BIKE!

BikeMakingHistory 05

ELF-V

フロント足回りの製造。



まずはフロントホイール。
これは1号機と構成を大幅に変更する。
1号機では、ホイールの内側のブレーキディスクとキャリパをかわす為、ハブとの取り付け部はドラッグスターのホイールを分解して流用し、
アルミの円板を取り付け。これとホイールを、14本のリブで繋いだ。
ホイールの内側もサンダーで削りとり、えらい手間がかかった上、かなり重いものになってしまった。
で、今回はハブからディスクを取り除く。キャリパーもこの時点では考えない。
これでホイール内側はそんなに削らなくても大丈夫かと思ったが、結局ステア部が干渉する為削りとる事になった。
1号機の時はサンダーで必死に削ったが、今回はハンドジグソーで切り取り。格段に速く、格段にきれいに出来た。(当社比)


ハブとホイールの媒介は5ミリ厚のアルミ板(A2017)。
これもハンドジグソーで丸く切り抜き、これにホイールとの結合8箇所。ハブの取り付け穴5箇所。そしてディスクロータ結合箇所5箇所の計18個穴あけ。
苦戦したのが、ハブとの接続部のセンターボスの穴。φ42あるのだが、これ1個の為に高価なホルソーを買えるわけもなく、ハンドジグソーでくり貫いたのだが、
半端に小さくてジグソーではケガキになぞるようには切れなかった。
大雑把に切り取り、ハンドドリルに砥石を付けて削っていくが、やはりホルソーで開けたようにはきれいにいかなかった。
このアルミ板とホイールの間に25ミリのスペーサをかませる。
これはφ20のアルミ棒を切って、φ9の穴を開けて作成。8個もあると結構めんどくさい。
ついでにディスクロータを固定するためのスペーサも同じように作成する。
こっちは長さが51ミリもあるので、まっすぐ穴を開けるのが難しかった。(というかまっすぐ開いてないか?)

そしていよいよホイールに取り付けアルミ板を取り付けるのだが、ここが重要。
ここが失敗して芯がずれると全部やり直し!


ホイールにアルミ板を載せてケガキと一致するか確認し、一箇所決める。
ステアリング部を取り付けて、ステーを付けて回転させ、隙間が均一かチェックしながら、アルミ板の穴を介して穴開け、ボルト止めをしていく。
次にディスクロータをカラーを介してボルト止めして完成。


重量を測ってみると・・・6.3kg位かな・・・(体重計で量っているので小数点以下は目測です。)
で、1号機と比較すると・・・アレ?少し重くなった?
まぁ、1号機と違ってホイール側にディスクロータが付いたからってのもあるんだけど、リブのサイズも数も少なくしたのに・・・。


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