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 ◆ 12月4日(水) 

 あぁ、気が付けばもう師走じゃないか!一年で一番忙しい月になってしまった。

 日曜日はまこりんさんニムさん大江戸さん木の実さん爽子さんとちょっと早めの忘年会をかねたオフ会だった。ここのところ陰鬱とした毎日だったが、久しぶりに楽しい時間だった。でも、また調子に乗ってしゃべりすぎてしまった気がする。反省してます。ただ、おかげで考える方向が見えてきたような気がする。参加した方々に感謝です。

 今日は娘の保護者会だったので仕事は休み。のんびり本を読んでいたらお昼過ぎに『ロ−ド・オブ・ザ・リング スペシャル・エクステンデッド・エディション』が届いた。私は学校へ行かなければならなかったので、観ることができなかったが、帰宅した息子が早速本編を見始めた。プロロ−グの部分から追加映像があったらしい。「ここが映画と違う〜〜」という息子の声を後に泣く泣く学校へ行った。一緒に観ていたかったな〜。でも、集金もあったので行かなければならない、く〜
 保護者会から帰宅すると、DVDはまだ続いていて、ちょうど「モリアの坑道」に入ったところ。1時間ほど続きを観た。あちこちに追加があって、「ここは映画にはなかったよね」と息子と確認しあった。もちろん、ガラドリエルからの贈り物をもらう場面もばっちり追加されていた。贈り物の中にはちゃんとレンバスもあったし、ギムリはガラドリエルの髪の毛をもらった。食事の用意があるので、今日はここまでで終了。最後まで観ることができなかったけど、手元にあるのが思うとうれしい。できることなら家のTVではなく劇場の大きなスクリ−ンで観たいよ〜。

◆ 12月8日(日)

昨日は、娘の第二志望校の説明会に行った。第一志望校とはまた違った意味でいい学校だった。もちろん第一志望に決まるのが理想だけど、こちらの学校でもいいかもしれないな。
第一志望校の説明会の時には『グラン・ヴァカンス』を持参し空き時間に読んでいた。今回は『エンディミオン』。風の匂いや冷たさ、電車やバスから見た風景とともに、ずっと記憶に残る本になりそうだ。

 ここのことろ受験の関係もあって娘とばかり出かけて、息子は留守番になってしまう休日が多かった。今日は娘が午前は模試、午後は塾ということで朝早くから出ているので息子サ−ビスの日にする。息子の願いはマクドナルドで昼食を食べることと、おもちゃ屋へ行くこと。クリスマスが近いこともあって混んでいた〜。酸欠になるかと思ったよ。でも息子は目的だった通信ケ−ブルを買って、マックでハンバ−ガ−を食べて満足そうだったので、行ったかいがあったというものだ。
 なるべく姉弟平等にしているつもりだが、なかなか子供が望むとおりにはいかないんだよね。まして受験本番まであと1ヶ月になって、家族の関心は娘に向いてしまっているのが現状だ。息子はまだ3年生で受験がどういうことなのかもわかっていないし、きっと取り残されたような気分を味わっているんだろうと思う。身体がふたつあるといいのになぁ、としみじみ思うのだった。 

◆ 12月10日(火)

 
 目が覚めるとそこは雪国だった。な〜んて。
昨日は、起きてびっくり!雪が10cm近く積もっていた。木々も道も真っ白で綺麗だった。寒いのが苦手な私はうんざり・・・。雪が積もってうれしいのはスキ−の時だけだと思っているので。
しかし、雪が積もっていても仕事に行かなければばらない。さすがにこの雪だから来客は少ないだろうと思ったら・・・。以外に忙しかった(泣)

 今日は、あちこちでボ−ナスが支給されたようだ。昨日の雪で来店できなかった人も来たせいかATMも窓口も来客が多かった。3時にお店が閉まった時点でも、30人待ち・・・。お客さまにも「いいかげん早くしろ!」という殺気が漂っていたが、こちらも受けても受けてもお客さまが減らない感じだった。しかも、ひとりで何枚もの伝票を持ってくる人ばかりで、一体何件の処理をしたことか。途中で帰ってしまおうかと思うほどの忙しさだった。あ〜〜疲れた。それにしても今日一日で一体何回「申し訳ございません」って言っただろう。

