生き物1

(写真をクリックすると大きな&ほかの写真が見られます。)
イ   ヌ 日本とはだいぶ扱いの違うペット ウ ナ ギ 1度触ったら病みつき?
ト   リ 木陰で遊ぶ姿は可愛らしい ヤ モ リ 部屋に入った虫を捕ってくれる
ブ   タ 野生のヤツはこわい?    けっこうユーウツな存在
ナ マ コ 害はないが担ぐと重い!? 刺しバエ 半端な痛みじゃないらしい
オカガニ 道端の穴に注意 ゴキブリ 何処にでもいるブキミなヤツ

タヒチには猛獣もヘビもいません。(それはエデンの園だから・・寒っ!^^;)
ただし、海の生物の中にはサンゴ、貝、魚など毒を持つ注意が必要な生き物もいます。ムカデも咬まれると大変らしいです。ここではのんびりと暮らす多くの生き物のほんの一部を紹介します。
    

◆イヌ
タヒチの民家に近付くと、先ず犬が吠えだし、誰か来たなと察した家人が出てくる。ちょっと怖い生きた呼び鈴状態。「うるさかったら、ケッ飛ばせば静かになるから・・。」とタヒチアンのアドバイス。でも可哀想でそんなこと出来ません!(^^;

ほとんど放し飼いになっていて、村の中をウロウロしたり、ビーチで戯れたりしています。壁のないレストランなど、何度も店の中を通り抜けていくのでこの店のイヌだとばかり思っていたら、よそのイヌでした。
ゴーギャンの絵の片隅に描かれていそうなワンちゃんをよく見かけ、100年前からイヌたちの風情はあまり変わらないのかと思いました。
あるイヌは、泳ぐでもなしハシャぐでもなし、暑さのためか、ただじっと海に浸かって“涼んで” いました。古くはニワトリやブタ、有用な植物と共に荒波を超え、ポリネシア人に運ばれていたきたイヌたちは、貴重なタンパク源でもあったようです。
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トリ
ティティアロア島は、アジサシやカツオドリ等タヒチの固有種の宝庫なのですが、実際に見る
チャンスがまだないので、ここではごく普通にタヒチ本島でも見かける鳥たちのお話をします。

☆ムクドリ☆
タヒチには日本で見るような“スズメ”はいませんが代わりに、九官鳥よりやや小さめなこの鳥をあちこちで見かけます。大抵2羽ずつペアを組み、空港やマルシェの天井に「ギョエー、ギョエー」南国チックな声を響かせてます。ファアア空港に着いて白々と夜が明け始めるなか、やや蒸し暑い
空気に乗ってこの鳥の声が聞こえてくると「ああ〜、タヒチに来たな〜」
って思います。


☆ハト☆
ドバトよりはずっと小さく(20センチ位)山鳩のような感じ。町中でも見かけるが、これはホテルの屋外バーでおつまみをねだりに来たところ。
朝のビュッフェのパンに群がっていたときは、思わず我が目を疑いましたが、ホテルスタッフも特に追い払う様子もなく、鳩さん達は我がモノ顔でブレックファースト中。なんだか邪魔するのも悪い気がしてパンは後まわしに。やがてやってきた、イタリア人の団体さんにも大ウケで、ビデオを撮り出す人もいました。(^^;

☆黒い鳥☆
何という名前なのか分かりませんが(怠慢・・?)頭に冠状の羽があり、翼を広げると鮮やかな赤い羽根が見ました。だれかが置き去りにした、かじりかけのリンゴをめぐってムクドリチームと熾烈な争いが起こっていました。その後、2組のつがいがプールサイドで向かい合い、体を低くして、翼を小刻み震わせ忙しくさえずりながら不思議なダンスを踊っていました。

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ブタ
フアヒネのホテルから対岸の小さなモツにカヌーで渡った時。
誰もいなくてプライベート・ビーチ気分を楽しんでいると、遠くから
「ブヒブヒ」と近づいてくる黒っぽい一団が・・お母さんブタと4匹の
子ブタだった。“生きたブタ”など普段お目にかかれないため、
興味津々で持っていたパンをあげるとさっさと平らげ、パンが
終わったと見るや、今度は鼻面で地面を掘り始めました。
お礼にトリュフでも探しててくれる…訳ぁありませんでした。


しばらくして今度はハダ色の体長1メートルほどのブタに会った。このブタはトコトコと近づいて、
手だろうが足だろうが構わずパクリとやろうとする。よく見ると耳が目の前に垂れ、全く見えて
いない様子。なんかウマそうな匂いでもしてるのかしら?…ブタはやや怖い生き物と認識され
かかる。

