■3月2日(日)
咽喉が痛かったのは花粉症ではなく風邪だったようだ。なんとなく体が重く節々が痛かったから。水曜日に観に行った『ロ−ド・オブ・ザ・リング/二つの塔』の字幕版は飲んでいった風邪薬のせいか、意識を失ってしまった(寝ていたともいう?)せいで、何箇所か見逃してしまった!あぁ残念!
昨日は娘と新宿へ雨の中出かけた。花粉症の時期は晴れた日より雨の日の方が出かけやすいので。息子も誘ってみたが、彼も花粉症のせいでひどい鼻詰まりと目が腫れてしまっていて家でのんびりしたいという。正直「女の買い物に付き合ってれれるか」という所だろう。
今回は新宿小田急で開催されていた『ガ−ス・ウィリアムズ原画展』が目的。「しろいうさぎとくろいうさぎ」などウサギの毛並みが本当にやわらかそうで触ってみてくなってしまうほど。
あんな風に絵が描けるってうらやましい。いやあそこまでうまくなくてもいい。絵が描ける人っていいなぁ。
原画展を見た後は恒例(?)のおねだりだ。入学金や施設費や制服などでかなり多額の支払いをした後なのでお金がないはずなのに、つい乗せられてしまって買わされてしまったよ(泣)某ブランドのスカ−ト10800円(税抜き)也。私のス−ツも買わなきゃならないのに〜〜。どうも最近娘に関しての金銭感覚がマヒしてしまっているような気がする。気をつけよう。
昨日とはうってかわっていいお天気だった今日。花粉が飛んでいそうなので外には出たくない。家で片付けやカ−テン洗いなど。あちこちから湧き出てくる本!みんなどうやって本を収納しているんだろう。四次元ポケットでも持っているのか?
■3月7日( 金)
花粉症のせいで、夜は目が痒くて痛くて早々に寝てしまう毎日。ネットどころか本もろくに読んでいない。おかげでストレスがたまる一方だ!
昨日仕事から帰宅すると、娘の制服が届いていた。娘が不在だったのでサイズ確認のために私が着てみるとぶっかぶか。そうだよな、11号だもん、9号にしておけばよかったか!とちょっと後悔した。しかし帰宅した娘が着てみると大きめながらも今後の成長を考えると許せる範囲。いやぁ大きくなったものだよ。生まれた時にはたった2600gで、その後もずっと「母乳が足りないのでは」と言われるほど小さかった子なのに、今では私とほとんど変わらないんだもの。靴のサイズは越されてしまったし。制服を着た姿がとても大人びてみえて感慨もひとしおだった。
それにしても、ブラウスのボタンひとつひとつにまで学校名が彫りこまれているなんてびっくりだ。娘には「ボタンひとつでもなくすんじゃないよ」と厳命。私立って恐ろしい・・・今までの自分の価値観がガラガラと音をたてて崩れていく感じだ。
上までをUPした後、娘の学年の最後の保護者会に行った。毎年恒例の「この1年を振り返ってひとこと」のとき心臓はバクバク、しどろもどろで自分が何を言っているのか、何が言いたいのかわからなくなってしまった。どうも人前で話すのは苦手だ。職場や読み聞かせのように、役割を与えられているときは、それになりきって誰とでも話してたり人前でも平気なんだけど、素の自分として大勢の前で話すのは全然だめ。年々ひどくなってくるような気がする。
学校からの帰り道、はっと気がついた。今日は息子のクラスの朝の読み聞かせの当番だった!!
すっかり忘れていた、というか明日だと思い込んでいた。なんでぇ〜〜。明日って土曜日じゃん。そんな日にあるわけないじゃん。なんで朝思い出さなかったんだろう。情けない・・・落ち込んでしまう。
息子に聞いたらしばらくしてから誰かが来てくれたらしい。たぶん待機の人だわ。とりあえずよかった〜〜。
■3月10日(月)
今年は花粉症がひどくないわ、なんていい気になっていたら、とんでもなかった。特にここ数日風が強かったせいもあってか、鼻が詰まる、鼻水が出る、息が出来ない、目が痒いと花粉症の症状のオンパレ−ドだ。特に今日はお客さまが花粉をたくさんつけてくるのか、仕事をしていても苦しくて苦しくて・・・・。マスクをしているお客さまがうらやましかったよ〜。銀行窓口でマスク・・・・やっぱりダメだよね?
■3月12日(水)
いいお天気で仕事は休みで・・・でも外に出るのはつらい。毎年この時期は家にこもりがちになってしまうので運動不足だ。おかげで体重計が・・・(泣)
まだCGI熱は冷めず。朝からPCに向かって素材屋さん廻りだ。かわいい掲示板や日記を見つけると試してみたくてついDLしてしまう。ネスケだと表示が崩れるものも多く、特に字がすごく小さくなってしまうのが気になる。で、削除。そんなことの繰り返しだ。このペ−ジにも隠し(?)掲示板や日記にリンクがはってある(笑)見つけた人はいるかな?
