「ディープな中国」にはまる本
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- 私はこの本を読んで、中国関係の図書を読むある種の基準(?)を発見しました。それは「簡体字(中国独特の漢字)の作字がいいかげんな本は中身も眉ツバものである」ということ
- 「ディープ」という割には、あちらこちらの本から引っ張ってきた内容で、当たらずとも遠からずという何とも中途半端な本でありました。これを読んで中国を『深く』知ったと思う人が出るかと思うと、中国好きの私としては少々心外です。買った私がいうのも何ですが、これを買うお金があるのなら、坂仁根氏の『愛と恍惚の中国』を買うことを強くお奨めします。こちらの方がよほど「ディープ」です
- この本の中身を信用するより、巻末についている参考図書を読んだほうがよほど中国を深く知ることができるでしょう。反面教師的に役に立った(?)本でありました
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