ちょっとコワイ思いをして、また暫くしてフト見ると、ヤシの陰に今のブタの3倍は軽くありそうな
(ホントに!)いかにもこの島の主っぽい、超巨大褐色ブタがこちらの様子を窺っているでわないか!ぎゃ〜、殺られる・・マジでそう覚悟を決めたが、実際はこのブタが一番おとなしくエサを
ねだるのでもなく、落ちていた枝で体を掻いてあげると、気持ちよさそうに目を閉じてビーチに
寝転がってしまい、見た目は怖いけど意外と可愛い〜。近くでマジマジと見ると、ヘアブラシになりそうな毛がまばらに生えていました。ブタに寄りかかって和んでいるところを、ボートで通りかかった白人さんグループに目撃され、ちょと恥ずかしかったです。
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ナマコ
タヒチの人が外国に輸出されている魚の話をしてくれた時、日本にもロリを輸出していると言った。え、ロリって?とカツオやマグロの絵を描いて
見せるが、どれも違うと言う。ただ、彼らは手をすり合わしてローリ、ローリと言うばかり・・。 じゃあ絵を描いてと言うと、とても魚とは思えないハマキの様な物を描きました。なんだこりゃ・・・スジコ?んな訳ないか、
色は黒?・・・ちょっとしたナゾナゾになってしまったが、ロリとは
ナマコのことでした。(でも日本って、輸入するほどナマコの消費してますか?中国かも?)

初めてタヒチの海で遊んでくれたのはこのナマコでした(だって逃げないし)。ナマコを見るのも触るのも初めてで、浅瀬に散らばっているところを見つけ、最初はあまりのデカさに何だろう?と遠巻きに見ていました。足でつんつんすると、見かけより固そうだけど「害はナシ」と判断したもうさんは大胆になり、離れた所にいるムシさんにも見せようと、その辺にいた4、5匹を抱え、あまりも重さに溺れかかりながらも必死で泳ぎました。 途中、ふと手もとを見るとなんと!!いっせいに腸が大噴出中!!ぎょえー!!なにが起こったのかも判らず水中にナマコをバラ撒きながら、もうさん大パニック!!ナマコはいぢめると腸を出すということを身をもって知ったのでした。

タヒチには、この丸い模様がいっぱい付いた特大「ジャノメナマコ」の他に、真っ黒な「黒ナマコ」(30センチ位)、帯のように長く、ちょっとでも触ると手にくっついてくる(引っ掛かる?)「イカリナマコ」等がいます。
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オカガニ
島の中を歩いていると、必ず目にする道端や家の脇にある大小さまざまな穴。この中にカニが住んでいる。このカニ、食べたりもするのかもしれないが、TVで紹介されていたところによると、棒とヒモで作った釣り竿に葉っぱとライムのエサを付け、カニ穴から釣り上げ自家製モノイ(ココナッツオイルにティアレ等を漬けた香油。薬用)の材料としてカニミソを使うそうです。

以前、ビーチバンガローに泊まったとき、部屋の入り口にオオムカデが死んでいて、さすがに卒倒しそうになった時、このカニさんがとっととTake out してくれました。また、ある夜、異様な物音で目が覚め、部屋の中を見回すと、昼間、部屋に入っていくのを目撃したきり、行方不明になっていたカニが出せとばかりに壁にブチ当たっている音でした。

ライアテアではマングローブガニに会いました。 まるでビーチのような状態に沼地が広がった所があり、そこの正面の家で、大きな木箱から取り出しペンチでハサミを潰して売っていました。捕まえるところは見られなかったのですが、あんまり物珍しそうに箱を覗いていたら、おばさんが小さめのヤツを2、3匹放して遊ばせてくれました。が、うっかり写真を撮るのを忘れ、調理済みの写真しか残りませんでした・・・
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ウナギ
フアヒネのある村を流れる川にオオウナギがウジャウジャ生息。
その大きさは約体長1メートル50センチ位、胴回りは30センチほど。虎のような模様があり、目はなぜかブルー。海には出ないで、ずっとこの川に住んでいるようです。このウナギを見ていると、ウナギの頭がココナッツになった、という伝説もすんなり納得できる気がしてきます。

一応、「イール・フィーディング」というアクティビティの立派な花形です。手触りはヒンヤリすべすべ、川底に座ると背中やヒザをヌルヌルとかすめ、気持ちいい・・。餌付けには大きめの魚の切り身をあげますが、エサを千切ろうとしてカブリ付いたまま、体を回転させ大迫力です。細かく鋭い歯があるので気を付けないと、かすっただけでも血が出てしまいます。
顔のそばに手を出すときは、グーで!ビーサンの足の指も丸めておく方が良さそうです。

