みなえのチェコ日記 <いつもの日記ページへ> <トップページへ>
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たくやの出張にくっついて、便乗チェコ旅行を敢行。
初めてのヨーロッパ、みなえと拓弥の行く手に待っているものは?!(大袈裟)
11月13日
姫路の家をタクシーで出発、伊丹空港近くの「ホテルくれべ」に宿泊。
伊丹在住のさとっちが下見しておいてくれた(!)目の前のフォルクスで牛肉を堪能。
たくやが言うには、チェコへいったらおいしい肉は食えないらしい。
たしかに、岩手山牛はおいしかった。でも、いい肉を食べすぎて、高かった(笑)
11月14日(32時間分なので長いのだ!!)
早起きして、荷物をまとめて伊丹空港へ。
06:30に、ホテルの送迎バスであっという間に到着。(だって目の前だしぃ)
拓弥は半分寝ぼけていて まだ固まっている。
たくやが貯めまくったマイルのおかげで、(会社の旅費使って貯めた)
ファーストクラスの窓口で並ばずにチェックインができる。
ついでにファーストクラスのラウンジでくつろいで、
じゃなくて拓弥にジュース飲ませたリきれいなトイレでおむつ替えたり。
でも、たくやみたいに出張でマイル貯めた人が多いのか、出張でファーストクラスなのか、
平日の朝のラウンジの中は、見渡す限りおじさんの波だった。
子連れや体の不自由な人、ファーストクラスやビジネスクラスの人は
搭乗手続きにはあまり並ばずに優先的に乗りこめる。
子供がいると手荷物は多いし、なにかともたつくことも多いのでこれはとても助かる。
飛行機の中ではおむつや哺乳ビン、もちろんミルクのお湯やらなにやら用意されてるので、
何もかも自分でやらずに客室乗務員のおねえさんたちに訊いてみるといいと思った。
今の拓弥は起きてたらじっとしていられないのでどうなることかと思ったけど、
ちょっとぐずって眠ってしまった。拓弥は席がなかったのでママ抱っこ。
予定外のビジネスクラスでよかった。一年前に同じ航路でエコノミーに乗ったことあるんだけど、
その日は、眠った拓弥を抱っこしてたら 客室の熱気と拓弥の体温で上せちゃったらしく、
かなり気持ち悪くなった。今より小さかったのにね。
成田に着いてこれまたファーストクラスのラウンジで一休み。
この時間に移動する人は少ないのか、ほとんど人のいないラウンジで
拓弥は好き放題に歩き回り、ラウンジで働くお姉さんにもにこにこ愛嬌を振りまいて遊んでもらっている。
出発していく知らないお兄さんにもバイバイして、大サービスだった。
そしてママは用もないのに免税店めぐり(笑)
なにも買わないくせに、見たってほとんどわかんないくせに、とりあえず見にいくのだ!
そうそう、さすがにかみそりはどこの売店にも売ってなかった。スーツケースにいれるの忘れたのに(汗)
<チェコでは、女性の顔に使えるようなサイズのカミソリはどこにも売っていませんでした。帰国後、チェコ人のレナタさんに訊いたら「そういう物はチェコにはないです。」とのこと。次回は持参しよう!>
いよいよ全日空成田発ウィーン行きNH207便の搭乗手続き開始。
乗るのには何の問題もなかった。
でも、中に入ってから一悶着も二悶着もあった。べつにいやな思いをしたわけじゃないけど、
いろいろと梃子摺ってしまった。
拓弥がチェコで使うためのベビーシートを手荷物として機内に持ち込んだ。
拓弥は小柄なので、いまだに新生児の時に使っていた赤ちゃん用のシートの企画内の体格。
で、あわよくば離着陸時のシートベルトとして、そして眠った時のベッド代わりとして
機内でも使おうっていう腹づもりだった。
なのに。
機内へはラウンジのお姉さんが持って入ってくれたので面倒なやり取りはせずに済んだ。
でも、その後で「機内でお使いいただける基準のものかどうかチェックさせていただけますか」
って。
機内使用での安全基準をクリアしてるのは国内では一種類しかないって聞いてたので、
何のことかよくわかんなかったけど、しばらくしたら戻ってきて
「これは機内でご使用いただけます」って言われた。
んで、そこまで騒いだのに、しかもお姉さんたちとパパが一生懸命固定したのに、
離陸の時に拓弥ったら号泣しちゃってシートには座れず。
だから結局はママ抱っこで離陸だったのだー!!
