） |
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| 日本推理作家協会賞（評論部門） | チャンドラー人物事典（各務三郎） | |
| 直木賞（春） | 該当作品なし | 永遠も半ばを過ぎて（中島らも）、桃色浄土（坂東眞砂子）、風が呼んでる（小嵐九八郎）、いまひとたびの（志水辰夫）、高杉晋作（池宮彰一郎） |
| 直木賞（秋） | 白球残映（赤瀬川隼） | そは何者（東郷隆）、夏の災厄（篠田節子）、夜を賭けて（梁石日）、千里の馬（池宮彰一郎）、百面相（内海隆一郎） |
| 山本周五郎賞 | 閉鎖病棟（帚木蓬生） | 聖域（篠田節子）、闇の松明（高橋直樹）、鋼鉄の騎士（藤田宜永）、見張り塔からずっと（重松清） |
| 1995年マイ・ベスト１０ | 作品に対するコメント | ||
| １ | 魍魎の匣 | 京極 夏彦 | コメントは不要でしょう。とにかくぶっ飛びました。 |
| ２ | ホワイトアウト | 真保 裕一 | 「待っていろ、吉岡」のセリフにしびれました。→感想文 |
| ３ | 解体諸因 | 西澤 保彦 | 犯人はなぜ死体をバラバラにするのか、という「小理屈」へのこだわりがとにかく見事。→感想文 |
| ４ | 天空の蜂 | 東野 圭吾 | 東野が社会派に挑戦？ これも氏の芸の広さということで。→感想文 |
| ５ | 崩壊曲線 | 羽場 博行 | 羽場博行メジャー化推進！破壊シーンの迫力がすごい。→感想文 |
| ６ | 迅雷 | 黒川 博行 | 私には感情移入できないキャラのはずなのに、ついつい感情移入させられてしまいました。 |
| ７ | 掌の中の小鳥 | 加納 朋子 | 瀬尾さんシリーズとはまた違う魅力のキャラクターがいい。 |
| ８ | されど卑しき道を | 風間 一輝 | この作家の奇妙な分野への知識の深さが楽しい。 |
| ９ | 木野塚探偵事務所だ | 樋口 有介 | 切り口は違えど、いかにも樋口有介作品らしいキャラに。 |
| 10 | 鳩笛草 | 宮部 みゆき | 久々の現代物ということで、宮部には点が甘い私。 |
| 次点 | 鳴風荘事件 | 綾辻 行人 | お久しぶりの明日香井兄弟シリーズ。ロジック中心の展開と、深雪さんがいい。 |