エンタープライズは行方不明になったジェナイ星のシャトルの捜索を行っていた。彼らは性別のない両性体だ。シャトルが行方不明になった場所からニュートリノ反応が観測され、無人探査機が発射された。だが、ピカードたちの見守る中、探査機は消えてしまう。
シャトルが消息を絶った宙域にゼロ空間というスペース・ポケットが存在する可能性があった。ライカーとジェナイ人の科学者が調査を開始した。またシャトルをゼロ空間に送り、行方不明のジェナイ人を救出することが決定された。科学者の一人ソランがシャトルの操縦を申し出、ライカーはシャトルの構造を説明する。
ソランとライカーがテンフォワードで食事をしている。二人は打ち解け、ライカーは人間の男女について、ソランは両性具有の生活を互いに説明する。だが、ソランの上司クライトがやってくると、ソランは固い表情に戻り、席を立つ。
ライカーたちのシャトルが出発、ゼロ空間の調査が開始された。ソランはいきなり人間の生殖方法を尋ね、ライカーを慌てさせる。また、ジェナイ人は体外受精で子孫を残すと聞いたライカーが「喜びはないな」とつぶやくと、ソランは地球人とジェナイ人とで生殖行動は可能かとライカーに質問する。ソランはジェナイ星では男女に分かれていることは下等なことと思われていると説明すると、ライカーは「たまには原始的なもののいい」と感想を述べる。突然シャトルがゼロ空間に接触、コントロール不能に陥り、ソランが負傷してしまう。
ソランは医療室に運ばれ、軽い脳親等と診断された。ソランはビバリーに女性であるとはそういうことかと質問する。
ウォーフやデイタたちがポーカーをしている。ビバリーはソランがライカーに好意をもっているようだと皆に言う。
ライカーたちがシャトルの準備をしている。ソランはライカーに「副長に惹かれている」と告白する。ソランは両性体ではなく、女性だった。もしそれが他人に知られれば、社会から迫害され、精神治療(洗脳)を受けなくてはないという。ソランは一方的に話すとライカーの答えも聞かずにシャトルを出ていった。
準備が終わり、ライカーたちのシャトルがエンタープライズを出発した。シャトルがゼロ空間に入ると、予想通り外部との連絡が跡絶え、エネルギーが吸収されはじめる。しばらくしてジェナイのシャトルが発見され、二人の乗員が回収された。そしてエンタープライズに転送で戻ろうとするがうまくいかない。ライカーはシャトルのエネルギーをすべて転送装置にまわし、装置を作動させた。彼らが転送された直後、シャトルは爆発する。
四人は無事に医療室に転送された。クレイトから感謝されたライカーは、晩餐会に招待された。
晩餐会。ライカーが一人で外のベンチに座っているとソランが近づいてきた。二人は庭へ散歩に出かけるが、その様子をクライトがじっと見ていた。ライカーとソランは木陰に隠れ、キスをする。
エンタープライズはゼロ空間に他の艦が入り込むのを防ぐため、星図を作成していた。ライカーはトロイの部屋を訪れ、ソランとの関係を打ち明ける。トロイは「別れた今でも、互いの人生を共有していると思っているわ」と微笑みかける。
慌てた様子のライカーがソランを探しにクライトの部屋にやってきた。クライトはソランが裁判にかけられているとライカーに告げる。
ジェナイ星ではソランに対する裁判が始まろうとしていた。そこへライカーが現れ、自分から強引に誘ったと証言する。だがソランは自分が女性であることを認めてしまう。「体の構造が違うだけでなぜ裁かれなくてはいけないのか。私も同じジェナイ人だ。」ソランの訴えもむなしく、裁判官は治療を実施すると判決を下す。ライカーは必死に抗議するが、裁判官は耳を貸そうとしない。
エンタープライズに戻ったライカーはピカードになんとかならないかと訴えるが、ピカードは「第一級優先条項を遵守しろ」と命じる。だが、出て行こうとするライカーに「良く考えて行動しろ」と声をかける。
ライカーが部屋で考え込んでいるとウォーフがやってきて「もしジェナイにいくのなら自分も連れていってくれ」と申し出る。
ライカーとウォーフは密かにジェナイ星に降下した。すぐに警備員に連れたソランを発見し、ライカーは彼女を連れて逃げ出す。だが、すでに「治療」を受けたていたソランは「私は病気だった。どうかしていた。でも、もう治ったんだ」とライカーに言う。ライカーが「愛している」と言うとソランは「忘れてくれ」と言い残し、去っていった。