デイタがホロデッキでクリスマス・キャロルを演じている。ピカードが演技を誉めているとライカーからベンタックスII号星からの救難信号を受信したと通信が入る。二人はブリッジに向かう。通信はベンタックスの科学研究所からで世界が滅びると信じこんだ群集に襲われているという。通信は途中で途切れてしまった。
エンタープライズはベンタックスII号星に到着、研究所からクラーク博士を救出したが、他の研究員は群集に捕まってしまった。博士の話によれば、ベンタックスは大昔にテクノロジーを捨て、現在は農耕生活の平和な社会だった。最近になってジャラッドという男がアードラという名前の悪魔の話を広め、パニックが起こりはじめたということだった。
研究所を襲った群集のリーダー、ジャラッドから通信が入る。惑星に地震が発生し、アードラの幻が各地に現れているという。ベンタックスの伝説ではアードラは千年の平和を約束し、その後はベンタックスの住人はアードラのしもべとして働く契約がアードラとかわされたことになっていた。
ピカードはジャレッドの元に向かった。地震とアードラは無関係だとデイタが説明していると、地震が起き、アードラが現れる。疑うピカードたちの目の前でアードラはクリンゴンの悪魔に姿を変える。
ピカードの指示で契約書に抜け道がないか調査が開始された。アードラは研究所の研究員を解放するようジャラッドに命じると姿を消した。
観察ラウンジで今後の指示を出したピカードがブリッジに戻るとアードラが艦長席に座っていた。転送して追い出そうとするが、別のところに姿をあらわす。デイタの分析では契約書に落ち度はなく、ベンタックスの軌道上にいるエンタープライズもアードラの所有物になってしまうことが明らかになった。
ピカードはデイタを呼び、魔術師を魔術にかけようと持ち掛ける。そして、契約書をもう一度調べるよう命じる。
自室のベッドでピカードが休んでいると、アードラが現れ、彼に迫る。ピカードが拒絶すると、ピカードは下着姿のまま惑星の研究所へ飛ばされてしまう。
シャトルでエンタープライズに戻る途中、デイタから以前ベンタックスとクリンゴン商人のいざこざが調停裁判にかけられたことがあると聞いたピカードは喜ぶ。だが、シャトルが着艦準備に入った時、エンタープライズが消えてしまう。
仕方なく研究所に戻ったピカードとデイタはエンタープライズを探すが見つからない。唯一一瞬だけ観測されたZ粒子がすべての謎を解く鍵になりそうだった。研究所にアードラが現れる。ピカードはアードラに調停裁判を開くよう要求する。彼女はそれを認める条件として、もしピカードが負けたらピカードを自分のものにすると言う。
デイタが調停人に指名され、裁判が始まった。だが、アードラの発生させた地震や幻などのパフォーマンスも説明できないばかりか、ピカードの異議申し立てはことごとく却下されてしまう。アードラは勝ち誇ったように笑う。
その頃、研究所ではアードラの派手なパフォーマンスのおかげで、Z粒子を逆探知することに成功していた。
ピカードはジャレッドにベンタックスの平和をもたらしたのはアードラの力ではなく、祖先たちの努力の結果だとわからせようと必死に説明する。しかし、ジャレッドはアードラの力を信じきっている。
裁判の会場にジョーディが現れ、ピカードはしばらく休廷を要求した。ジョーディはアードラの宇宙船を発見したとピカードに報告する。
裁判が再開され、ピカードは地震を起こしたり、幻を出現させ、アードラを消してしまう。そしてアードラとその仲間の企みを暴露する。アードラは逮捕された。