ムルナウ散歩
(滞在日2006年5月5〜6日)



 ツーリストインフォメーションは、駅からBahnhof strを10分位歩いたところにある文化センター(Kunter und Tagungszentrum)の中にあります。とてもていねいに説明してくれて、地図ももらえました。列車の予約やホテルの紹介もしてくれます。この建物はホールなどの市の文化施設になっていて、市民の憩いの場になっているようでした。
     
メインストリートを歩く
    インフォメーションから、Str.Postg.をまっすぐ行った突き当りがマリア教会(Maria-Hilf-kirche)。タマネギ型ドームをもつ小さな教会です。1653年の建造ですが、1774年の大火で破損し、その後再建されました。
    教会の前には幼子イエスを抱いたマリア様の柱像が立っています。

マリア教会
    市庁舎(Rathause)は1842年建造のネオゴシック様式。
    正面にはバイエルン王ルートヴィヒのフレスコ画が描かれています。
    この辺りが、町で一番の賑わうメインストリートです。
    道の両脇にはパステルカラーの壁の建物が続き、その向こうにアルプスの山が見えます。

市庁舎
        
    坂道をちょっと登ったところにムルナウ城があります。ムルナウで最も古い建物で1233年に建造されました。現在は美術館(Shulossmuseum)になっていて、カンディンスキーなどムルナウに滞在した「青騎士」派の画家の作品が展示されています。

    町の中央の丘に建つニコラウス教会(St.Nikolaus-Kirce)には壮麗な天井画がありました。裏手の墓地には花に囲まれた静かな墓碑が並び、ムルナウの町とアルプスの山並みを眺めることができました。

    ここから坂道を下り、線路を越えた辺りにカンディンスキーとミュンターが住んだミュンターハウス(Munter-Haus)が残っています。
         
シュタッフェル湖
    ツーリストインフォーメーションのある道から線路を越えてまっすぐ歩くと、20分くらいでシュタッフェル湖畔に着きます。途中の道は遊歩道になっていて、緑豊かな林の中を歩きます。
    湖畔では、シーズンオフのせいかボートに乗っている人もいませんでしたが、夏になればきっと多くの人で賑わうのでしょう。湖の周辺には別荘らしい建物が並んでいました。

Staffelsee
   


GRIESBRAU
    ムルナウにはビール醸造所がいくつかありますが、町の中心にあって訪ねやすいのがGRIESBRAU。
    レストランとビアホールがあって、宿泊もできます。
    今回泊った部屋はツイン(トイレ・シャワー付き)が朝食付きで75ユーロ。部屋は広くて窓からの眺めもよく、なかなか快適でした。飲み物とキャンデーのサービスもありました。

GRIESBRAU
    
    夕食には庶民的なビアホールの方に行きました。
    ビールタンクの並ぶ店内は、醸造所の雰囲気たっぷり。木のテーブルが素朴な感じです。
    料理はセルフサービス。入り口近くのショーケースに並ぶ鍋から選びます。
    席につくとウェイターがビールの注文を取りに来るので、HellesとDunkelsを注文。カウンターの中央にある真鋳製のタンクから注いで持ってきてくれます。Hellesはすっきりと飲みやすく、Dunkelsも味わいがあって、どちらも美味しいビールでした。料理もおいしかったし、堪能しました。

陽気なウェイターのお兄さん



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