タナボタ企画。それは、レミゼで麗しのアンジョルラスを演じる岡幸二郎さんと、崇高な歌声の司教さまを演じる林アキラさんのユニットであります。そう聴くと何かすごそうですが、ある意味にものすごいんですが……徹底的にギャグです。いつも大笑いさせていただいてます。(まだ今回入れて3回目だけど)
今回はCDもお作りになって……思わず買っちゃいましたよ。(3,000円。フッ) 今、BGMにしてます。
今回は特別公演ということで2部構成。
第一部は「ミュージカル 林くんと岡さん」。レミゼの楽屋でのお二人という設定のコテコテなコメディーでした。
林さんの古いドライヤーで感電したショックで二人の精神が入れ替わってしまうというお話で、これでもかこれでもかと笑わせていただきました。楽屋の中で、林さんのスペースがものすごく乱雑で食べ物がいっぱいあるとか、岡さんのスペースが宝塚チックに飾られてるとか、林さんがジャージ姿で、岡さんが派手なガウン姿だとか……細かいところもおもしろかったです。林さん(中身岡さん)の司教さまも少し聴けたし。(いつものご同行のA.T嬢は林さんの司教さまにあたったことがないそうなので、今日はいい機会だったのではないでしょーか)
それにしても、岡さんは実は女だった!というオチはやってくれますねー、って感じでした。「宝塚を知ったのは四季に入った後だった」というのもウケました。岡さんったら、これからは女優としてやっていきますと言って金色のレオタードなんか着ちゃうし。(キレイなんだけど……やっぱりゴツイっすよ) これがほんとにあのアンジョルラスと同一人物なのかっ?って疑いたくなっちゃいますね。
ラスト曲の「テーマ曲となりうる曲」はよい歌です。CDにも入ってます。
第二部は「歌謡ショウ」。懐メロが中心でした。
それにしても、懐メロって結構いいものなんですね。あの「君といつまでも」をいい曲だと思う日がくるとは、夢にも思いませんでしたよ。これは林さんがお歌いになり、セリフのところはエレクトーンの柏木さんに向けておっしゃってました。それと、岡さんの「かもめはかもめ」。これもいい曲だったんですね。今までまともに聴いたことなかったですが。林さんの「酒と泪と男と女」もかっこよかったし、岡さんの「まつり」も意外性があってよかったです。メドレーでは「白い色は恋人の色」などのフォーク系もあって、フォーク好きの私はうれしかったです。
やっぱしあった女装ネタは、林さんが山本リンダの「狙いうち」で、岡さんが美空ひばりの「川の流れのように」でした。岡さん、カーテンコールの時もひばり風衣装のままでしたよ……
なんとゆーか、考えることは抜きにして、笑って楽しんで、スカっとする公演でした。