富山の味覚
last update 2003/10/17

AKIが高岡に住むようになって発見した、富山(北陸)の美味しい物を紹介します。

スーパー・コンビニ編
銘品編


おねがい
AKIはまだまだ富山初心者なので、記述に間違いや勘違いがあるかもしれません。
お気づきの点がありましたら、ぜひお知らせ下さい。
もっと他にも美味しいものがあるよ〜という情報も大歓迎です。
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スーパー・コンビニ編

スーパーの食品売り場はおいしいものの宝庫。
長年住んでいる人にとってはあたりまえのものかもしれませんが、
他地方の人間には珍しいものがいっぱいです。
そんな隠れた名物をちょっとだけご紹介します。

かまぼこ
富山で一番驚いたのは、かまぼこに板が付いていないこと。半円形のことを「かまぼこ形」と言いますが、富山の人には通じないんじゃないかな。こちらでは、渦巻き状のものや板状のものがあります。魚の産地だけあって種類もたくさん。お土産用にはしろえびなどを使った高級なかまぼこもあります(500円〜)。AKIのおすすめは昆布で巻いたもの。スライスしてわさび醤油で食べると絶品です。スーパーで安い物は100円くらいから売っています。

昆布じめ
新鮮な刺し身を昆布で挟んでしめたもの。
富山は、江戸時代には北前船の中継地だったため、北海道から良質な昆布が入ってきました。おかげでこのような料理が生まれたそうです。魚はサス(カジキマグロ)やタイ、ひらめ、白エビなどいろいろなものが使われます。昆布の旨味と甘味がしみ込んでとても美味しいです。スーパーで1パック298円くらいで売っています。おみやげには富山ならではの白エビの昆布じめががおすすめ。
昆布じめ

かぶら寿し
塩漬けのかぶらに寒鰤などの新鮮な魚の切り身をはさみ、糀(こうじ)で漬け込んだもの。寿司の起源といわれる「馴れ寿司」の一種です。金沢が発祥の地で、加賀藩時代に武家屋敷出入りの魚屋が得意先への正月用進物として配ったそうです。現在では北陸地方の冬の味覚としてなくてはならないものになってます。寿しとは言っても売っているのは寿司屋ではなく漬物屋なんだそうですが、スーパーでも1パック298円〜498円くらいで買えます。日本酒が欲しくなる味です。 かぶら寿し

鮮魚
とにかく種類が多くて、初めて聞く名前もいっぱいでした。新湊や氷見といった良港が近いので、「朝とれ」「昼とれ」といった標示が並びます。

ふくらぎ…ぶりになる前の呼び方。こちらでは「はまち」とは言わないようです。1歳(1kg)くらいまでをふくらぎと呼んでいて、富山県におけるぶり類の漁獲はほとんどがふくらぎなんだそうです。ちなみに、こずくら→ふくらぎ→がんど→ぶりと呼び方が変わります。
ふくらぎ
ぶり…富山湾ではぶり養殖はおこなわれていないので、水揚げされるのは全て天然魚です。秋〜冬にかけて獲れるぶり(いわゆる寒ブリ)は、霜降り状態に脂が乗っていて美味しいです。
さす…耳慣れない名前でしたがカジキマグロのこと。刺身や昆布じめなどいろいろ使われます。
げんげ…富山湾に生息する深海魚。細長くてぬるっとしています。自分で料理したことはまだないんですが、居酒屋などで唐揚げをよく見かけます。

ホタルイカ
富山名物ホタルイカ。ボイルして酢味噌で食べる食べ方しか知らなかったのですが、こちらに来て、お造りが美味しいことを知りました。新鮮なホタルイカの内臓を取り、生姜醤油で食べるがおすすめ。ホタルイカは2月下旬から6月くらいまで食べられますが、旬は3〜5月だそうです。

こうばこ
メスのズワイガニのこと。オスと比べると大きさは半分くらいですが、その分安い!食べ方はオスと同じくボイルしてかに酢や、かにすき、焼きがになど。通はオスよりメスが好みとか。なぜなら、冬のメスはお腹に卵を持っているから。卵には外子と内子がありますが、甲羅の中にある赤い内子は特に美味です。

金時おこわ
赤飯などと並んでパックで売られている金時おこわ。栗おこわなどはどこでもよく見かけますが、金時はこちらで初めて見ました。(AKIが知らなかっただけかもしれませんが…。)
コンビニでは金時おこわのおにぎりも売ってます。1個140円くらい。けっこう甘いのでご飯というよりはオヤツ感覚ですが、団子やおはぎの好きなAKIはけっこう気に入ってます。
金時おこわ

氷見うどん
うどんにはちょっとうるさいAKIですが氷見うどんはオススメです。つるっと喉越しがよくコシもあるので、ざるで食べるのが一番だと思います。お土産屋さんにも売っていますがスーパーでも買えます。100g350円ほど。たま〜に切れ端の袋詰めが250g、250円くらいで売られているので、AKIはこれをよく買います。

呉羽なし
富山に住むようになるまで知らなかったのですが、実は富山は梨の産地です。富山産の梨を一般的に「呉羽なし」と呼んでいますが、種類としては幸水、豊水、新高などがあるみたいです。高岡と富山の間あたりに梨園が多く、この辺りは春には白い花が続きます。梨の食べ頃は8月下旬〜10月。産地が近いこともあって、みずみずしくてとても美味しいです。



銘品編

富山のおみやげにおすすめの逸品です。

ます寿司
言わずと知れた富山みやげの代表格。駅弁としても全国1、2の人気だそうです。竹でできたふたを開けると、緑鮮やかな笹に包まれた淡い紅色のますが乗った寿司飯が現われます。富山にはます寿司のお店がたくさんあって、お店によってマスの状態や寿司飯の味が全然違います。富山に来たなら、現地ならではの生タイプのものを食べてみてください。高岡では「山正」がおすすめ。マスが厚くて脂がたっぷり乗っています。

地酒
水もお米も美味しい富山でお酒が美味しくないはずがありません。
中でもAKIのイチオシは高岡の清都酒造の「勝駒」。最近、日本酒愛好家の間で口コミで評判が広まり、ひそかに人気のお酒です。飲みやすく誰にでも好まれる味だと思います。
お酒の味をじっくり愉しみたいなら大吟醸、これからの季節、鍋物と一緒に楽しむなら純米酒がおすすめ。

    
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