新潟弁シリーズ


 これを公開すべきかどうか、ずいぶん迷った。その理由は読んでいただければすぐ解る。
互いに駄目かな、亀田、新潟
(たがいにだめかなかめだにいがた)
亀田、新津はついに駄目か
(かめだにいつはついにだめか)
ついに消えた駅、新津*
(ついにきえたえきにいつ)
顔がない、名もない長岡**
(かおがないなもないながおか)


*(註)実際はあります。先日この回文をある人に教えたら「え?、やっぱりなくなちゃったんですか!」と真顔で言われて困りました。

**(註)顔もあります、名もあります!


な、な、な、なんと暗い、重苦しい回文であろうか。 

「杉の木と男の子は育たない」と言われる新潟。その新潟に生まれ育った私。若き坂口安吾に似ているといわれた少年時代。

でででも、わわわたししははそそんんなににいがたたがすす、すきだ!

口直しに少し明るい奴。

新潟おけさで酒を互いに
(にいがたおけさでさけをたがいに)

 
新潟の酒はうまいぞ。私の好きな酒ベスト6
1.〆張り鶴2.八海山3.麒麟山の大吟醸
4.梅里5.久保田6.越乃寒梅

と言うわけで

新潟をよろしくしろよお互いに!
(にいがたをよろしくしろよおたがいに)

もひとつおまけ

慕われた尻フリフリしたれ、私!
(したわれたしりふりふりしたれわたし)

(註)「れ」は新潟独特の語尾

湯 飲みなせや 瀬波の湯
(ゆのみなせやせなみのゆ)
2006.10.8作


(註)「〜しなせや」等は新潟弁 の軽い命令形。親しい人に使います。
瀬波温泉につかりながらこの回文を思いついた私は少しだけ飲んでみましたが、ほとんど味はありませんでした。
嘘!ぎ・ぎ偽装!?(うそぎぎぎそう)なわけないか。