平 賀 源 内(ひらが げんない) | |
江戸時代の奇才といわれる平賀源内は享保13年(1728年)に香川県志度町に生まれる。 「聡明好学、読書算数、発明の才に富み、才智縦横、洒脱の奇風があった」(平賀源内先生 顕彰会より)され、長崎や江戸で医学・本草学・国学・洋学を学びその業績は多岐を極めてい る。特に、「エレキテル(摩擦起電機)」の発明は有名です。 また、油絵を再興したり、陶器(源内焼)を発表したり、伽羅木の櫛を売り出したり、浄瑠璃 「神霊矢口渡」を発表したり、まさに天才的な業績を残している。 | |
平賀源内先生遺品館と旧邸 | |
[所在地]香川県大川郡志度町志度 [アクセス] 高松琴平電鉄志度駅下車徒歩5分 高松市内より国道11号線経由車で30分 [みどころ] 遺品館には「エレキテル」をはじめ、12歳の時に作って人を驚かせたという「御神酒天神」 「源内焼」や杉田玄白との書簡などが展示されています。 遺品館の左隣が旧邸で裏にはゆかりの薬草園もあります。ただ、旧邸の内部は整備されて いない のが残念です。 | |
源内先生銅像と薬草園 | |
讃岐第八十六番 補陀落山 志度寺(ふだらくさん しどじ) | |
平賀源内遺品館から、東へ5分ほど走った所に 八十六番札所の志度寺があります。 志度寺は、推古天皇時代(625年)に創建され、 のち、藤原不比等が竜神に奪われた宝珠を取り 返すため当地に来られ、妻となった海女の犠牲で 願いを果たし、その妻の死をいたんで寺を修復する その後、弘法大師により四国霊場に定められた。 本尊は十一面観世音菩薩。 境内は、巡礼者でいつもにぎわっています。 | |
室町時代に建立された五重の塔は朱塗りで、今も境内に どっしりと風格をそなえています。
境内にある竜神の宝珠ゆかりの「海女の墓」
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