 帰りに『海賊王の帰還』(茅田砂胡/中央公論社)を買った。まだ半分くらいしか読んでいないけど、あとがきに来年1月から「デルフィニア戦記」が文庫で発売されると書いてあった。新書版との違いはイラストがなくなることだけらしい。私はあのイラストも好きなんだけど。でも、文庫化で「デルフィニア戦記」の新しいファンは増えるといいな〜。

12月12日(木)

 『海賊王の帰還』(茅田砂胡/中央公論社)を読み終わった。今回は金・銀のお二方の出番は少なかったけど、とうとうあの海賊王が帰還?しかもまた思わせぶりな終わり方で、先の展開が全然予想もつかない。デルフィニアやスカ−レットウィザ−ドもかなりハチャメチャだったけど、暁の天使たちは、死んだはずの人が生き返ったり、大人になったり子供になったりとなんでもありで、ォイォイいいのか?という感じ。おもしろいし好きだからいいんだけど(笑)

 それにしても寒い。まだあちこちに残った雪が全然溶けていない。畑などは真っ白になっているし、道路は溶けた雪が凍って朝などはスケ−トリンクのようになっていて怖い。霜柱は立っているし、外の水道は凍っているし。田舎だよなぁ。

12月13日(金)

  2002年最後になる朝の読み聞かせに行く。今日は1年生、初めてのクラスだ。「おはよう!」と入っていくと小さな子どもたちが「誰のお母さん?」と興味津々といった様子で迎えてくれた。1年生ってかわいい!まず、「図書ボランティアの○○(名前)です。6年生と3年生に子供がいるんだよ」と簡単な自己紹介をしてから持ってきた本を読み始めた。まずは12月なので、『大きいツリ− 小さいツリ−』(bk1)。次は『さるのせんせいとへびのかんごふさん』(bk1)『へびのせんせいとさるのかんごふさん』(bk1)。途中時間ぎれで先生がきてしまったので慌てて読んでしまったけど、どの本も思い通りの反応で、読んでいて本当に楽しかった。以前このクラスは全然聞いてくれないなど問題があったようだけど、今日は全然そんなことはなく、目をキラキラさせて聞いてくれた。毎回思うことだけど、聞いてくれてありがとう!っていう感じ。

12月15日(日)

 娘の願書用の写真を撮り行った。本番まで一ヶ月を切ってしまい、私の気持ちとしては焦るのだけど、本人はいたってのんびりしたものだ。今日も「塾にいくまでね」と言って友だちと遊びにいったりしている。大丈夫なのか?>娘
 まだちょっと早いけど、願書の記入をする。後は通知表(これは20日以降じゃないと手元にこない)をコピ−して、今週中に受験料を振り込んで、郵便で送ればOKだ。振込みは自分の職場からすればいいから楽なものだ。一ヶ月後には結果が出ているはず。どうかいい結果でありますように!

 気持ちがざわついてなかなか読書ははかどらない。再読の『エンディミオン』も2週間かかってしまったし。でも、やっぱりおもしろいよ>エンディミオン。前回は先が気になって読み飛ばしてしまった部分もあったが、今回は時間をかけて読んだおかげでじっくり堪能できた。SFっていいよなぁ。

12月17日(火)

 窓口で初めて娘の第一志望校への振込みを受け付けた。実際に振込み用紙を目にするまでは、なんとも思っていなかったのに、見たとたんに「この人の子供もあそこを受験するんだ。ライバルだわ!」と焦りを感じてしまった私。頭ではわかっていたつもりだけど、今日他の受験者の振込み用紙を見て、初めて実感した「受験は相対的なものなんだ」ってこと。娘が頑張っても他の子がそれ以上の点をとったら合格しないこともあるんだよね。なんとなく今まで、娘が頑張りさえすればなんとかなるような気がしていたけど。
私が焦ってもどうにもならないのはわかっているけど、娘があまりにのんびりしているので不安になってしまう。この間最終回だった『ママの遺伝子』でも中学受験のことをやっていたが(ドラマとはいえ)もっと必死に勉強していたよ〜。私が思う受験生の姿ってあれなんだよね。それに比べて・・・・。あ〜、親の私がどっしりかまえていなければいけないのに、いちいち動揺してしまって本当に情けない。

