No. | タイトル | システム | 登録日 | 改稿日 |
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0089 | 贈り物 | テラ | 01/03/22 | 01/03/25 |
田舎町 | : | 大陸横断鉄道からもその支線からも遠く離れた田舎町。一通りのインフラを備えている。 |
難民 | : | 開拓者崩れのテント生活者たち。安価な労働力として田舎町の外れに住んでいる。 |
薬屋 | : | 闇市の薬屋。店主は医学生程度の知識しか持ち合わせていない。お金の為に、麻薬から専門薬までを扱い、ニッチな分野なのでそこそこ儲けている。 |
部隊長 | : | 砦の長。オウガ差別主義者であり、上官の命令ならば良心も麻痺するタイプの軍人でもある。 |
マック | : | 砦の軍隊に所属する兵士。田舎町への潜入任務を拝命するが、基本的に「後先を考える」「場の空気を読む」という事をしない性格なので、事態をややこしくしてしまう。 |
士官 | : | 砦の兵士で田舎町への潜入工作任務に当たっている。シナリオ前半での障害となるNPC。 |
教条主義者 | : | 法に従って生き、それなりの社会的地位も持っているが、ヒトとして持っているべき何かが欠けている人物。狂った価値基準故に、軍隊に乗せられて闇市の取締りに動いてしまう。 |
時期 | 導入1 | 導入2 | 導入3 |
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1日目 | 物資輸送の依頼を受け、準備や聞き込みの後、昼過ぎになってオーガの村に向けて出発する。 | 教条主義者NPCが、士官に炊き付けられて闇市取締に乗り出すことを決意する。 | − |
3日目 | オーガの村に到着。物資を渡してサインをもらい、町に引き返す。 下記“本編:オウガの村にて”を参照の事。 |
教条主義者NPCより、闇市の取締の任に付くように言われる。 下記“本編:闇市にて1”を参照の事。 |
賭けの負け分の払い代わりの仕事を受ける。難民に反物が渡る。 |
4日目 | − | 闇市の取締を実行またはサボタージュする。 下記“本編:闇市にて2”を参照の事。 |
− |
5日目 | 田舎町に帰還する。発疹チフスに感染・発病する可能性がある。同時刻にオウガの村でも発疹チフスの発病が始まる。 下記“本編:田舎町にて”を参照の事。 |
状況によっては、士官が行動(PCを襲うとか、薬屋を襲うとか)を起こす。士官を倒したならば、ストーリーフェイト<仇敵:士官>が達成される。 | 難民キャンプで発疹チフスの発病が始まる。まだ深刻に受け止めている者はいない。 |
6日目 | 難民キャンプで“奇病”が発生していると、田舎町で噂が立つ。それに呼応するように田舎町でも発病する者が出始め、「難民のせいだ」という集団ヒステリーが起こり始める。 | ||
7日目 | PCが特に干渉しなかった場合、田舎町の人間による難民の虐殺が始まる。田舎町側も相応な被害を出すが、難民を皆殺しにしてしまう。 砦の部隊長の元へ「発疹チフスが田舎町にも感染した」とのニュースが入る。流石に罪悪感を覚えるものの、見捨てる事を決意する。 |
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12日目 | PCが特に干渉しなかった場合、オウガの村の住人がほぼ死に絶える。辛うじて生き残った者がいたとしても、冬を越せずに野垂れ死ぬ事になる。 | ||
15日目 | PCが特に干渉しなかった場合、軍隊は撤退する。町はゴーストタウン化して、周囲の農民も生活が不便になってしまう。 |
行動選択 | 展開 |
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闇市を取締る & 薬品を廃棄する |
闇市の人間は逆らわないので、取締は簡単に済む。法律を厳格に適用して最大限の量刑を課したとしても、私財の没収と事情聴取が済むまでの拘禁が精一杯なので、逆らうのは損と考えているのである。 PCが任務を終え、教条主義者NPCのいる所に戻ると、その場に士官がいる。教条主義者NPCは悪びれる様子も無く、「実は今回の取締りのアイデアと資金を出してくれたのは、砦に任官しているこの士官だ。軍による内政干渉と取られるとマズいので、この事は内緒にしてくれ」と言われる。 士官は、薬品を廃棄した事を確認すると、去る。跡を付ける場合は、<隠身>対<追跡>の対決に勝たなければならない。士官は砦横の野営地に帰る。 ストーリーフェイトが達成された事になる。1人当たり150ドルの給金をもらい、この次に続くストーリーフェイトに関しては、決めずにおく。 |
闇市を取締る & 薬品を議会に渡す |
教条主義者NPCの所でPCと士官と出くわした後、士官は町議会へ赴く。そして町議会の協力者に依頼して薬品を廃棄させる。 1人当たり150ドルの給金をもらい、ストーリーフェイトが達成された事になる。この次に続くストーリーフェイトに関しては、決めずにおく。 なお、士官の跡を付けて町議会堂まで行き、何らかの手段で薬品を奪う場合は、下段の「闇市を取締る&薬品を隠す」に準じるものとして扱う。 |
闇市を取締る & 薬品を隠す |
PCが「薬品は廃棄した」と嘘を吐く場合、士官を騙し通すために対決判定を行わなければならない。PCが<パルプ・フィクション>を使用するならば、単に<話術>対決に勝てば良い。さもなくば、予め「薬の中味を抜いて別の容器に移し、色や臭いを付けた水を入れた薬瓶を壊しておく」などといった相応の下準備をした上でなければ信用してもらえない。 信用されなかった場合、士官はPCの跡を付け、目撃者のいない所で実力行使で口を割らせようとする。 給金はもらえるが、ストーリーフェイトの達成不可能が確定する。新たなストーリーフェイト<仇敵:士官>を得る。これは士官と決着を付ける事で達成される。 |
任務を拒否する | PCが任務の拒否を申し出た場合、幾ら言葉を並べても教条主義者NPCは耳を傾けない。PCにこの場から出て行くように命じて、給金も貰えない。 士官は、話を聞き終わると黙って出て行く。彼は民間人を利用する作戦を諦め、自分で薬屋を襲うつもりでいる。 ストーリーフェイトの達成不可能が確定する。 PCが闇市を守る方向に行動するならば、新たなストーリーフェイト<仇敵:士官>を得る。これは士官と決着を付ける事で達成される。 特に行動を取らないならば、この次に続くストーリーフェイトに関しては、決めずにおく。 |
達成値 | 効果 |
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失敗 | 発病して即時死亡。 |
1〜4 | 発病。全ての行動にマイナス5のペナルティ。放っておけば7日後に死亡。 |
5〜9 | 発病。全ての行動にマイナス3のペナルティ。放っておけば7日後に死亡。 |
10〜14 | 発病。全ての行動にマイナス1のペナルティ。放っておけば7日後に死亡。 |
15〜19 | 発病したが、鼻風邪程度でペナルティは無し。放っておけば7日後に死亡。 |
20以上 | 感染しなかった。 |
田舎町の患者を救う | × |
難民の患者を救う | × |
暴動の発生を止められなかった | × |
軍隊の患者を救う | × |
オウガの患者を救う | × |
薬屋のキニーネを得た | ○○ |
軍隊からキニーネを得た | ○○○ |
<奇跡>判定に10回連続成功する毎に | ○ |
<医学>判定に10回連続成功する毎に | ○ |