寝台特急「はやぶさ」の登場は昭和33年10月ダイヤ改正のことで、このとき20系ブルートレイン化した「あさかぜ」の旧型客車を譲り受け東京−鹿児島間を運行開始した。
その後、昭和35年7月に20系ブルートレイン化、昭和43年から昭和50年3月まで、長崎までの付属編成を連結していたが、のちに「みずほ」に譲った。
現在の客車形式24系25形になったのは、昭和51年10月ダイヤ改正のことで全盛期には、東京−西鹿児島間を20時間54分...ほぼ丸1日で結ぶ寝台特急であり、日豊本線を経由する「富士」と姉妹列車の立場にあったが、東京発ブルートレインの優等列車の割にはA寝台・B寝台の個室が1両ずつしか連結していなく、個室重視の現代に乗り遅れたのに加え、対抗する新幹線&航空機に乗客が推移し、平成5年のダイヤ改正で「唯一の贅沢」食堂車が営業休止、運転区間も東京−熊本間に短縮されてしまった。
そして、ついに平成11年12月ダイヤ改正で「さくら」と統合されてしまうことになり、単独列車としての、EF66牽引による東京−下関間の運行が見られなくなってしまった。
その後「さくら」が廃止され、「富士」との併結運転になっている。 |