12月22日(日)

 我が家にプレイステ−ション2がやって来た。子供のクリスマスプレゼントではない。酔っ払って「プレステ2買おう!パパもやりたいゲ−ムがあるし」なんて失言をしてしまった夫が、後にひけなくなってしまい、ボ−ナスのお小遣いから「アクションパック」なるものを購入したのだ。実は私もプレステ2が欲しかったので、やった-!って感じ。
 早速子供達とソフトを見に行って、夫は欲しがっていた「飛行機操縦シュミレ−ション」もの(中古)を、娘を私用には「ダンスダンスレボリュ−ション」のソフトと専用コントロ−ラ−(これも中古)を買った。さっそく数回挑戦してみたけど、結構いい運動になる。っていうか息切れが・・・・(笑)
 お店で「ロ−ド・オブ・ザ・リング 二つの塔」のゲ−ムメイキング宣伝用DVD(無料)をもらった。帰って見たら最新の映画予告編がそっくりはいっているではないの!「ハリ−ポッタ−と秘密の部屋」を観に行ったときの予告編と同じもの。これが家で何回でも好きなだけ観られるなんて最高!しかもただで(笑)残念なのは吹き替えられていることかな。でも映像が見られるだけでも幸せ(うっとり)。ゲ−ムの方も発売されたら買ってしまいそうな気がする。

12月25日(水)

   Merry X’mas!
思いもかけないところから、私にもサンタクロ−スが来てくれました。ありがとう!>送ってくださった方!
私の好みを考え選んでくれた気持ちが何よりもうれしいです。もちろんプレゼントがうれしいのは言うまでもなく。感激しました。
 夫はよく「欲しければ好きなものを買えば?」と言うけど、プレゼントの喜びって、金額や品物ではなく、「自分の為に選んでくれた気持ち」だと思うんですよね。選ぶ時には送る相手の好みを考え、喜ぶ顔を思い浮かべる、そんな風に時間を自分の為に使ってくれた。それが同じ物を自分で買う何倍もうれしいことなんだよね。
 

 今日は娘の願書の受け付け開始日。郵便局から郵送した。なんとなくほっとした。
娘は1月1日2日以外はずっと塾だ。追い込みだものね。でも、以外と楽しそうにやっているので安心している。息抜きもちゃんとしているしね。あとは体調に気をくけるだけだ。

12月28日(土)