この他、オオウナギはライアテアの空港にある川にもいました。 更にライアテアのテメハニ高原付近には普通サイズのウナギが2匹ほどいました。が、小さいとはいえ、さすが天然物!ガイドさんがパンを投げたらスゴイ勢いで川を遡ってきました。 その他、タヒチ島にあるヴァイヒリア湖には「耳のある(?)ウナギ伝説」が!!ウナ君達はタヒチのあちこちに生息しているようです。
ちなみに、タヒチではウナギを食べる習慣は一般的にないようですが、マルケサスの方に行くと
あるそうです。
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ヤモリ
タヒチというと先ず真っ先に思い浮かぶ生き物。ホテルの部屋やレストランなど至る所で見かける。めったに鳴かないようだが、たまに「クケケケケェ・・」という声を発し何の音かとギクリとする。夜は天井の梁に見え隠れするヤモリを数えながら、眠りに落ちていく・・・。

実は生きているヤモリをジックリと見たのもタヒチが初めてでした。照明などの周りに集まって、部屋に入ってきた虫などを取ってくれる働き者です。部屋にゴキが出た時、逃げ込んだ絵の額をめくって見ると、そこにはゴキをくわえたヤモリが!
ヤモリは見つかったショックでひるみ、ゴキを取り落としてしまいました。

またある朝、夜の飲みかけのコーラの缶を片付けようとしたら、突然、缶が暴れ出し、何事かと思ったら、ヤモリが飛び出してきたことがありました。 なんと!コーラも好きなのかしらん?山の中に行くと、右へ左へ小さなトカゲがわさわさと逃げていきます。まるで十戒の海の開けるシーンみたいに。一度、椰子の木にとまっているのを、そっと触ってみたら、振り向きざまにパクッと咬まれちゃいました!!痛くはなかったけど、ビックリした〜(☆_★)
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タヒチに上陸してきた西洋人の迷惑な置き土産のひとつ。その名は蚊。
ごく稀にしか病気の媒体になるということもないんですが、やられると
結構ツライ・・。絶対掻かないと思っても、寝てる間についボリボリ。
たちまち、見るも無惨なボッコボコ足となり、もうさんは、会う人会う人の同情を一身に集めていました(涙)ムシさんは、ムシだけにか(?)一個も刺されないというのに・・・。ちなみにタヒチアンも蚊に刺されてヒィ〜ヒィ〜してる人って見たことがない??

強力虫除けスプレー「OFF」にはホントお世話になりました。でも、ウッカリなめるとクチがひん曲がるほど苦い!!スーパーなどには何とお馴染み、蚊取り線香が・・・でも金魚印の中国製。(写真はスーパーの蚊取りグッズコーナー。OFFがバーゲン中だった。)

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ノノ(刺しバエ)
夕方のビーチには場所によってはこの「ノノ」という刺しバエが出ます。何でも砂に混じってタマゴがマルケサスから来たとか・・。もうさんもよほど血がウマイのか、この虫にも好まれボコボコにヤラレました。腫れた場所が固くなり、カユミは半端なく一ヶ月くらいはボリボリ掻いていました。


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ゴキブリ
私たちもこればっかりは超ニガテです。でもやっぱりイヤな物ほど良く知っておかないと落ち着かないっていうか・・・。このほどの調査の結果、4つの種類が確認されました。

先ず一つは、ホテルなどで見かけた日本にいる赤ゴキを黒くしたような体型で、大きさもほぼ同じ、体の横に黄色いラインの入った「ゲンゴロウさんタイプ」。もう一つはマルシェ付近にいた日本の大ゴキ(色はやや茶色)とそっくりな「黒ゴキさんタイプ」。ただ触覚も足も長く(そのせいか、体高もやや高く)全然立ち止まらないで突っ走る姿は、最初小さなカニかと思った。

そしてもう一つは、原っぱにいたゴキです。オーストラリアに手のひら位の巨大ゴキがいますが・・・落ち着いて下さい、あんなに大きくはなく赤ゴキ程度ですが、ずんぐりとした体型で羽がなく、動きもノロノロした「原始ゴキタイプ」。見た目あまりゴキっぽくないので、思わず触ろうとして現地の人に慌てて「汚い!!」と止められました。(そりゃ、そうです)
あと最後の一つは日本で見るのと同じ、細長くて顔に2本の黒いラインの入った「チャバネタイプ」 です。でもこれは自分のトランクに入ってきたのかも・・・(ウソです!!)