ペルージャ散歩
(滞在日2002年10月21〜23日)



ペルージャの旧市街は丘の上にあるため、エスカレーターやエレベーターが町中に設置されています。
バスターミナルのあるパルティジャーニ広場からエスカレーターを上がり洞窟のような通路を抜けると、県庁のあるイタリア広場に出ます。駅などへのバスの発着もここから。バスは旧市街を迂回するように走り、中心部には乗り入れていません。
華やかなヴァンヌッチ通りをまっすぐ行くと、観光の中心11月14日広場に出ます。

11月14日広場周辺

広々とした11月14日広場(Piazza W Novembre)は、南に大聖堂、北側にプリオリ宮と堂々とした建物に囲まれています。中央にある大噴水(Fontana Maggiore)は13世紀のもの。大理石の水槽には美しいレリーフが刻まれています。プリオリ宮の裏手に観光案内所があり、ホテルの紹介なども行っています。

大聖堂(Cattedrale)
     14世紀半ばにゴシック様式で建立されましたが、工事の拡張と中断を繰り返し、広場に面している壁面は未完のまま。一部、白とピンクの大理石で飾られていますが、大部分は粗石の表面が見えています。内部は八角形の柱が支える三廊式で、聖母の指輪と伝えられる聖遺物が収められている礼拝堂があります。
プリオリ宮(Palazzo dei Priori)
     13世紀末から15世紀にかけて建てられたゴシック様式の建物。行政と司法の中心で、現在も市役所が入っています。広場に面した部分が一番古く、ここから入ると14世紀のフレスコ画のある「公証人の間」があります。ヴァンヌッチ通りに面した長辺は120mもあります。

プリオリ宮と大噴水
コレッジョ・ディ・カンビオ(Colleggio di Cambio)
     ペルージャで最も重要な産業だった両替商の組合。寄せ木細工の豪華な壁の装飾や建具に、15世紀のこの町の繁栄ぶりが偲ばれます。壁面と天井にはペルジーノとその弟子のフレスコ画で飾られ、弟子の中には若きラファエロも加わっていたそうです。
国立ウンブリア美術館
     プリオリ宮の4階にあり、ウンブリア派を中心として13〜18世紀の絵画を多数展示しています。ウンブリア派を代表するペルジーノの作品も多く、見応えのある美術館です。

11月14日広場西側

プリオリ宮のアーチから西にのびるプリオリ通りは、かつて古代都市を結んだ「帝王街道」のひとつでした。狭い石畳の道で、両側に中世の建物が残っています。13世紀のシーリの塔を通り過ぎ、エトルリア時代の基部が残るトラジメーノ門に突き当たります。
ここから右手に進むと、緑の芝生が広がるサン・フランチェスコ広場にサン・ベルナルディーノ教会があります。

サン・ベルナルディーノ教会(S.Bernardino)
     パステルカラーの彫刻で装飾された美しいファサードは、アゴスティーノ・ディ・ドゥッチョによるルネサンス様式。扉の両側に音楽を奏でる天使、半円形のタンパンには聖人と天使、最上部にはキリストの姿が彫られています。内部は簡素なゴシック様式で、4世紀の古代ローマの石棺が主祭壇になっています。

 サン・ベルナルディーノ教会
11月14日広場北側〜東側

11月14日広場に戻り、大聖堂の裏から細い路地をゆくと、アッピア通り(Via Appia)に出ます。アッピア通りは途中から階段になるのですが、この道からの眺めは面白く、目の前をアーチ状の道が横切り、さらにアクアドット(水道橋)が交差します。
そのまままっすぐ進み、15分くらい歩いたところにサン・タンジェロ教会があります。

サン・タンジェロ教会(S.Angelo)
     ペルージャで最も古い教会で、5〜6世紀の初期キリスト教時代の建造。円形をしていて、内部の16本の円柱や中央の祭壇は古代ローマ時代の建築物から流用されているそうです。S.Michele Arcangelo教会とも呼ばれます。

アッピア通り


サン・タンジェロ教会
下町的な雰囲気のガリバルディ通りを戻ると、フォルテブラッチョ広場に着きます。
広場にあるガレンガ宮(Palazzo Gallenga)は、現在はペルージャ外国人大学になっています。その向こうに堂々としたエトルリア門が姿を見せています。ここをまっすぐ進むと大聖堂の裏手に戻ります。

エトルリア門(S.Angelo)
     名前の通り、紀元前3世紀頃のエトルリア時代の城壁の門のひとつでした。アウグストゥスの門とも呼ばれています。
サン・セヴェーロ教会(S.Severo)
     エトルリア門の左手から、入り組んだ階段と坂道を登ったところに眺めのよい広場があります。このラファエロ広場に立つサン・セヴェーロ教会は、建物は18世紀の再建ですが、内部の祈祷所にラファエロのフレスコ画「聖三位一体と諸聖人」(1505)があります。

ラファエロ広場からの眺め

旧市街南側

時間の都合で行けなかったのですが、市街の南側には、国立ウンブリア考古学博物館、ペルジーノの作品が残るサン・ピエトロ教会(S.Pietro)などがあります。
   



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