カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢
訳:巖谷 國士
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- 「カルメル修道会(という女子修道院)に入ろうとする少女達は、はたしてどんな夢をみるのであるか?」というのがテーマ。修道会というから敬虔な話になるかと思いきや、内容はかなりセクシャルなイメージを暗示させるキャプションに彩られている。(これは百頭女と同じ)
- 表題の他、エルンスト自身による履歴を述べた「M. E .の青春についての若干のデータ」、
コラージュ論を述べた「ウィスキー海底への潜行」を収録。また訳者によるエルンスト作品の解説も。これを読むと、コラージュロマンを理解するかなりの手助けになるでしょう。
- エルンストは『百頭女』『カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢』に続き『慈善週間あるいは七大元素』をものしてます。もちろん文庫化されているのですけど高い(\1,200位した)ので現在購入は見合わせてます。読んだことのある人はメール下さいm(_ _)m
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