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update:2001.1.7.sun
特別投稿コーナー
マゾーン派の主張!
投稿: クレオ丸
様
さて、『マゾーン派の主張!』ということで投稿を募集していましたので、マゾーン大ファンとして意見を投稿させていただくことをお許し下さい。
マゾーンの魅力を一言で言えば、皆さんが仰っていたように「外見の美しさ」。
ようするに、存在の優雅さと華麗さにあると思います。
そして、各キャラクターが持つ各々の「個性」と「葛藤」。
種族としての「使命」と、個人生命体としての「心」のせめぎ合い。
存在自体がドラマティックなマゾーン・・・・・
このように、『宇宙海賊キャプテン・ハーロック』は、二つの主役によって成り立った、極めて稀なアニメと言えるかもしれません。
アニメ版では、『はるかなる長い旅』において、マゾーンの究極のドラマを見たような気がします。
強固な目的意識で結束したマゾーン内部に生じ始めた亀裂・・・・・。
最高文官テシウスと、司令カサンドラの対立。
最高武官クレオの戸惑い。そして、女王ラフレシアの確固たる意志。
β星へと秘密裏に移住したテシウスが最後、女王の命令の元にやってきた親友でもあるクレオに言うセリフ・・・・・・
「どんなに鍛えても、しなやかさを持たぬ鋼鉄は以外と脆いもの。
心を持たぬ非情さも、それに同じ・・・・・・」
いつまでも立ち尽くし、仲間とともに爆死したテシウスを見つめるクレオ。
そして、女王の涙・・・・・・
地球文明を遥かに凌駕したテクノロジーを持ちつつも、ハーロックに破れたマゾーンの敗因は、文官テシウスによって既に予見されていたという皮肉。
あまりにも悲しい運命に、私は涙を禁じえませんでした。(ちょっとオーパー??)
個人的に好きなマゾーンは、近衛隊司令官クレオです。
(ラフレシアは別格)
後半、つねにラフレシアに寄り沿い、右腕として地味ながらも活躍したクレオ。
最後、台場正にあっけなく殺されてしまった時には、ショックでした。
胸にナイフが刺さったまま、笑いながら死んでいったクレオの心中を察するのは、あまりにも辛い。
台場に憎しみを覚えたくらいです。
ちなみに、声優さんは、『銀河鉄道999』の星野鉄郎のお母さんと同じ。
温かみのある、優しい声の雰囲気はピッタリでした。
そして、女王ラフレシアのカッコよさは、色んなアニメの敵役の中で一番ですね。
「使命遂行の為なら、このラフレシア、歴代随一の残酷無比の女王と喜んで呼ばれもしよう」
(by『はるかなる長い旅』)
と言いつつも、
「隊列の乱れがちな兵士達、疲れきった市民達・・・・。そんな彼女達に
私は言った。御覧、あれが地球です。青く輝く星・・・・我らマゾーンの第2の故郷です」
(by『決闘!!ラフレシア対ハーロック』)
と、女王として、一族の母として優しく語り掛ける優しさ。
最終回、僅かに残った同胞とともに宇宙の彼方へと消えていったラフレシア。
あの後、マゾーンは安住の地を見つけたのだろうか・・・・・・??
そんな不安が残ります。
ただ、原作では、マゾーンの「種」は全宇宙に散らばっているとの描写があったのでマゾーンという「種」が絶滅したとは思いませんが・・・・・
『宇宙海賊キャプテンハーロック』は、そういう意味でも、哲学的なメッセージを含んだ物語だと感じています。
・・・・・長くなってしまいましたが、意見のひとつとして聞いていただければ幸いです。
それでは。
クレオ丸
|
<2000.12.26.tue メールにて投稿の記事>
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★マゾーンに対する思い入れをひしひしと感じる投稿、どうもありがとうございました!
クレオはラフレシアの右腕として登場してきますが、マゾーンを勝利に導く為、女王の命令を冷静・非情に配下に伝えていた割には不思議に独特の味があって魅力的なキャラクターでした。
なのにあのあっけない最期はちょっと残念…。
宇宙の彼方へ安住の地を求めて去って行ったマゾーン一族はその後一体どうなったでしょうね。
私はマゾーンを率いているのが偉大なラフレシアのこと、また全能なるマゾーンのこと、また女性は生命力逞しいということで(?)あんまり心配していないのですが、はるかなる長い旅路をしてきた彼女たちの苦労が報われる時もきっと来るのかもしれませんね。(と、そう信じています。)
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