不妊症の鍼灸マッサージ療法

 女性の性機能が非常に微妙な調節機構にあるため、不妊症の原因は複雑です。生殖器の発育以上、卵管閉鎖などのように、器質的な原因で起こるものは、鍼灸マッサージ療法での効果はあまり期待できません。反面、器質的には異常を認めない不妊も多く、不妊症の10パーセント前後は原因が不明とされています。原因不明の不妊症の多くは鍼灸マッサージ療法の対象となり、効果が期待できます。文献を検索すると、治療によって冷え性や月経痛、腰痛や肩凝りなどの症状が改善されたら妊娠したという成功例が多いようです。

 私は、不妊症の治療としては、腰部や下腹部、下肢部のツボを選んで行います。ツボの反応(凝り、筋張り、圧痛など)をみて、治療点や刺激の方法、強さなどを決めていきます。

 また、全身の微症状(頭痛、頭重、肩凝り、腰痛、高血圧、冷え性、むくみ、不眠、疲れやすい、食欲不振、便秘、生理痛など)のいずれかがあれば、それを改善する治療も行います。心身の調子をよくしておくこと(自律神経系の働きを良い状態に保つこと)が大切だと考えて治療しています。


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