Star Trek the Next Generation 5th season


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亡霊反逆者
Power Play

第5シーズン 第115話
宇宙暦:45571.2

タマリアン星人とのコンタクトが始まった。お互いの言葉はまったく通じず、ピカードが困り果てていると、彼とタマリアン船の艦長は恐ろしい怪物のいる惑星へ転送されてしまう.

亡霊反逆者-あらすじ-


ことあるごとにウォーフを挑発するデイタが面白い。

監督:David Livingston
Cast
ケイコ・オブライエン:Rasalind Chao
ロー・ラレン:Michelle Forbes


亡霊反逆者


 救難信号を受信したエンタープライズはマブルIV号星へ向かった。救難信号を送っていたのは172年前に使われていたダイダロス級のU.S.S.エセックス。何らかの原因で惑星に墜落してしまったようだ。だが、ピカードが惑星から離脱を命じた時、トロイが「生命の存在を感じる」と言い出した。
 惑星表面は磁気嵐が吹き荒れているため、センサーは効かず、転送も使えない。デイタ、ライカー、トロイの三人がシャトルで惑星に降下するが、その途中、スラスターに磁気嵐の直撃を受け、不時着してしまった。ライカーは腕を折り、おまけにエンタープライズとの交信もできない。惑星は岩ばかりで、とても生存者がいるとは思えなかった。その時、奇妙な磁気嵐が三人に近づいてきた。そして、トロイは生命体が近づいてくるのを感じた。

 エンタープライズでもシャトルの不時着を観測していた。オブライエンが危険を承知で惑星へ転送された。オブライエンの持ってきたパターンエンハンサーを設置、艦に戻ろうとしている四人に電磁波の放電が襲いかかる。そして嵐の中から光の粒ようなものが、気絶したデイタたちの体へ入っていった。ライカーはうめきながら起き上がると、エンハンサーを作動、四人はエンタープライズに転送された。
 トロイは艦長室へ行きピカードに「誰かが呼んでいるみたいだった。そして南極へ引き寄せられるのを感じた」とピカードに報告する。操縦席に戻ったデイタは惑星のスキャンは南極から行うべきだとライカーに提案するが、却下されてしまう。

 やがてローは艦が南極へ向かっていることに気付く。デイタが勝手に進路を変更したライカーが彼に近づくと、いきなりデイタとオブライエンが暴れ出す。また、ピカードとともに艦長室からでてきたトロイもピカードを殴り倒してしまう。ライカーは気を失う寸前にブリッジのコマンドを凍結させた。トロイたちはブリッジの支配に失敗したことを悟り、ターボリフトで機関部に向かう。
 だが、三人の乗るターボリフトはブリッジから止められてしまった。三人はフォースフィールドなどの妨害を突破しつつ、テンフォワードに向かった。中にいたウォーフたちが三人を取り押さえようとするものの、逆に抑えこまれてしまう。

 ピカードたちは転送装置を使って三人をテンフォワードから追いだそうとするが、オブライエンがそれに気付いてしまう。怒った三人はフォースフィールドでテンフォワードを隔離してしまった。
 ピカードは人質の開放を要求するが、聞き入れられない。デイタはウォーフを事あるごとに挑発し、トロイに止められる。トロイの要求を呑んだピカードは、エンタープライズを南極に向けた。
 ビバリーの分析では、三人の体から異常なマイナスのイオンエネルギーが観察された。惑星に降りた際に何者かが侵入したらしい。プラズマ・ショックを与えれば体を傷つけずに、侵入者を追い出す事ができそうだと判り、準備が始められた。

 ピカードは怪我人の解放と交換に自分が人質になるとトロイに提案し、トロイはそれを認めた。彼は医療班とともにテンフォワードに向かう。
 やがてトロイが自己紹介をはじめた。彼女はU.S.S.エッセクスの艦長のブライス・シュマー大佐、デイタは副長のスティーブン・マレン中佐、オブライエンは保安部長のモーガン・ケリン大尉だという。そして彼らの狙いは惑星から脱出する事。エッセクスは200年前電磁波に巻き込まれ、惑星に墜落した。その際船体が崩壊すると同時に三人の意識が電磁嵐に吸い込まれたとトロイは説明する。そして彼女は「我々は静かに安らかに休みたい」と言った。

 ジョーディとローが作業用通路にもぐりこみ、プラズマ発生装置の準備をはじめた。
 ピカードがトロイに目的を尋ねると、彼女は南極へ行って、エッセクスの残骸を引き上げて欲しいと答えた。ピカードがそれを拒否すると、デイタはクリンゴンを、オブライエンはケイコを選び、従わなければどちらか片方を殺すと警告する。やっとトロイたち三人がプラズマ発生装置の有効範囲に入った。しかし、プラズマが発射された瞬間、デイタ(=マレン中佐)が有効範囲から出てしまう。トロイとオブライエンの体から光が飛び出すが、デイタに首を絞められたピカードは仕方なくプラズマの放電を止めるよう命じる。

 エンタープライズは南極上空に到達した。トロイはブリッジにエセックスの残骸のある座標を知らせ、転送するよう命じる。だが、ライカーたちは磁気嵐で転送は使えないと嘘を付き、引き上げを拒否した。
 トロイたちはピカードやウォーフ、ケイコを連れ、第四転送室に向かった。ライカーはピカードの意図を察し、不測の事態に陥った場合は、貨物室のハッチを爆破するよう命じる。
 貨物室に到着したデイタたちは転送機の操作をはじめた。ピカードはトロイになぜ残骸を引き上げれば安らかに眠れると思うのか尋ねるが、トロイたちはその問いに答えようとせず、転送を強行する。転送されてきたのは、あの奇妙な電磁嵐の一部だった。トロイは自分たちが本当はウックス・マールという惑星から送られてきた囚人だと白状する。

 その時、ブリッジのライカーは磁気嵐を分散フィールドで封じ込めてしまった。トロイたちは慌てて「仲間を解放しなければお前たちを殺す」と警告するが、ピカードたちは動じない。あきらめた三人は「もう、この惑星には近づくな」と言い残すとトロイたちの体から離れていった。




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