午後から図書ボランティアの報告会。押しかけで図書館の整理ボランティアを始めて5年。読み聞かせ3年だ。参加してくれる人も増えてそれぞれの人がそれなりに楽しんでくれているのがうれしい。子供達にもすっかり浸透して、月に2回の時間を楽しみに待っていてくれている子もいるのがなにより励みになることだ。
■3月14日(金)
娘がバレンタインデ−のお返しを貰ったようだ。
ようだ、という曖昧な表現なのは娘がはっきり白状しないから(笑)
夕方、家に訪ねて来たそうだ。(母からの証言)
先日の保護者会である男の子のお母さんに「チョコレ−トありがとうございます。それに以前はディズニ−シ−のおみやげまでいただいてすみません」と突然言われたのだ。なんとなく気がついてはいたが確信はなかったにのでちょっとびっくりした。でも、なんとか話をあわせたのだ。バレンタイン前には「女同士で交換する友チョコを作っているんだよ」とせっせとチョコレ−トを作っていた娘だったが、まさか相手の親からバレるとは思っていなかったに違いない。
私が知っていることは娘は知らないんだけど(笑)
思い出してみれば私だってあの年頃にはいちいち親に「誰々にチョコレ−トをあげるんだ」なんて報告しなかったものね。娘だって言いたくないだろう。それはそれでいいと思う。
プレゼントの袋を「何これ〜〜」と言って冷やかすのが楽しい!
■3月15日(土)
「めざましTV」の星占いでかに座(私の星座)が1位の日には決まって、仕事でミスをしたり、不愉快なことがあったりする。昨日も1位だったので変なお客にばかりあたってしまった。これって「1位だったはずなのに悪いことがあった」と考えるべきか「1位だったからこの程度で済んだ」と考えるべきか・・・・
精神衛生のためには後者だと考えたほうがいいかな。
いつかどこかに自分のために書いておこうと考えていたこと。この先も忘れない為に。
今回の娘の中学受験がきっかけで自分の価値観や考え方を再構築しなおしたら、自分の価値観だと信じていたことのほとんどが母の価値観だったことに気がついたり、長いこと拘っていた親と自分の関係がすっきりと許せる気持ちなれたりした。今、自分の心の中は平安だ。
娘を見ていて思うのは、子供は親が育てるのではなく、自分で育っていくものなのだ。親の仕事は水をあげ、日にあてて時々肥料をあげること。虫や枯れた葉はとってあげること、それくらい。どんな花が咲くのかどれだけ大きくなるのかは、潜在的に持っているものなのかなって。
娘と私が違う人間であるように、母と私も違う人間なんだから生き方が違っていて当たり前なんだよね。多くの分岐点で自分で選んだ道をきたはずなんだから、今の自分は自分が選んでなった自分なんだ。だから水遣りが悪かったからとか日当たりが悪かったとかそんなことばかり責めるのは間違っているんじゃないか。最近そんなことばかり考えている。この平安な気持ちがいつまで続くのかはわからないけど、ここに書いておけばまた思い出すかもしれないよね。忘れっぽい私でも。
■3月18日(火)
本当に戦争は始まってしまうのか。米国大統領の演説をTVで見た。
戦いで傷つき犠牲になるのはいつも名も知らぬ人たちだ。ひとりひとりに家族がいて、それぞれの人生があるはずなのに。ブッシュやフセインなど私でも名前を知る人たちは安全な所で命令を下すだけなのか。もし、自分が最前線で戦わねばならないとしても、彼らは戦争を始めるのだろうか。
戦争や拉致問題のニュ−スを見るたびに『あらしのよるに』のシリ−ズのことを考える。オオカミのガブとヤギのメイが友だちになれたように、個人対個人だったら仲良くなったり、気が合ったりするんだよね。でも、国や民族を意識してしまうとうまくいかなくなってしまったりする。本当に哀しくもどかしい。
■3月24日(月)
今日は娘の卒業式。暖かく、いいお天気で本当によかった。大事な行事の日に天気がいいと、それだけで素敵なプレゼントをもらったような気持ちになる。
家にいても落ち着かないし、いい席で見たいしで、早めに家を出たので幸いにも願ったとおりの席に座ることが出来た。ビデオもハンカチも準備万端整えて入場を待つ。男女並んで入場するのだが、娘は出席番号2番、男子の2番は先日亡くなったS君なので、娘はひとりだけで入場だ。男子3番の子がS君の写真を抱えているのを見て早くもじわっときてしまった。
