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過ぎし日の Small Talks

第1集 : 6/15-9/18/1999 編

超訳: いたがきもと


【9/18/1999】 Seattle,WA の International District にある、"Pho-Hoa" というヴェトナム風ヌードル屋にて、店員(多分ヴェトナム人)と。

「ご注文は?」
「この "TAI CHIN NAC" ってヤツ下さい。Bowl のサイズは...」
「Large? Small?」
「ええっと、Large ってどのくらいの大きさですか?」
「(間髪入れず) I don't know.
「・・・」
「あー、あの隣のお客さんが食べてるヤツ。 あれ、多分Large.」
「あ、はいはい(けっこうデカいな)。んじゃ Small ってどのくらいですか?」
「(さっと一瞬店内を見回して) I don't know.
「・・・」
「Which one?」
「あ、あぁー、んじゃ Large。あ、これすごい辛いですか?」
I don't know.

いい度胸してんじゃねぇかぁ〜。
しかし細谷君、小池君、ここのはなかなかイケるでぇ〜。


【9/14/1999】 こんなTシャツを見た、という話。

ハーレーのオートバイに乗っていた屈強そうなおじさんが着ていたTシャツの背中には、

"If you can read this, my wife fell off"

うまいっ。
話によると、わりと有名な冗談Tシャツデザイナーだか誰だかの、 今年の新作の一つだそうです。

でも全然 Small Talk じゃないじゃん。失礼。


【8/25/1999】 自宅近くのスーパー "Albertson's" にて、 僕の前に並んでいたティーンエイジャーの女の子達とレジのおじさんとのやりとり。

「4ドル 53セントになります。」
「オーケー、あ〜っ、3セント足りない。 ね、おじさん、ペニーコンテナないの?」
「ごめんね、うちはペニーコンテナ用意してないんだよ。」
「どうしよー。ね、あんたペニー持ってる?」
「ん〜、ない。ペニーどころかお金全然持ってきてないもん。」
「あーん、困った。」
「ああ、 じゃ、いいよ。4ドル 50セントでいいから。 」
「ほんとぉ? やったー、おじさんありがと。Bye〜。」

これで買えなそうだったら、 女の子達に数セントくらい恵んでやろうと (だって彼女らレジに並びながら既に商品の封を開けて飲み食い始めてたもんね) 財布に手をかけたところで、 なんか解決してしまってました。
しかしおかしい、小さい頃、僕は親に 「1円だからって粗末に扱ってはいけません。 100円のものも、 あなたが99円しか持ってなかったら買うことができないんだからね。」 と教えられたものだが....んん、ここはアメリカ。

(注) ペニーコンテナとは?
アメリカでは、 大抵レジの前にペニー(1セント硬貨)の載った小皿が置いてあり、 客がお釣りにもらった半端なペニーをそこに置いていったり、 店員が半端な額(1〜4セント) は客からもらわずにここから適宜補充したりしている。 これはなかなか合理的なシステムと思うけど。


【8/3/1999】 分割後のうちの会社の新社名 "Agilent-Technology" が発表された時(7/28)の、職場の日本人エンジニア達(自分含)の反応。

「この新社名に慣れなてないせいか、イマイチ何の感想もなし。」
「日本人には聞き慣れない単語(agile)なせいか、イマイチ何の感想もなし。」
「オウムとかのアジテーションが連想されて何だかなぁ。」
レンタル会社みたいな名前だなぁ (日本人は "L" と "R" の区別が苦手だしぃ)。」
「てことは、味の素のレンタル事業部門か?」
「ロゴに空白が多くてスカスカしててイマイチ。」
「なんかマークがヒワイでだっさい。」

新社名発表直前の HP executive の言い訳(つまり予防線):
「どんな名前でも最初は戸惑うかも知れない。
 しかし、その新しい名前のブランドイメージは、 我々のこれからの業績によって創られていくのだということを忘れないで欲しい。」

