みなえのチェコ日記 完結編!

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12月11日(火)

朝、車にスーツケースを積んで、たくやの運転で会社の人と一緒に会社へ。

たくやの仕事の成果を目の当たりにして、へーこんなことしてるのか、って感心。

オフィスに入れてもらって初めて会う会社の人(みんなチェコ人)に挨拶をしていたら、

チェコ人のお姉さんに拓弥はかわいい缶バッジをもらった。

全世界的に、OLのデスクには仕事とは関係ないかわいいものが忍ばせてあるものらしい(笑)

 

会社を出て、長時間ドライブに備えてフセチンのスーパーで最後の買い物をして、

ウィーンに向けて出発。前の日に降った雪が積もっていて、なかなかスリリング。

窓の外はずーーーーっと真っ白。こないだ通った時は夜だったから、窓の外は真っ黒だった。

中間ってのはないんだろうか(あるってば)。

チェコに行ってから初めてワイパーを動かしながら走った。

ウィンドウォッシャー液が不凍タイプなんだけど、とても香りがきつくて、

車内でも気持ち悪くなりました。ああ、このニオイ、どこかでかいだことのあるニオイ・・・!

苦手なんだよ、すっごぉぉぉぉく。ああなんだっけ・・・

胃薬を飲みながらずっと考えてたんだけど、思いだしました。

ロレアルのムースのニオイだ! 高校生のころ、これで吐きそうになったことがある。

ああ、おそるべしヨーロッパの香り!

甘ったるくて、鼻の粘膜にまとわりつくようなくどさがあるんだよ(ように私は思う)。

もっとさわやかな香りをつけてくれー(涙)

 

国境でチェコ人の出国の係官にパスポートを見せたら、

たくやのパスポートカバーについている紐と止め具がブラブラしてるのを面白がって

他の係官にもブラブラして見せていた。暢気だ(爆笑)

そして拓弥がキャーキャー言ってるのを覗きこんで、手を振って笑っていた。長閑だ。

次のゲートにいたオーストリア人の入国の係官はなんもおもろいこともなくて、あっさりオーストリアに入国。

二国の国境のゲートの中間に免税店があったので見に行ったけど、

アイスを買っただけで出てきちゃった。だって欲しいものはチェコの方が安かったんだもん。

ついでに、トイレが有料だった。

 

オーストリアに入ってからも、まわりはあいかわらず真っ白。

でも、路面は乾いてるところが増えてきた。

そしてたくやが前から気になっていたというバイク屋さんへ行ってみた。

オーストリアのバイク以外はほとんどが中古車。このあたりも雪が多い地方らしく、

除雪機は売ってなかったけど(そりゃ日本のバイク屋さん)新車は入ってなかった。

ここで、中古のAX−1のヨーロッパ仕様を初めて見たよ!

半分が車両売り場、もう半分は用品売り場で、子供用のウェアなんかもいくつか置いてあった。

子供用のグローブは初めて見たんだけど、拓弥にはでかかったので(笑)

みなえちゃん用のメッシュグローブを購入(ぅえっへっへ)

 

ウィーンの街に着く頃にはすっかり暗くなっていて、

しかも拓弥が泣き出して高速道路の路方で停車。

近頃、自分で「おしっこしたからおむつを変えろ」って要求するようになったから、

ほうっておくといつまでも泣きつづける。

紙おむつなら何度かおしっこしてもあまり気持ち悪くならないらしいんだけど、

でも本人は気づいてしまったらもう止まらないらしい。

「おしっこしたの?」「うん」って返事までする。ああなんて賢い拓弥ちゃん(バカ親)

 

おむつも替えて、いざ空港へ!

っと思ったら、たくやは高速の降りるところを間違えたらしい(笑)

「あ。ここじゃなぁぁぁぁぁーいっっ!!」っていいながらもう降りるしかない高速道路(涙)

でも、一旦降りてUターンしながら考えるはずが、Uターンしたら目の前に空港への看板があった。

なーんだ、ここでよかったんじゃん(謎)

よくわかんないけど駐車場を見つけて車止めて、免税店を回ったり軽くご飯を食べて

オーストリアの物価って高いことを実感。じゃなくてチェコの物価が安いのを実感。

うろうろぐるぐるしたあとたくやと別れて出国した。

かなり疲れたのでラウンジでぐったりしようと思ったら、席があいてなーい。

とおもったら、日本人の女の人が声をかけてくれた。

一人旅で、たまったマイルでアップグレードしてビジネスラウンジを使いにきたんだけど、

1人しかいないし、って 同じ席に拓弥と私を座らせてくれた。

 

 

結局彼女とは飛行機でも前後の席で、

ラウンジでは機嫌良く遊んでいた拓弥を「いい子にしてるのねえ」って誉めてくれたんだけど、

ごめんなさい、離陸の時は号泣でした(^^;)

 

飛行機の中でのことは良く覚えてません(笑)

 

二度の機内食の、一度目は拓弥が遊びまくっていて、ひっくり返されないように

トレーを持ち上げてあっちこっち向きながら食べちゃた。拓弥はそれでもあれこれ落っことしてみたり

おわんのふたを投げてみたり、グラスに掴みかかってみたり、ああ危なかった。

 

拓弥は完全に時差ぼけで、っつーかチェコの時間の生活をしていて、

チェコの時間の夜にはぐっすり寝ていました。

 

成田へ着いて、空港からでかい荷物を宅急便で発送して、国内線に乗り換えて、

拓弥はまた離陸で泣いて、でもすぐ寝ちゃって、

着陸の時には すごく揺れたので後ろの席のオバちゃんがぎゃーぎゃー叫んで、

うるさかったよ。

でも拓弥はその時、寝ながら「きゃは」って笑った(笑)

 

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もうね、疲れちゃったからこれ以上書くのやめるよ。

だって、書くことといったら大変だっただけであんまり楽しいことなかったんだもん。

伊丹で降りたとき、顔面神経痛で顔がぴくぴくしたのと、

しばらく動けなかったくらいに。

でも、疲れちゃったわりには懲りずにまた出かけるとおもう。

拓弥と二人だって飛行機にも乗っちゃうし、ガイコクだってチャンスがあれば行っちゃうよ。

疲れるけど、まったくフォローがないわけではないので不可能ではないし、

家の中で悶々としてるくらいだったら 出かけてヘロヘロになる方がましだもん!

 

ごめーん、尻切れとんぼで。