「健康のためになるべく歩くようにしています」という方はたくさんいます。そこで、せっかく歩くのですから、最大限に効果を発揮する歩き方をご説明します。ただぶらぶら歩いていてもほとんど効果はありません。歩くことで、手足をしっかり動かし、手足の筋肉を効率よく活用するようにします。「老化は足から」といわれますが、老化防止には身体をいつでもしっかり動くようにしておくことが大切です。また、呼吸をしっかりすることで、心臓や肺の機能を高めることができます。
そして、この歩き方をするともっと良いことがあります。「格好よく」「きれいに」歩くことができます。ぜひお試しください。
1. 胸を張る 男性ならネクタイの結び目を、女性ならネックレスを正面にいる人に見せるような気持ちで立ちます。あごが上がらないように注意してください。
2. 腕を振る 腕を振るときは、前に出す方は気にせずに、後ろに引く側をしっかり引きます。「腕を大きく振って」っていうと前にばかり大きく振ってしまう方が多いようですので気を付けてください。
3. 足を出す それでは歩いてみます。足を出すときは、膝のお皿をまっすぐに、なるべく遠くに出すようにします。右や左にぶれないように注意してください。これで足がしっかり上がるようになるはずです。
以上の三つを実行すればOKです。簡単でしょ!?「1日1万歩」とか「30分以上歩かないと効果がない」などといわれますが、無理せずに行ってください。通勤時、ちょっとした買い物のとき等、生活のなかで歩く機会を見つけるようにすることがベストです。