HP 分割後の、我々計測・分析機器部門の新社名は、 この新社名発表日までは社内的には The New Company を略して "NewCo" という呼び方で統一されてました。 個人的にはだんだんこの呼び方に慣れてきたので、 もういっそのこと "NewCo, Inc." にしちゃおうよ、とか一瞬思いましたが、
「そうすると日本法人は 日本ニュウコ(株) になるのかな? なんか食品会社みたいでダサイ〜。」
と別の日本人エンジニアに言われ、我に返りました。

というわけで、うちの会社は 1999年 11月から、新社名に変更になります。 ロゴは数年内に別のデザインに変更されるとみた。


【7/21/1999】 California の某事業所から、 出張でうちの事業所に来ることになった友人 (僕と同じ境遇の日本人エンジニア)との e-mail。

「出張中はもちろんレンタカーも予約していますが、どこでお会いしましょ?」
「んじゃ、車2台になるから丁度よいので日曜日カヌーしましょ (@Little Spokane River)。」
「ん?なぜに車2台だとちょうど良いのでしょう?」
「よっしゃそれでは考えてみよう。
 川上で車からカヌーを下ろして、川くだって、川下でカヌーを陸揚げして、 さて、そのあとどうする?」
「ん〜〜〜
 カヌーを放流する2人。
 『今までありがとー』 
 『忘れないよー』
 夕日に向かって流れていくカヌー。そしてエンディングテーマが。」
「♪あ〜あ〜あああああ〜あ〜♪ 提供は、カルピスでお送りしました。
 ...って、あとで弁償してね。」
使い切った、と考えましょう。

....。でもゴミは持ち帰ろうね。
ってゆうか、元々の問題は依然解決される兆しなし。


【7/19/1999】 職場にて。ずっと前の話だけど、 せっかく思い出したので書いとく。

「あれ? Mike は? 今日休み? 質問があるんだけど。」
「ああ、ヤツは今週は Juror として Court に行ってるよ。」
「Court...えー裁判所? わお。で..な、何? ジュ..ジュリ?ジュラ??」
「えーっと、 アメリカでは一般市民が Judgeman に選ばれるというシステムがあってな...」
「(あっ! 「陪審員」のことか!) をー、なるほどを〜。へぇーすっげー。」
「イエース。 アメリカシチズンならランダムに誰でもなる可能性があるからな。」
「うんうん、聞いたことある。」
「でも、 普段は裁判所はあまりエンジニアを Juror に選びたがらないけどな。」
「へー、ナゼニ?」
「エンジニアは Tooo Logical, Tooo Factだから。」
「なんで? その方が正しい Judge が出来るからいいんじゃないの?」
「イーヤ、人々はそんなことを Juror に求めちゃいないのだ。
 人々は、もっと Emotional、 情に流されてどうとでもなる判断を求めているのさ。
 俺らエンジニアは Evidence から理詰めで Judge していくから、 みーんなイヤがるのだ。 ダーッハッハッハ。」

おいおい、そんなんでいいんか陪審員.....

話によると、 Juror に選定されるのはまさに逆宝くじみたいなもんで、 Driver's License や Social Security Number のリスト等からチョイスされて「赤紙」なるものがやってくるそうです。 一生当たらない人もいれば、 しょっちゅう当たっている運のいい(?)人もいるそうですが、 とにかくみんなやりたがらない。 だからって避けられるもんでもない。 まぁ「赤紙」が来たら即決、 ではなくまずは適性を調べるインタヴューを受けるのだけど。 とにかく選ばれたらその間自分の仕事ができないし、 Court から支給される手当てもほとんど交通費程度とのこと。 自分の会社がその間も給料支払ってくれるとこならまだ救いがあるが。
大抵は一週間程度で終わるけど、
「O.J.シンプソン事件みたいのに当たっちゃったらもう大変よ〜(談)。」
けど仕事をリタイヤして暇もて余してるおじさんおばさんの中には、 大好きな人もいるらしい。


【7/16/1999】 昼、会社のカフェテリアのレジで並びながら。 とある同世代の若手女性エンジニアと。

「モトぉ〜、久しぶり。元気〜?」
「やぁ〜久しぶり。もちろん元気さ。」
  (→ で、しばし雑談モード)
「あ、そうそう、ところで今日モトはココ(カフェテリア)で食べる?」
  (注: うちの職場は、自席で食事をすることが許されている)
「ん? (自席で食べるつもりだったけど) ああ。いいねぇ。いいよ。
 じゃ、ココで食べよっか。」
「うんわかった。 じゃ、私は上(自席)で食べるから。 ちゃぉ〜。

.....。 だ・っ・た・ら・訊くなっ!