 昨日で仕事納めだった人が多いようだが、私はあと1日だ!
今週はずっとロビ−が殺伐としていた。受けても受けても減らないお客さま。窓口が4つ。窓口扱いの来客数が平均450人昨日も最後のお客さまが帰ったのが4時だよ〜。お客さまも待たされて不満だろうけど、こちらの方も助けてくれって感じ。。「速くしろ、でも、絶対にミスはするな」だもん、これ以上私にどうしろというの?(泣)
 しかも昨日はすごく怖かったことがあった。私が受けた通帳を喪失した人。再発行の手続きに来店したのだが、必要書類を書いてもらいながら、再発行にかかる手数料の話をしたとたん、いきなり怒鳴りだした。「手数料だと〜〜〜!!!銀行はサ−ビス業のくせに顧客から手数料なんてとるのか!おまえじゃ話にならん。上司をよべ」とすごい剣幕だ。前日、京都の金融機関で立てこもり事件があったばかりなので、店内の空気は氷ついたよ。ほんと。一応上司が出てきて説明しようとするが相手は全然聞く耳もたず、って感じでぎゃ-ぎゃ-(だから銀行が潰れるんだとか、不良債権まみれだとかそういうこと)言っていて、「他の人もいるので応接室で話しましょう」と言っても、「俺はここでやるんだ!」と動かない。こちらの上司もすぐ頭にきちゃう人なので「お客さん、そんな大きな声をだすと他の人に迷惑だ。警察を呼びますよ」と火に油を注ぐようなことを言う。「警察だと?!なんでも呼べ!」「あぁ、呼びますよ、すぐ来ますからね!」と上司はとうとう近くの交番に電話し始めた。お客は「おい、ネエチャン(私のこと)はさっさと手続きをしろ!」とカウンタ−にあったボ−ルペンなどを投げつけてくる。でも、手数料の件もあって私には手続きも先に進められない。ただ意味もなくうろうろするだけの私。そんなこんなしているうちに警察官が来たので、お客と上司と警察官で応接室に行ってくれた。
その後も続けて窓口の仕事を続けなくちゃいけなかったので、顔では平常心を装っていたけど、本当に怖かった、手が震えてたよ。投げられたのがボ−ルペンで良かった。ナイフとかじゃなくて(笑)しかし、本当に警察を呼ぶとは驚いた。
 年末の銀行って、殺気だっていて本当に嫌。30日銀行に行く予定の人は気をつけて下さいね。いろんな人がいますから。

 娘の受験票が届いた。第一志望校の受験番号が2000番!なんとキリ番じゃないか(笑)
まだ合格したわけでもないのに「いい番号だ、縁起がいい」と喜ぶ家族でした(爆)

12月30日(月)

 今年最後の戦い仕事の日。どんな事にも必ず終わりは来るものだと実感した1日。本当に疲れた・・・

 年末年始の1週間程夫が不在になる。帰る実家がない私としては、息抜きというかなんというか。夫には悪いがちょっとうれしい期間だ。まして今は娘のことで落ち着かないので、食事などに気を使わなくていいのは大変助かる。単身赴任を3年半も経験してしまうと変な自信がついてしまい、寂しいなんて思わなくなってしまっている。

12月31日(火)


 12月中は『エンディミオン』『エンディミオンの覚醒』の再読で終わってしまった。今年はあまり新刊を読まなかったなぁ。<イルスの竪琴>や『エンディミオン』など好きな本を何度も読むのもそれはそれで楽しい。読むたびに新しい発見があったりするし。
今年は「いつか読もう」と思いつつもなかなか手が出なかった『指輪物語』村上春樹との出会いが印象的だったな。あとは『デルフィニア戦記』を始めとする茅田砂胡の作品にもはまった。
そこで、今年のベスト10

 ・指輪物語@〜H  ト−ルキン  評論社文庫
 ・デルフィニア戦記 @〜Q  茅田砂胡 中央公論社
 ・世界の終わりとハ−ドボイルド・ワンダ−ランド 村上春樹 新潮文庫
 ・模倣犯 宮部みゆき 小学館
 ・DIVE!!C  森絵都  講談社
 ・ねじまき鳥クロニクル  村上春樹  新潮社
 ・いつか記憶からこぼれおちるとしても  江國香織 朝日新聞社
 ・スカイ・クロラ 森博嗣 中央公論社
 ・王国 その1 アンドロメダ・ハイツ よしもとばなな 新潮社
 ・海辺のカフカ 村上春樹  新潮社

 こうして見てみると今年は翻訳物をあまり読んでいなかったことがよくわかる。
村上春樹が3冊というのは一時集中的に読んだからかな。どれも印象的な作品だったが『世界の終わりとハ−ドボイルド・ワンダ−ランド』が村上春樹デビュ−作品として特に気に入っている。
『模倣犯』は体調が悪い時期に読んだせいか、精神状態がかなり影響されてしまって暗い気持ちになってしまったりしたが、それだけ圧倒される話だった。できれば心身ともに健康な状態で読みたかったな。
『指輪物語』『デルフィニア戦記』はすでに数回読み返したし、オ−ルタイムベストに入る作品だ。きっとこれからも何度も読むことだろう。