呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


最近の目覚ましって奴は・・・

 目覚まし時計が壊れてしまった。恐ろしいことに朝の8時なんだか7時なんだか訳が分からないところに短針が来るようになってしまったのだ。むろん、原因は目覚まし時計を世界の誰よりも憎んでいる私にある。薙払う、叩き付ける。投げ飛ばす・・・。このような仕打ちを受けた目覚まし時計が反乱を起こすのは当然といえよう。
 しかたなく、壊れた目覚ましに数滴の麦酒をそそぎ、苦労をねぎらってから新しい目覚ましを買いに行ったのだが・・・。
 そのときの私の購入条件は以下の通りだった。

 1 ともかく、時間が見やすいこと。
 2 最初はやさしい音で、そのうちに大きくなり、最後はベルでとどめをさしてくれること。
 3 30男なんだからそれなりに渋いこと。

 ま、1番は必要不可欠といえる。現在、私の部屋にある壁掛け時計は、もう20年以上のつきあいになるのだが、正しい時間を指したことがないというとんでもないしろものなのだ。平気で20分や15分は遅れたり進んだりしてくれる。この時計を信じているとろくなことにならない。ある時は彼女とのデートに早く行きすぎてトラブルに巻き込まれ、ある時はデートに遅れ・・・。(泣)
 いやいや。ゆえに目覚まし時計が最後の武器なのだ。見やすくなくては困る。
 次に、親元から職場に通う30男としては最初からあまりうるさい目覚ましも困る。少なくとも起きるのは俺だけなのだから、可能な限りソフトに願いたい。しかし、起きないときは最大音量で鳴ってくれないと職場に遅刻してしまう。
 この条件を満たしてくれたのが、ぢつは過去10年近くつかえてくれたシチズン社の『だんだんトーン』だったのだ。これは最初は小さな電子音がだんだん音量をあげて3回鳴って、最後にベルがとどめを刺してくれると言う代物だった。
 これと同じものを買いに行ったのだが、時代は流れ、そんな商品は消滅してしまっていた。
 最初から大音量のベルが鳴るもの。電子音がうるさいもの・・・。
 Yカメラの親切な女子店員さんが言うには、最近は最初から不快な音で一発お目覚めというパターンが多いというのだ。しかし、自分だけが良ければいいのだろうか? なんとなくそんなことを考えさせられる、今回の買い物だったりする。
 結局買ったのは電子音が5段階で大きくなるものだった。どうも、ベルがないのが不安なのだが、最後の音が結構大きいので、買ってしまった。
 明日から、きちんと起きられればいいのだが。(99/6/30)


homenext.