BikeToyMakingHistory 02
おもちゃと言えどもまずは設計!
これが意外と・・・
さて、おもちゃと言えどもまずは設計。
構想としては、2輪ながらも幅広のホイールを使用することで単独で立つ事を可能としたい。
そして手持ちの3輪車のようにハンドルだけでなく、後ろの手押し部分でも舵が切れるようにしたい。
エルフの名前を冠しているとはいえ、特に片持ちには拘らない。あくまでおもちゃなんだからそこまで凝っても仕方が無い。
サイズはある程度の安定性を考え、ホイールサイズは3輪車と同等位が望ましいが、家の中でも遊べるようにそこそこ小さくする予定。
で、他の乗用玩具の寸法を取り図面に落とす。
まずはマックイーン。
う〜ん、Rが多くてめんどくさい!
次に3輪車。もうホイールとシートとハンドルの位置関係が判ればいいや。
次に行きつけのホームセンタに行き、使えそうな材料をチェック。
何よりもまずはホイール。何かしら台車用のホイールでもあれば良いと思ったが・・・最大サイズでもφ150。3輪車のホイール計がφ190だから、予定よりもやや小さい。しかし値段が1個¥1360。サイズを妥協する割に値段が思ったより高い。
う〜ん・・ホイールも木材から切出すしか無いかなぁ・・・しかしエルフ01でも経験したが、真円の切り出しはちと自信が無い。
アテが外れて考える。φ200くらいのパイプでもあれば・・・と閃いたのはVU管。要は塩ビ製の配水管だ。この手の管は4m単位で売っているが流石にそんなには要らない。しかしこの管用のキャップがあれば丁度良い。
早速排水継ぎ手コーナに行くと・・あった。
若干テーパになっているようだが、その分は削ってしまえば良いや。
このキャップをホイールにするとなると、ホイール内に舵取り機構を組めば片持ちに出来るな・・・。
構想は膨らみ、ホイール内で舵取り機構を作るとなると部材は・・・やっぱり給水継ぎ手かな。
T字継ぎ手を用いれば、ハブステア機構も容易に作れるかもしれない。
イメージとしてはこんなカンジ。
良しヨシ、良いカンジってアレ?
そういえばエルフ01のステア機構では、ホイールシャフトとステアシャフトはオフセットされている。
これは、通常のテレスコピックではトップブリッジのフォークとステムシャフトの位置関係みたいなもの。
これが同一の一直線上だと・・・やっぱマズイかな・・?
3輪車でも25mmのオフセット量があるし・・・
ってことでT字継ぎ手をあきらめステムシャフト外殻となるソケット部をパイプバンドでホイールシャフトを固定するハブに固定する手法とする。
図面だとこんなカンジ。
う〜ん、ホイール内がいっぱいいっぱい・・・
ってな訳でステムシャフトをφ16のVP管からφ13のVP管にサイズダウンする。
収まりも良くなったし、強度は大丈夫でしょ。
エルフ01の場合は、ステムシャフトの下端側だけで保持しているが、木製アームではそんな強度は無いので、上端と下端両方で保持する形とする。
ダブルウィッシュボーンってやつだ。
ヨシヨシ、大分まとまってきた・・・って、そういえばキャスター角も付けなきゃいけないかな?
1号機の時は既存の部品を取って付けただけだから、この辺りあまり考える必要が無かったが、ゼロから作るとあれこれ考えなければならない。
おもちゃなんだから、そんなに考えることないだろうという気もするが・・・コレって過保護かな?
フロント周りは大体こんな感じで、後は車体側。
材料となる木材はよくわからないので安価で購入できるツーバイ材を使用する。
これを2枚合わせしたものをメインに据え、カウルやシート部に左右1枚づつ追加する。これでシート部の幅は大体160mmくらい。
シートとハンドルの距離は3輪車と同等としながら、ハンドルの高さを下げる。
あまり低いと乗りにくいだろうけれど、この辺りは乗らせてから調整出来るようにしよう。
大雑把ながらも図面が出来たので、後は製造しながら細かい調整をする。
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