寝台特急「はやぶさ」(東京−熊本)
1999年10月12日(火)東京駅10番線ホームにて
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 寝台特急「はやぶさ」の登場は昭和33年10月ダイヤ改正のことで、このとき20系ブルートレイン化した「あさかぜ」の旧型客車を譲り受け東京−鹿児島間を運行開始した。
 その後、昭和35年7月に20系ブルートレイン化、昭和43年から昭和50年3月まで、長崎までの付属編成を連結していたが、のちに「みずほ」に譲った。
 現在の客車形式24系25形になったのは、昭和51年10月ダイヤ改正のことで全盛期には、東京−西鹿児島間を20時間54分...ほぼ丸1日で結ぶ寝台特急であり、日豊本線を経由する「富士」と姉妹列車の立場にあったが、東京発ブルートレインの優等列車の割にはA寝台・B寝台の個室が1両ずつしか連結していなく、個室重視の現代に乗り遅れたのに加え、対抗する新幹線&航空機に乗客が推移し、平成5年のダイヤ改正で「唯一の贅沢」食堂車が営業休止、運転区間も東京−熊本間に短縮されてしまった。
 そして、ついに平成11年12月ダイヤ改正で「さくら」と統合されてしまうことになり、単独列車としての、EF66牽引による東京−下関間の運行が見られなくなってしまった。

 その後「さくら」が廃止され、「富士」との併結運転になっている。

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 「はやぶさ」はブルートレイン便という荷物扱いを行なっている列車で新聞、雑誌、会社業務用の書類などを輸送するという重大な任務も担当している列車でもある。
 改正後の扱いに注目したい。

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