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栗本 薫
Kaoru Kurimoto
グインサーガハンドブック
  • グインサーガの10周年を期して出版されたグインについての解説本。作者へのインタビューや外伝掲載の解説がまとめられている他、34巻までのダイジェスト収められ、1冊でグインサーガが「おさらい」出来るようになっています
  • お薦めは短編「悪魔大祭」と“中島梓”による「キレノア大陸観光案内」でしょう。短編は死の都ゾルーディアが舞台で、雑誌掲載時は木原敏江氏が挿絵を担当されたそう。地図入りの観光案内は、作品とはまた違った魅力を提供してくれます
  • 中原に関するQ&Aや人名辞典もついており、忘れたキャラクターを思い出すのに有効です
グインサーガハンドブック1
  • 1990年に発行された『グインサーガハンドブック』の改定新版。ですが、読み比べても大きな差異はありません。表紙の装丁が変わったくらいでしょうか
  • 私は何とはなしに後書くらいは書き下ろしかと思っていたのですが、見事に日付は1990年でした(笑)
  • ただし、現行版としてはこの本しかありませんので、これから読まれる方は安心して購入して下さい
グインサーガハンドブック2
  • グイン誕生20周年記念出版と銘打たれたグインサーガ解説本第2弾。35巻〜66巻のダイジェストや解説集は前巻を踏襲していますが、「グインサーガ研究」など栗本氏以外の筆によるページが増えており、シリーズの厚みをより感じさせる構成になりました
  • 書き下ろしショートミステリ「クリスタルパレス殺人事件」は、読むと61巻以降のエピソードを補強する意味にも取れ、深読みを楽しむのも1つの手でしょう。web上のグインファンサイトがいくつか紹介されているのもミソです(天狼通信onlineにファンサイトのリンクページがあるそうです)
  • なお文庫化はされていませんが、ハンドブック2冊の間に「50巻刊行記念」として出版された『グインサーガ読本』(ハヤカワ書房ISBN4-15-207968-1 本体1,165円 A4版)があります。興味のある方はチェックしてみて下さい。『幽霊島の戦士』が初出した他、グインの原点と言われる中編『氷惑星の戦士』を収録した本です
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