飛行中も、最初の数時間はシートのほうには近寄ろうともしなかった。
(だからおもちゃ置き場にしておいた。)
離陸後しばらくして、近くの席にいた家族連れの子供たちが動き始めた。
オーストリア人?の 7歳くらいのお姉ちゃんと、4歳くらいの弟くんだった。
お父さんは日本語堪能、お姉ちゃんは簡単な日本語と英語を話せる。
残念ながら弟くんのおしゃべりはさっぱりわかんなかったけど、
ママは芸能人に喩えたらカイヤ川崎みたいな長身のおしゃれな人だった。
拓弥も、機内に子供がいるのを見つけてシートを降りて近づいて行った。
あっという間に、三人で遊び始める。窓の外をお姉ちゃんに抱っこしてもらって眺めたり、
おやつをわけっこしたり、あっちをうろうろこっちをちょろちょろ。
お姉ちゃんには「お名前は?」とか「Girl or boy?」とか「How old is him?」とか
いろいろ聞かれた。彼女の名前はDEFNA(デフナ)、
弟はエイリアスって聞こえたけど、実はエイリアスってのはWGPのスペイン人ライダーの名前だ。
だから勝手にそう呼ぶことにした(笑)
たぶん、このフライトでは客室乗務員のお姉さんたちは大変だったに違いない。
3人は絵本を出してもらったり、機内に置いてある青竹踏みで遊んだり、拓弥は機内食の棚をガチャガチャ弄くりまわしたり、
エイリアスは食事を運ぶワゴンにひかれそうになったり、お姉さんが歩いてるところに手を出して踏まれて泣いたり。
12時間以上のフライト中、大人だって退屈なのに子供が飽きないわけがない。
彼らのママはかなり参っていたらしくて、4人家族が二人づつのシートに別れてたし、
パパのいる席に子供たちが集まっていたので
トイレと食事以外は ほとんど毛布をかぶって爆睡していた。
なのに、けんかして泣いたり、つまらなくなると「ママ、ママ!」っていちいち呼びに行くのだ。
そしてパパはずーーーーーーーっとシャンパン飲んでいた(笑)
拓弥はそのパパのところへ行っては新聞読むのを邪魔してたけども:-p
飛行機のおもちゃをもらったり、飴もらったり、階段上ったり降りたり、子供たちの忙しいこと!
知らないおじさんとお話したり、通路の真ん中でごろごろしたり、あっちでキャー、こっちでワー!
高いお金払ってビジネスクラスに乗ってるのに、皆さんごめんなさいね〜〜〜
機内でもらえる便箋を切っておりがみしたり、私も人んちの子守りしてた(笑)
だってさ、拓弥が退屈しないで12時間過ごせたのは彼らのおかげだしねー。
「ママ、プップ」って拓弥がうんちするたびにデフナが何度も抱っこして連れてきてくれたり、
拓弥と4人で あのせっまいトイレに入って拓弥のおむつ交換してみたり、
その合間に2.5回も新しいディズニー映画「ラマになった王様」見ちゃったよ。
そして、最後には拓弥はぐっすり眠って、おとなしくベビーシートに寝かされて
ウィーン(英語では「ヴィエナ」というのね)着陸しましたとさ。
最後に、たくさんバイバイして飛行機を降りました。
入国手続きもさっさと済んで、迎に来てくれたいつものタクシーのおじさんにつれられて
駐車場へ行くと、そこはまるでヤナセだった(笑)
ベンツ、アウディ、BMW、フォルクスワーゲン、プジョー、ルノー、そんなんばっかり!
すげー…って、それってすごくないんだよねえ。
だって、ここでは日本車のほうが外車なんだもの。で、たまにマツダ。(しかもすっごくボロだった)
道を走り始めると トヨタやニッサンもたまに見かける。スズキのお店や韓国のヒュンダイもあった。
おじさんがかなり頑張って無理やりトランクにスーツケースを押しこんで、
拓弥のベビーシートもたくやがくくりつけて、
私は寒い中眠りこける拓弥を抱いて突っ立って待ってる係。
日本時間ではすっかり夜中の12時頃なのだけど、現地時間は夕方の5時前で夕焼け空。
眠ったはずだけど やっぱり早起きしたせいもあって 車内では半分くらい眠っていた。
うとうとして、ボーっとしてる間に、オーストリアとチェコの国境を超える。
まるで高速道路の料金所のゲートみたいなところで一度パスポートを見せる。
そこでオーストリアの出国。ちょっといくとまた料金所みたいになってて、そこでチェコの入国。
運転してるおじさんが自分のとまとめてパスポートの束を渡すと
車の中をチラッと見てからぽこぽこはんこ押してくれて、終わりなの。
なんかあっけないっちゅーか。
もっと、車の窓開けたりしていちいち何か聞かれるのかと思ったら、ぜーんぜん違った。
(あとでパスポート見たら、はんこ押してなかったぞ!)いいのかチェコ入国。
トイレ休憩や水分補給して、寝てる間に宿泊予定のいつもの「ペンション」についた。
ペンションっていうのがここのホテルの名前なの。
姫路の家よりきれいで、広いこの部屋は一泊3000円。3人で泊まっても3000円。
へー、姫路の社宅に比べると・・・高いね(爆笑)<姫路の社宅は安すぎ!!
あいさつをして、部屋に荷物を運んで、拓弥は目を覚まして、遅い食事。現地時間は20:30。
あとはだーっと必要な荷物を引きずり出して、着替えて、寝た。
拓弥は何度か暑くてぐずったけど、窓開けたわ、ほーーーっほっほっほ。
外気温はだいたい0℃。室温は28℃。暑いよー。温水ヒーターと二重窓が効果絶大らしい。
姫路の社宅も二重窓にするべきかも…。
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