2007年  レ・ミゼラブル 第二回


 
 2007年のレミゼ第二回は、JCBの割引で取ったチケットで7月21日の夜公演を観てきました。
 今回は一人で観劇だったのですが、時間に余裕を持たせすぎて早く着いてしまったので、昼公演を観に来ていた友人と少し話してから劇場へ。
 席はQ列32番で、S席のだいぶ後ろの方ですが、センターに近くてなかなかよい位置でした。


 さて、今回のメインキャストは、バルジャンが山口祐一郎さん、ジャベールが阿部裕さん、エポニーヌが坂本真綾さん、ファンテーヌがシルビア・グラフさん、コゼットが富田麻帆さん、マリウスが小西遼生さん、テナルディエが安崎求さん、マダムが瀬戸内美八さん、アンジョルラスが原田優一さんでした。
 今回の私的メインは、ジャベール役の阿部裕さん! 以前グランテールをやっていらした方で、私、この方のグランが好きだったんですよね。そういう人が大きな役についてくださるというのはうれしいですよね。阿部さんのジャベールは村井国夫さんを彷彿とさせるような渋さで、歌もうまいしよかったです。今後も定着してくださるとよいですね。
 初めてキャストは(たぶん)アンジョの原田さん、マリウスの小西さん、テナの安崎さん。小西さんがかなり長身なのか、アンジョよりマリウスの方が背が高いということに私としてはちょっと「……」でしたが、それ以外の点では悪くなかったと思います。安崎さんのテナは、ちょっとウケ狙いっぽい動きが多いことが鼻についたかな……お声いいんですけどね。駒田さんは、レミゼコンサートの時はすごいはじけてましたが、本編では割と抑えた動きをされているじゃないですか。でも、安崎さんはコンサートレベルの動きをされていたという感じでした。まあ、それでお客さんが楽しんでるんですからいいと言えばいいんですけどね……
 

 次に私の好きなキャストですが、ガブローシュは横田剛基くん、グランテールは伊藤俊彦さんでした。伊藤さんはもうおなじみですね。横田くんはとっても元気があってかっこいいガブローシュでした。銃弾を投げるシーンは見事に届いてましたね。最期の場面では泣かされちゃいましたよ。今回も、一幕の最後の方でガブローシュを肩車するのはグランでしたね。この二人が仲良くしているのを見るのが大好きなのでうれしいです。
 しかし、今回の伊藤グランテールと原田アンジョルラスは、松村グランテールと岸アンジョルラスの時のような濃い雰囲気はなかったですね。やっぱり役者さんそれぞれの考え方の違いなのでしょうか? 砦陥落のシーンでは、マリウスが撃たれた後にアンジョルラスがバリケードを駆け上がって行こうとしたときに、グランテールが引き止めるような仕草をしていましたね。それでもアンジョルラスは行ってしまうのですが……うーん、でも、前回のような意味ありげな雰囲気はなかったですね。


 カーテンコールは、山口さんの回のためか、いつもより多かったような気がします。もう無理だろうなと思って帰りかけたところにもう一回ありましたからね。
 ガブローシュ横田くんは、アンジョ原田さんとマリウス小西さんと仲良いようで、よく手をつないで登場していました。最後の時は原田さんに抱き上げられてたし。仲良しなのはうれしいんですが、グランとも仲の良いところを見せてほしかったかな~ 阿部さんはメインキャストの一人なのに、カーテンコールでは控えめでしたね。もっと真ん中にいらしてもいいのに。ピンで登場したときには大きな拍手をもらってたのでうれしかったですけどね。


 新たな役者さん達も加わって、ますます何度も観たくなってくるレミゼですが、時間やお金の問題で今回はこれで最後ということになりそうです。(できればもう1回観たいものですが、チケット予約しても引き取りにいけないですからね……)
 是非来年もまたやってほしいものです。


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