2007年  レ・ミゼラブル 第一回


 今年もレミゼがやってきました!
 人事異動で引っ越さなければならなくなり、帝劇まで2時間半くらい掛かる場所に住むことになってしまったのでなかなか思うように行けなくなりましたが(しかも仕事がものすごく忙しい)、それでも今年も2回は観ますよ。
 まずは第一回目、友人がチケットを取ってくれて6月24日夜公演を観てきました。行きは実家に帰っていたのであまり時間が掛からなかったんですが、帰りは駅前の有料駐車場に車を置いておいてそこから2時間掛けて運転して帰るというきつい行程でした。観劇で目が疲れている時に長時間運転するというのはほんとーにきついです! 次回は電車にしようと心に決めましたよ。

 さて、今回のメインキャストは、バルジャンが今井清隆さん、ジャベールが岡幸二郎さん、エポニーヌが知念里奈さん、ファンテーヌがシルビア・グラフさん、コゼットが富田麻帆さん、マリウスが藤岡正明さん、テナルディエが駒田一さん、マダムが瀬戸内美八さん、アンジョルラスが岸祐二さんでした。席はG列20番で、やや舞台向かって左寄りの良い位置でした。
 今回のメインキャストで初めてだったのは知念さんのエポニーヌと岸さんのアンジョルラスですね。(コゼットは……わからん) 知念さんはテレビでよく見る顔なので、そのイメージができちゃっててちょっと違和感がありました。私にとって最高のエポニーヌは本田美奈子さんなので、他の人のエポニーヌを観るならなるべく余計な先入観がない人の方がいいんですよねー。岸さんのアンジョルラスはかっこいいし、お声もいいし、革命のリーダーとしての魅力があってよかったです。
 今までにも観ているキャストの方の中では大きく印象が変わったという方はいらっしゃいませんでしたね。岡ジャベールと駒田テナルディエは相変わらずよかったです。このキャストは長く続いてほしいですね。

 今年は細かい変更がいくつかあったんですね。私が気付いたところは、最初の方でバルジャンが宿屋から追い出されるところが復活していたのと、ガブローシュの歌の変更。ガブローシュの歌のことは事前に友人に聞いていたのですが、「ちび犬でも〜」は好きだったので残念でした。あそこガブローシュの見せ場だったのに〜 死の直前での歌の変更は原作に近くなっているようなのでそれもありだと思いますが、この変更の余波で「ちび犬」がなくなっちゃったんだとしたら残念です。
 他にもあったみたいなんですが、私は気がつかなかったな……

 では、アンサンブルの方での注目キャストですが、ガブローシュは新井海人くん、グランテールは松村陽生さんでした。この二人の仲良しぶりがよかったんですよ〜 私はこのコンビが大好きなのでうれしかったですね。一幕の終わりの方でガブローシュを肩車するのもグランだったし、カーテンコールの時も一緒にいましたね。松村さんのグランテールは不良学生ぶりが気合入っていて、らしいグランテールでした。(阿部さんのグランはちょっとストイックなんだよな〜) 
 そして、この松村グランテールと岸アンジョルラスの目と目で交わす会話が濃かった。最近のレミゼではグランテールとアンジョルラスの関係よりも、ガブローシュとの関係の方が強かったように思うんですが、今回はこの二人の対立というか緊張感も強かったですね。今年の演出がどうというより、岸さんと松村さんがそういう解釈だからなのかな? 原作よりに考えると、グランテールの死はアンジョルラスに殉じたという感じですもんね。ところで、砦陥落のシーンですが……最後にアンジョルラス、グランテールの頬に触れてませんでした? あの手の意味がすっごい気になるーっ!(ちょっとグランが泣いてたのかなとか考えましたが……それにしても気になる。あの手にはどういう意味が!?)

  そして、今回はカーテンコールのときに役者さん達が投げてくれるお花をGetできたのです! うわ〜、10年近く見続けてきて初めてですよ、もらったの。惜しむらくは、全然自分のところに来ると思ってなかったので、誰が投げてくれたものかわからないことですね。まっすぐ来たんじゃなくて、誰かが取り損ねてバウンドしたものが私の膝に落ちたという経緯だったんですよ。取り損ねた人に譲るべきなのかなぁとも思ったんですが、以前グランテール役の方に「お花ください!」と声を掛けて投げてもらえたのに取り損ねて他の人に渡ってしまったという経験があるので、これはその時の代わりと思って持って帰ることにしました。花瓶がないのでペットボトルに活けておいたらすぐに枯れてしまって残念でしたが。

 次回は7月21日の夜公演の予定です。初の阿部ジャベールが楽しみ!
 残業にならないように気をつけないとな。



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