1999年2月27日、友人A.T嬢と池袋の芸術劇場で「THE MUSICAL MAN」を観ました!(またチケットとっていただいたのです。いつもありがとう!)
(株)マリアートというところの主催で、玉野和典さんという御方の脚本・演出・振付によるミュージカル・コメディーであります。「玉野さんの劇にはハズレがない」とはA.T嬢談。でも我々のお目当ては駒田はじめさんと岡幸二郎さんのお二人。私、まだファン歴浅いもんで、お二人が一緒に出演してる劇観るの初めてだったんですよ! めちゃくちゃうれしかったですね。
ストーリーは、とある大会社の会長が亡くなり、その遺言で会長の息子をはじめとする社の様々な課から社員が集められ、「ミュージカル課」が設立されることに。この課の使命は、独力でオリジナル・ミュージカル・コメディーをつくり、一度も笑ったことがないという会長のボディーガードを笑わせること。期限は3ヶ月。成功しなければ全員クビ! しかも、会社の実権は副社長のものになってしまう。はたして成功するのか……というものです。
社長からミュージカル課の課長されてしまう頼りない会長の息子に駒田さん、クールなボディーガードに岡さんという配役。やっぱり岡さんの役所がかっこよかったし目立ってたので、ついつい目がいっちゃったかな。でも、駒田さんもかわいくていいんですよ!
最初、キャスト全員が社の制服で登場する場面、駒田さんばかり注目していました。岡さんはちょっと上役っぽい感じだったな。それから会長死去の報が入り、物語が始まっていく。駒田さんは颯爽としたビジネスマン姿から、会長のバカ息子に、岡さんはボディーガードに。駒田さん、こういう役もうまいですね。あんまり踊ってくれないのが残念でしたが。岡さんはいろいろやってくれました! シークレット・シャドーという取り巻きは連れてるし、筆で俳句は書くし(その筆で眉もかくし)、女装してミュージカル課の面々に歌を教えに登場しちゃうし。岡さんの女装! これは一見の価値ありですよー。シリアスな岡さんしか知らない人はぶっとぶかも。(しかし、普通にしてるとあんなにすらっとしている岡さんなのに、女装してるとかえってがっしりして見えるのが不思議だ)
玉野さんは経理課のおじさん社員で、会長の同期という役所。いちばん一生懸命で、ちょっとずれてるけど好感をもてるおじさんを熱演してましたね。途中で披露してくださったタップダンスはさすがにお見事でした! 遺言執行人の弁護士役の宮内良さんは「グイン・サーガ」のアルド・ナリスをやった方なんですよね。なかなか覚えなくて、A.T嬢にしかられる僕。この人のけっこう笑わかしてくれました。後、とりたて屋の親子コンビもよかったな。実はダンサーを目指したことのあるやくざさんで、みんなにダンスを教えてくれるのだ。
これ以上のことは、再演されたときのために書かずにおきましょう。というのも、28日千秋楽なんですよ。A.T嬢はそれも観に行ったはず。さすがやね。
最後に、カーテンコールのことをちょっと。二度めのカーテンコールの時、玉野さんがみんなに出てこいと手招きしているのに、他の人達は出てこない。すると、玉野さんが見事なタップを披露してくださいました。そして、それが終わるとみんな出てきて……あれ? 岡さんと駒田さんがいない。と、ネクタイはずして背広ぬぎかけの状態で慌ててでてくる、というのをやってくださいました。もー、おやくそくっ! このお二人、けっこういいコンビなのかもなー。
という訳で、大満足の公演でした。その後、もちろん僕はA.T嬢の出待ちにおつきあいさせていただきました。一緒に来た中学の同窓生のKさんもご一緒に初出待ち。(旧姓Mさんだったのね。ごめん、わかんなかったよー。だって、約10年ぶりだもの)
僕はファン歴浅いですから、つつしんでカメラのシャッターを押させていただきました。駒田さんとA.T嬢のツーショット写真。駒田さんは、ほんとにファンを大事にしてくださる御方です。 これからも応援させていただきます!