BIKE!

BikeMakingHistory 10

製造4

メインフレームの完成・・のハズが、ホイール作成に


おおまかにカタチになってきたが、エンジンのマウント部4箇所の内、 フレームとの接続は下部の2箇所だけしか繋いでいないので、全体がグニグニ動く。
そろそろ残り2箇所のマウントを繋いで、メインフレーム回りは完成させてしまおう。
・・と思ったが、ここで新たな問題が発生した。
治具に組み付けたメインフレーム・エンジン・フロントスイングアーム・リヤスイングアーム が繋がった事で半端なく重い!
少なくとも、カミサンと二人ではリビングからハイエースまで運ぶ事が出来ない。
エンジンマウントのステーは現物合わせで削り出すので持ち出せない事には話にならない。

ってなわけで、せめて押して運べるようホイールを付ける事にする。

まずリヤホイールはRS50のホイールのハブ取り付け部を切り出し、それとホイールを繋ぐ部分をアルミ板から切り出し・・
と考えていたが、手っ取り早くアルミ板を直接ハブに繋いでみた。
のっぺりして色気が無いカンジになったが、この方が強度的に不安が無い。
問題はエアバルブ。
ホイール内側に付いているのだが、構造上ホイール内側にブレーキシステムが来るので干渉してしまう。
これを避ける為、エアバルブの位置をホイールサイド側に移設した。
この移設の為にホイールのサイドに穴を開けたがOリングがかかる平面部が足らず、内側の溶接部を恐る恐る削った。

ココまでやっても、ホイール内側とディスクロータのクリアランスは30mmあるかないか。
RS50のキャリパーはもちろん、ドラッグスターのキャリパーでも入らない。
最終的にはディスクロータを削らなきゃ駄目なんだろうけれど、それはまた今度。こればっかし

次にフロント。
こちらは元のホイールのオフセット量が多いので大変だった。
ハブとの接続はドラッグスターのホイールから接続部を切り出し、丸く切ったアルミ板にボルト締め。
リヤホイールの時もそうだが、このアルミ板を丸く切り出すのも素人には結構手間でした。
コンパスで円を描いて大雑把に切り出してから、ディスクグラインダで少しずつ削っていく・・・。
加工屋さんにお任せしたいトコロだけれど、単品依頼でどのくらい費用がかかるかわからないし自分で出来るトコロはなるべく自分で作っていく。



次にホイールは内側のハブやブレーキをかわす為、接続の為のリブを残して切り取り、ギリギリまで削り取る。
このホイールもリヤはオークションで落札した穴あきタイプだったんですが、フロントはどうとでも加工できるようにプレーンタイプを購入したんですが失敗でした・・
削る部分の多いこと・・・こんな事ならスポークタイプを買えば良かった・・。
穴開けて・・ バッサリ削る

この二つを5本のブロックで接続したけれど、ちょっと頼りないかなぁ。
まぁとりあえず良いか。

リヤホイールに比べて結構ゴッツクなった。

これにホイールの保護の為に養生材を巻きつけ転がしてみる。
重いと言ってもミニバイク。
ホイールさえ付いていれば、余裕で動かす事が出来た。
これで、作業性が大幅にUP!・・のはず。


この段階で気が付いたのだが、このバイクにはスタンドが無い。
今はホイールだけなので、うまい事自立してくれているが、
タイヤを履いたらこうはいかない。
しかし、リヤが片持ちで12インチ用のレーシングスタンドなんて・・売ってるわけが無い。
う〜ん、機をみて作るしかないか・・。
この頃にはサッポロのCMが頭から離れなくなっていた・・。


NEXT

戻る