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4/15(金) 21:08 仕事を終えてふと携帯を見ると、よく一緒にドライブに行ってるMさんからメールの着信が。 「突然だけど、これから吉野に行くんだけど一緒にどう?帰りに高遠にも寄るつもり。」 吉野にこれから?しかも高遠(長野県)って、吉野(奈良県)から東京への帰り道に寄るようなとこじゃないだろ!と携帯に向かってひとり突っ込みながらも、ご一緒させてもらうことにしました。 Mさんに連絡して急いで家に帰り、シャワーを浴びて荷造り。 22:45 蒲田の我が家を出発。横浜町田から高速に入りました。 Mさんは救急病院の勤務医という激務ながらあちこち旅しているパワフルな人。 もうひとりの同行者Kさんは車で寝泊りしながら日本のすべての都道府県を(一般道で)ドライブした経験のあるツワモノドライバー。 このふたりが揃っていれば、運転に関して私の出る幕はありません。 後部座席を占領して、ふたりのおしゃべりを聞きながらうとうと。 4/16(土) 時刻不明(寝惚けていてよく覚えていない) 御在所SAで休憩。 ここから運転がMさんからKさんに交代。 この後、私は爆睡していたようで気がついた時はもう明るくなっていました。 天理で名阪国道を下りて、一般道を通って吉野まで来たそうです。 5:50頃 吉野山の下千本に到着。6時前なのに、すでに人がうじゃうじゃ。 このあたりは昼間は通行止めになって遊歩道になります。 観光は後ですることにして、とりあえずさらに道を進んで奥千本へ。 こちらの道路は周回道路になっていて一方通行です。 分岐点で間違えて、先に上千本の方へ行ってしまいました。 6:15頃 吉野水分神社は8時からで、まだ開いていませんでした。 扉の隙間から見ると、きれいなしだれ桜があったので入れなくて残念。 そのちょっと下にあった展望台に車を停めて、中千本と上千本の眺めを楽しみました。 このあたりの道路からの眺めも絶景です。山の斜面をピンク色に染める桜、桜、桜。 できるだけゆっくり走ってこの眺めを楽しみました。 それにしても困るのは路上駐車の車! 気持ちもわかるけれど、カーブの途中や道の真ん中に車を停めないで欲しいです。 もう一度、周回道路を通って(一方通行だから後戻りできないのです)奥千本の金峯神社へ。ここは修験道の修行の場所だったそうです。 この辺りの桜はまだつぼみでした。 お腹が空いてきたので、Mさんが持ってたパンをもらって食べました。 7:20頃 もう一度上千本を経由して下千本へ戻り、駐車場に車を入れました。 とりあえず目についたお店で葛きりを食べて、いよいよ散策開始。 沿道には店が並び、桜グッズがいっぱい。 お土産物も桜羊羹や桜のお酒など、目移りしてしまいます。 あちこち店を物色しながら、金峯山寺へ。 境内には4本の桜の大木の向こうに国宝の蔵王堂がそびえます。 吉野の世界遺産登録を記念して、ご本尊である秘仏「金剛蔵王権現像」を開帳しています(400年の間に4回しか開帳していないそうです)。 乱れた世を戒める憤怒の形相の釈迦、菩薩、弥勒の3体の立像は迫力満点でした。 ここは紅葉の名所でもあるそうで、楓がいっぱい。新緑が美しかったです。 さらに歩くと展望所があって、ここから下千本の眺めが一望できました。 少し終わりかけでしたが、山が桜で埋めつくされている景色はさすが吉野だと思いました。 吉野駅に続く七曲がりの道を下りてみました。 この日は風がけっこう強く、風が吹くたびに花弁が舞い散ります。まさに桜吹雪です。 楓の木もたくさんあって、新緑の緑がきれいでした。秋の紅葉もきっと見事でしょう。 吉野駅まで1.2kmとなっていたけれど、けっこう長く感じました。 帰りはロープウェー(片道350円)に乗りました。かなり行列が出来ていて20分くらい並びました。 ロープウェーは眺めのよい右側の下側がおすすめです。 11:40頃 昼食は、沿道の桜の眺めのよい食堂で「葛うどん」(650円)を食べました。 どんなものかと思ったら、要するに「あんかけうどん」でした。 行きに目星をつけておいたお店で土産物を買い込みながら駐車場まで戻りました。 途中で吉水神社へ。 ここの境内から見る吉野の山は「一目千本」と呼ばれるだけあって、とても素晴らしかったです。 散策の途中でいろいろ食べ歩きしましたが、イチオシは創作お菓子屋さんのクレープ。 中身は桜餡と生クリームと葛もちのカケラ。クレープ皮で俵状にくるんだものが1パック4つ入り(400円)でした。 桜アイスバームクーヘン(バームクーヘンの穴の中が桜のアイス)(300円)も美味しかったです。直径5cm長さ10cmくらいなんですが、ひとつを3つに切ってくれました。 12:30頃 駐車場に戻り、Kさんの運転で出発。 この時間帯は一方通行になっているのですが、この道がまた大渋滞。 この道も眺めはとてもよかったので退屈はしませんでしたが、結局ここを抜けたのは1時半頃でした。 14:00頃 針ICから名阪国道に乗りました。 時間があれば岐阜の薄墨桜にも行こうかと言っていたのですが、ちょっとムリそうなので(吉野と高遠を一日で見ようと言うこと自体がかなりムリ)、名阪から東名(名神だっけ?)経由で中央道へ。 16:45頃 恵那峡SAで休憩と軽い食事。 今日は車の中で寝るのは絶対イヤというMさんの意見で(私も同意見)ホテルを取ることに。 (よく考えたら私以外のふたりは昨日から寝てないのよね。) 案内所で伊那周辺の観光案内パンフレットをもらい、観光案内所に電話して宿を紹介してもらいました。 いくつか電話をして取れたのが駒ケ根のビジネスホテルのトリプル(ひとり5700円くらい)。 宿が確保できてひと安心。 伊那ICから高遠へ、夜桜を見るために直行しました。 18:30頃 高遠に到着。 この時間でも城址公園周辺はすごい車の数で駐車場に入るのにしばらくかかりました。 結局、園内に入ったのは7時くらい。 闇の中に白く浮かびあがる桜は幻想的な美しさでした。 見上げると桜の枝の間には白く輝く半月が。 桜雲橋の下の池には橋と桜がきれいに映っていて、まるで水の底に桜が沈んでいるようでした。 20:45頃 伊那の町で食事しようとしたら、どこの駐車場もいっぱい。 とりあえず車を入れたファミレスで15分ほど待ってやっと座れました。 22:20頃 ホテルに到着。 明日は昼間の高遠を見るために、5時頃出発の予定(早く行かないと駐車場がなくなるらしい)。 交代でお風呂に入って、すぐ寝ました。 高遠編に続く
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