う、毎日は大変だから たまにはね。

2006年12月へ

 

1月20日

お腹の子は順調です。一日に何回か、ムギュムギュしています。

妊婦検診のたびに体重と血圧の測定と尿検査をしますが、数回続けて糖が出たのと

お正月に体重が増加したのとで、こないだの検診で先生に脅かされました。

「このままいくと、前回の比じゃなくえらいことになりますよ」

帰省中、毎日国産霜降り和牛(100g2500円しちゃったり)と 超大トロをはじめとする高級刺身ばかりを

食べるのは辛かったのですが、

そういうのは「努力」として認められないのが身重の嫁の苦しいところです。

あのときは本当に肉を見るのもいやで、食事が辛くて、夜、布団の中で泣いてしまいました。

食欲がない、と言って一食抜いて、泊まっていた部屋に籠もったりもしてみました。

 

なのに、私個人の生活習慣の不摂生みたいに言われたら悲しい。

体重の増加は私の人生に於いて最大とも言えるウィークポイントであり人に言われたくない事柄なのに、

糖の検出との相乗効果ですっごくおちこみました。

 

仕方がないのでお友達に教えてもらったネット通販で買えるハーブティーを手に入れて

何か食べる代わりにそれを飲み始めました。

とりあえず、体重が減った気がするんだけど。

あと、ヨガも再開しようと目論んで、マタニティヨガの本を買って眺めてみました。

早速、妊娠前にやっていた中でもやっても大丈夫そうな軽いストレッチになるポーズだけしてみたら

あっという間に体が軽くなっていく。

 

拓弥に、「甘いおやつや、すごくしょぱいものを食べちゃダメだった病院で言われた」と言っておいたんだけど、

スーパーでお菓子美味しそう、と眺めていたら

「ママ! 甘い物食べたらいけないってお医者さんにいわれたでしょ!」っと叱られました。

拓弥の食べてるアイスクリームを「ちょっとちょうだいー」っと言うと

「ちょっとにしないと赤ちゃんが元気に生まれなくて困るんだからね。もう、ママは。」と

ほんとにちょっとしかくれなくなりました。

 

それはそれで楽しかった。

 

なんだか近頃、他人がどうしていようと、良くも悪くも気にならなくなりました。

こうあるべきだ、という押しつける気持ちもなくなったのだけど、

自分の直接関係のない他人のことで我が心を乱したくない、と感じる。疲労もあるのかと思います。

なぜこんなにくたびれちゃってるのかは不明。単なる妊婦の情緒不安定か。

拓弥を妊娠中、今頃は、2月からの単身赴任が決まってまるで夫を戦地に送り出すような気持ちでいたので、

私の精神を取り巻く環境も通常の状態ではありませんでした。

年齢も違うから、体調も違う。病院ではそんなに違わないと言うけれど、

7年も経ってるんだし同じわけないと思います。27歳の私と34歳の私。同じじゃ変だろ。

 

ではみなさんごきげんよう。

 

 

1月14日

拓弥が言った。赤ちゃんのとき

暗くて狭くてあったかいママのお腹の中にいて

きれいな音で

もう少しですよー って聞こえて

早く出たいなーっと思って、

うーん!って出て来て あーんって泣いたんだってさ。

 

「きれいな音」って、拓弥語できれいな声のことなんだけど。

へー。確かに、お産の時、もう少しですよー、って助産士さんが言ってたよ。

で、産声は「おぎゃー」じゃなくて「にゃー」だった。

 

拓弥の前歯の下2本がぐらぐらしてきました。永久歯に生え替わる模様。

あー、赤ちゃんじゃなくなっていくなー。つまんないなー。

そのうち、ママだーいすき!って抱っこしなくなっちゃうんだなー。つまんないなー。

 

胎児ちゃんのほうは、近頃とても元気で、むにゅ!むぎょ!ごにょごにょ!っとそれはもう暴れん坊です。

性別は分からない、と検診の時に言われたけど、わからなくてもいいです。

そういえば、出生前に性別を知りたいと思う人、お医者さんに聞く人のことを悪く言う人がいるのだけど、

それはそれでほっといてあげればいいと思う。

知るのと知らないの、どっちが正しいかかなんて、決めなくていいはずだし。

はっきりさせようとしたところで誰かが傷つくだけのことだもの。

 

近頃、ゆるゆるしていないと息苦しくてねえ。

 

家の中がこれ以上賑やかになったら私はどうにかなってしまわないだろうか。

ちょっと不安。子供が病気もせず、元気なのは喜ばしいことなんだけど。