呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。

ゲームソフトは高いのか?

 かくして、DCユーザーになってしまった私なのだが、仕事がクソ忙しいのの反動か、ゲームソフトを3本も買ってしまったのだ。まったく、64の『スーパーロボット大戦64』。PSの『幻想水滸伝』『幻想水滸伝 2』『幻想水滸伝 外伝』とDCの『サンライズ英雄諠』が途中なのにこの体たらくである。
 しかし、まったく仕事が無茶苦茶でやっていられないのだ。もしかしたら私はストレスによる買い物症候群に陥ってしまったのかもしれない。困った話である。というか買い物症候群になるためには金がいるのだ・・・。その金を私は持っていない。どうすればいいのだろうか・・・
 ま、何はともあれ、実際の話は全部で2本分くらいしか価格はかかっていない。別に中古を購入したわけではない。そのうち2本はベスト版という代物である。
 ちなみに、『幻想水滸伝』『幻想水滸伝2』もベスト版である。
 プレイステーション(PS)という32ビットゲームマシンとして一人勝ちしてしまった、化け物のような存在は、更に同業他社を駆逐するためにとんでもない戦術を行使した。
 それがベスト版という代物である。むろん、サターン(SS)も追随したのだが、SSが下位互換を持たないDCの発売によって命脈を断たれてしまったのに対し、PSは完全ではないにしろ下位互換を保ったPS2のおかげもあって未だにその価値は減じてはいない。というか個人的には、未だ私は欲しいゲームがPS2にはないのである。(『エターナルリング』は既に中古屋の店先に消えてしまった・・・)
 話が少し脱線してしまった。このベスト版という代物は、CD−ROMの特徴を生かし切った戦略である。ゲームカセットと異なり、CD−ROMは単なるポリカーポネイトの円盤だ。一回データを作ってしまえば、あとは焼き込むだけでいくらでも量産が効く。プログラムという初期投資が回収できれば、あとは量産してもかかる費用は屁のようなものなのだろう。たぶん。でないと最近の異様なCD−R安の現象が理解できないのだ。
 よって、最初の1〜2年は5〜6千円で売って、残りは2〜3千円で売っていこうと言う作戦は企業的には充分理解できる内容である。
 同時にこれは消費者にとっても甘い罠なのだ。だって、大迫純一氏がシナリオ書いた作品の続編?(確認が取れていない、即パッケージ開ければいいのだが、私はゲーム始めるまではパッケージ開けないので・・・確認していないのだ)である『19時3分発夜光列車』が、しかも今の今まで中古屋でも滅多に見ない、見たとしても3,980だとか3,480だとかの価格がついていた代物が・・・。たったの1,780円である。これを買わずして何を買うというのだ?
 更に、『現代大戦略』以来の大戦略家である私に挑戦するような『サイバー大戦略 出撃!はるか隊』も2,480円ではないか。これは実はAVGパートがあるとかで小莫迦にしていたのだが、あの『リンダキューブアゲイン』や『俺の屍を越えてゆけ』の『マーズ』さんが噛んでいるとなったら買うしかないではないか。
 しかしである、これらが5,800円という正規の価格であったら、まだ、ブレーキが効いていたかもしれない。しかし、しかしである、これが上記の値段となったとき、理性のたがはたちまちはずれ、散財の道を突き進むのである。
 ああ、選ばれし者の恍惚と不安、我にあり。
 なにを気取っているのか・・・。

 ともかくだ、ゲームソフトの低価格化によって、私の財政はますます圧迫の一途をたどっている。
 と、いうことは、単純な話、今までのこれらゲームの価格は高かったといえるのだろうか? 少なくとも、私にとっては上記二つのソフトは申し訳ないが、過去において定価分の価値を認めることが出来なかったのだ。むろん、やってみてから価値が変わる可能性は否定できない。しかし、現在のゲーム業界においてその、中身を確かめるという行為は非常に難しいものであるのもまた確かなのである。
このあたり、何とかならないのだろうか?
 ただ、その中身を知るという行為の一助として、最近はこのインターネットの各個人サイトの批評というものが存在するのだが・・・。同じような趣味を持つ人間の評価は非常に参考になるのだ。
 というわけで、今回定価で購入したもう一本のソフト。『ガンパレードマーチ』こそ、実はそういう買い方をしたはじめてのソフトである。結構高い評価なのだが、果たして鬼が出るか蛇が出るか・・・。(00,11,4)


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