BIKE!

BikeMakingHistory 03

部品調達

0からなんて無理!まずは材料集め



構想としては既存の部品の組み合わせだから、まずは部品をかき集める。
手持ちのドラッグスターから部品取りしようかとも思ったが、せっかく実働しているバイクを部品取りにする勇気は無い。
それは最後の手段として、残しておく。
連日ネットオークションをチェックし、チョイスしていく。
すぐに大まかな部品が揃った。
主だった入手部品は以下のとおり。
・ドラッグスターのフロント周り
・ドラッグスターメインフレーム
・アプリリアRS50リヤ周り
・アプリリアRS50メインフレーム
・ホンダエイプ100ccエンジン
・デイトナ12インチアルミホイール


あと、参考用にTESI-1Dのプラモデルも♪


部品単位だが現物が目の前に揃ってくると頭の中であれこれ組み上げがイメージ出来る。

部品を集めて気が付いた事。
ドラッグスターの操舵機構はスイングアーム先端に固定された操舵軸で支えられており、 アッパーアームは殆ど舵取りのみの役割となっている。
このアッパーアームは二つのリンクにより上下に稼動範囲があるが、舵取り回転方向以外の横方向には動かない為、 一応前後左右へのブレを抑える役割を担っているようだがよくわからない。
気になったのは、操舵軸がスイングアーム先端に固定されているのでスイングアームに対しキャスター角は変動しない。
スイングアームに対して変動しないのだから、サスが沈み込んだとき路面に対してのキャスター角が変わってしまうという事だ。
(TESIやGTSでは、キャスター角が変動しない事がウリだと思ったが・・)
フロントに荷重がかかった場合、キャスター角が寝てしまうという通常のテレスコピックとは真逆の現象が発生する。
いくらブレーキングでのノーズダイブが無い(少ない?)と言っても、コーナーリングフォースによって前後サスが縮んだ場合でも、 キャスター角は寝てしまう。(理論上テレスコピックは前後同じだけ沈んだらキャスター角は変動しない・・ハズ)

更にRS50のリヤスイングアーム。
コレが重い!
NSRとかTZMとかのスイングアームを単体で持った事無いから、どれ位違うかわからないが、
ホイールと連結するエキセントリックシャフト部を含むと倍近いんじゃないかな・・
でも太くてごっつくて好み♪

・・とまぁ、不安要素が無いわけではないが、気にしても仕方が無い。
元々バイクの動きには無頓着なのだから気がつかないかもしれない。
というか、返ってそれっぽい特性が出てくれた方が良くも悪くも面白い。

設計段階で一番の泣き所はホイール。
ドラッグスターのフロントは11インチ、RS50のリヤは17インチなので使えない。
他車のを流用するにしても片持ちという特性上、付きそうなホイールが思いつかない。
切った貼ったしようにも、大概のホイールは鋳物で溶接には不向き(強度が出ない)らしい・・。
考えた末とりあえず、デイトナの12インチホイールをベースに作成する方向で行く・・が、果たして素人が作って芯が出るんだろうか・・。

その他の部材は、ネットで見つけた”とくきん”より購入する。
材料は溶接が必要なフレーム周りは、鉄(S45C)で、ステー類はアルミ材を使用する。
当然の事だがアルミ材も材質によって、強度も違えば値段も違う。
理想はレーシングカーにも使われるという、超々ジェラルミン。
しかし、高い!
購入したデイトナホイールはA5052材との事なので、それでも良いかなと思ったが間を取ってA2017にした。


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