馬の毛で作った浴用ブラシを用意します。なければ、使い古しのタオルを円筒状に巻いたものでも、台所用のスポンジや柔らかめのたわしでもかまいません。
片手でブラシを握り、手足の先から心臓に向かって徐々にマッサージしていきます。マッサージの部分は、10センチ刻みの間隔にして、上下に往復しながら移動します。
お腹はへそを中心に右回りに円を描き、最初は小さく、次第に大きな輪状にします。
背中は背骨の両側を上下に、胸は肋骨に沿ってマッサージします。
ブラシマッサージは皮膚を刺激することによって、血液やリンパ液の流れを促進して、新陳代謝が盛んになります。また、皮膚の刺激によって自律神経系の働きが活発になり、抵抗力が強くなります。
ゴルフボール、テニスボールなどを用意します。
全身のマッサージ = ボールを片手で持ちます。マッサージしたい部分に当て、小刻みにマッサージしたり、円を描くように輪状に行ったりします。また、ツボにボールを当てて指圧のように押します。力のいれ具合は、あまり強くすることなく、心地よく感じる程度にします。
足の裏のマッサージ = 椅子に腰掛け、ボールを踏むようにして、足を前後に動かします。このとき上体を前屈みにすれば、より強い刺激になります。
手のひらのマッサージ = 床やテーブルの上にボールをおき、両手を重ねながらボールの上に乗せて、円を描くように転がします。
ボールマッサージは、筋肉の疲労、凝りがあるときなどに行って効果的です。また、手のひらや足の裏は血管や神経が緻密に分布しているので、体調が悪いときは、火照り、だるさ、しこりなどの反応や症状が現れやすいところです。
長さ40センチぐらいの竹を二つに割って、切り口に紙ヤスリをかければできあがりです。
壁や椅子の背もたれなどにつかまりながら行います。しっかりと背筋を伸ばし、太股が水平になるくらいに持ち上げるようにします。リズムは、1分間に60〜70回程度。3〜5分ほど行います。
「足は第2の心臓」などといわれます。足の裏は心臓から最も遠く、しかも下位にあります。足を刺激し、ふくらはぎなどの筋肉の収縮を与えることで、静脈やリンパの流れを良くして、全身の血行を改善します。また、足の裏を刺激することによって、自律神経系の機能を整えます。
さらに、足の裏には東洋医学でいうツボがたくさんあり、足の裏を刺激することで内臓の働きを整えることもできます。