他人(ひと)の雲古(UNKO)は何故臭い? (その1)


 小学生の頃、学校で雲古するの嫌だったなあ。皆さん、そんな記憶ありませんか?。 

 昔、学校のトイレは臭くて、下に溜まっているのが丸見えで、夏なんか、何やらうごめいていたりして・・あれは「ウジ虫」でしたね。蝿になってぶーんて飛んだりしてね。みんな学校のトイレに入るのが嫌だったもんだから

「トイレでしゃがんでいると下から手が伸びてきて掴えられる」

とかデマが飛ぶんだね。

 あれは小学校3年のある日のこと。4時間目ごろから雲古が出そうになって来た。まあ、いつもの事、うちに帰ってから出せばいいやと思いそのままがまんしておりました。学校ではしたくないもんね。

 5時間目。まだまだ。

 6時間目。もうちょい。

 やっと授業終了。かなり限界。

 一目散に家へ・・・と思ったが、そうもいかない。なぜって、走ると下がってくるんだもん。走ると家まで持たないと悟った私は、抜き足差し足で歩いた。急いでいるんだけど、急がない。わかるかな〜?とにかく、がに股で、刺激しないように、刺激しないように歩く、歩く。ひたすら歩く。(ん?少し下がったか)まだまだ・・・

 あ、家が見えてきた。なんとかなるぞ!あと数十秒で玄関を開け、ランドセルをほうり投げ、玄関横の戸を開け、ズボンを下げ・・・・心の中でシミレーション。よし、このイメージなら間に合う・・・・少し走るか(また少し下がった!)・・・玄関についた!間に合う間に合う。

それっ!玄関を勢いよく開ける!!・・はずが、え!?開かない!!

なんと、その日に限って母親が出かけていて、玄関に鍵がかかっているではありませんか!

パニック状態。一気に限界。慌てて窓という窓を開けようと探し廻る。あ、あ、あ、出そう!

やった!ようやく鍵のかかってない窓を見つけこじ開けると、よじ登った。そして、足を窓の桟にかけたとたん・・・・

破局は訪れたのです。

ぶりぶり・・・・という音がしたかどうか、それは忘れた。ぼた〜だったかねと〜だったかそれも定かではない。

しかし、出てしまった。この事実は疑いようがありませんでした。その時の私に出来たことは、幸いかなり「しっかり」していたその塊をつぶさない事でした。つぶさないようにつぶさないようにそれこそ本当にがに股でトイレまで行った私は、パンツの中のそれをトイレに落とし、ひとしきりため息をつくと、しゃがんでから、虚しく第二弾、第三弾・・・・と出したのでした。

以下、次号へ続く。

乞う ご期待!