卒業証書授与では着慣れないス−ツやネクタイ姿で壇上に上るのもぎこちなく初々しい感じだった。図書館整理や読み聞かせなどで学校に出入りすることも多かったので、低学年のころから知っている子がたくさんいる。そんな子供達の成長ぶりを見てまたまたうるっ・・
娘は卒業生代表で記念品の目録を読むことになっていたので、順番が近づくにつれて私の心臓が爆発寸前だ。昨晩、娘がこけたり、目録を持っていくのを忘れたりするという縁起でもない夢を見たので余計に心配になってしまったのだ。まあ、なんとか無事に出来たようでよかったよ。代表で何かするのなんて、これがきっと最後だろうからと晴れ姿をビデオに納めた。
お別れの言葉では卒業生が全員ひな壇に昇って呼びかけをしたのだが、これがもう最初から最後まで泣きっぱなしだった。特にクラスメイトが亡くなってしまうという経験をしたばかりなので、ここまで大きく成長したことに対する感謝や一緒に卒業したかったという残念な気持ちなどがごちゃまぜになって涙が止まらなくなってしまった。しかも、この卒業生の誰とも中学では会えないのだ。ずっと一緒に成長してきたのに、ここでお別れなんだよね。あぁ、また泣いちゃいそう・・・
でも、泣いているのは親ばかりで子供達は希望に輝いていた。まだ思い出を振り返るような歳じゃないのね。何のハプニングもなく本当にいい卒業式だった。
その後はクラスごとに謝恩会。こちらは大笑いで盛り上がった。
もう終わった、って気がしてしまうけど、まだ弟の方は登校するんだよね。明日はちゃんと起きられるかな〜
■3月26日(水)
おととい小学校を卒業した娘は、男女6〜7人で映画を観に行った。グル−プとはいえ男の子と映画を観に行くなんていいなぁ。観たのが「ドラえもん」でも。一緒に行った人の中には娘が好きな男の子もいたようだ。青春だね〜、うらやましいなぁ。最近ときめくようなことがないもんな〜。
根が野次馬なもので私もやってみました「色占い」。
私はオレンジで 「母なる英知 」だそうで。「やさしい人です 。協調性があります 。自分に厳しく頑固 。直感で行動する 。怒ると手がつけられない、ヒステリー 。お調子者 。八方美人 」下線は当ってるな。
適してる職業に「家政婦 、専業主婦 、いつもみんなの笑いもの 」って・・・。家事が大嫌いな私なのに!「いつもみんなの笑いもの」ってトナカイですか?
■3月30日(月)
夫がプレステ用の「太鼓の達人」のソフトと太鼓型コントロ−ラ−を買ってきた。おかげでトントコトントコ太鼓を叩く音がうるさいよ〜、なんて親子で結構盛り上がってるんだけど(笑)
昨日はパリ・オペラ座の「ラ・バヤデ−ル」を観た。お目当てだったニコラ・ル・リッシュがケガの為に出演できなかったのは残念だが、代わりに踊ったジャン=ギョ−ム・バ−ルもなかなかよかった。ガムザッディを踊ったマリ=アニエス・ジロ−はかなり体格が良かったような印象を受けた。他のバレリ−ナに比べて太っているというのではないが、顔の小ささに比べて胴が・・・立派だった。
豪華絢爛な舞台と衣装。嫉妬に萌える(?)女同士の争いなど、全幕で見るのは初めての演目だったが、楽しかった!それにしても、「ジゼル」も「白鳥の湖」も「ラ・シルフィ−ド」もこの「ラ・バヤデ−ル」も男が二股をかけたり、恋人がいながら他の女に心奪われたししたせいで、女性(主人公)が不幸になる筋書きがクラッシックバレエには多い気がする。全くね〜
先日読み終わって、すごく気に入った「ブレイブ・スト−リ−」(宮部みゆき/角川書店)を、今は息子は読んでいる。”幻界”に旅立つ前の現実世界の部分はよくわからないと抜かしてしまったが、第二部の”幻界”を旅するところからは「すごく面白い」ようだ。RPG好きな息子はきっと気に入ると思ってたよ。後半のワタルの心情などは理解しきれないかもしれないけど、息子なりに楽しく読んでくれればいいと思っている。
娘が「ママがインタ−ネットやパソコンをやっていなかったら、家はとっくに崩壊してたね」と言った。なんて鋭い発言だろう!子供って大人が考えている以上にちゃんと物事を見ているものなんだよね。
親子だというだけで、または、夫婦だというだけで、なにもしなくても相手とわかりあっていると思い込んでいる人もいる。そういう人は「自分に都合のいい相手の姿」しか目に入らないんだよね。相手が本当はどう考えているのかなんて、興味もないし、わかろうともしない。私の周りにはそういう人間が多い。私は親子でも夫婦でも、お互いに相手を理解しようとする努力なくしてはわかりあえないものだと思っているのだけど。