(なんとなくまずカフェテリアのテーブルに置くフリをして、 彼女が上に登っていったのを確認してから、 間を置いて上(自席)に戻った小心者の僕。)


【7/9/1999】 Post Falls(Idaho)の、とある若(バカ)者達の集う Bar で。 職場の友人(イタリア人&イギリス人)と。

「いやー僕、アメリカでこういう不健康そうな所来たの初めてだったから、 すごくフレッシュな体験だったよ。」
「今日はパーティーと、このバーと、いやー nice な日だったな!」
「ああ、very fun だった。」
「モト、こういうのを日本語で何て言うんだ?」
「は?」
「とても nicecool だったなーって時。」
「あ、ええーと、だなー (何だ? 何て言えばいいんだ??)...う〜ん、
 いやー、良かった。良かったよー。かな (何か違う気がする〜)。」
「そうかー、よし。 イッヤー、ヨッカットヨー。」 (握手握手)
ヤッカッタッヨー。カンパーイ。コンバンワー。 」 (握手握手)
良かった良かったー。(なン〜か違う〜)」 (握手握手)

え〜と、そういやこういう時って、何て言えばいいんだ....っけか? 「タノシカッタ」かな? ん〜。


【7/3/1999】 Wallowa(Oregon)近く、車中にて。日本から来た友人と。

「千葉大は何て略してます?」
「チバ大。わざわざセン大とは言わんし、チ大とも言わないかな。」
「じゃ富山大はわかります?」
「んー、ト大? フ大? わかりません。」
「答えはトミ大。 さすがにトヤ大とは略さないみたい。」
「...そういやウチ(東北大)はもうアレ以外略しようがないねぇ。」
「確かにトウ大じゃダメだし、ホク大でもダメだし...」
「間を取ってウホ大ってのは!」
「うわははー、やだなぁー。」
「んじゃ最初と最後取ってトク大。」
「主婦向けお買い得って感じだ〜。」

ちなみに「トンペー」っていう言い方、 意外と他大生には知られていないらしいです。

【7/15/1999 加筆】 昔々、 学内ネットニュース(?)BBMS (そんなんありましたなー。懐し〜。)で、 「ウホ大」の話題が出たことがあるそうです。考えるこた皆同じやね。 (情報提供: 海和氏)


【6/15/1999】 職場にて、とあるアメリカ人と。

「モト、これ知ってる?」
「何?」
「Obi-one Kenobi and Luke Skywalker are going to lunch together.
 They go to a Chinese restaurant because it's Obi-one's favorite.
 In the restaurant, Obi-one was just doing fine with chopsticks and enjoyed the meal.
 On the other hand, Luke couldn't figure out how to use it.
 He seemed struggling with it. Then Obi-one said "Luke, use the fork!"
「は? 映画の中で彼らはチャイニーズレストランにでも行ったの?」
 (だって近未来設定としてはいかにもありそうでしょ)
「あれ? 面白くない?」
「んんん...と、何が?」
「だから、ジョークよジョーク。ぷぷぷ。」
「????」

......ごめんね。 ボク、この映画に詳しくなくて元ネタを全く知らなかったんだな。 スターヲーヅって、 アメリカではここまでスタンダードなネタと化しているという事実にショック。
決して英語がわからなかったからではないと弁明しときたいと思います。

その後の考察は、 お友達の竜君がやってくれています (「バレーボールがんばれー(6/22/1999,No.57)」参照)

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