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あとがき
今回の旅のきっかけはJR時刻表2001年3月号のJRニュースを見た事から始まった。
JR東海のページの中で「東海道五十三次ウォーキングラリー開催中」というのが掲載されており末尾に記されている“ラリー”と言う言葉に一発で興味をひかれてしまう。
そもそも私にとって“ラリー”と言えば毎年恒例になっている“マイルドセブンドライブラリー”というのがあり、秋頃になるとレギュラーメンバー(中学時代の友人たち)と参加する事が定番になっていて、幾多もののワインディングロードを右へ左にハンドルを切って、エンジンのエキゾストノートを高らかに響かせながら走って...クイズに答える。
運転好きの私にとってはこの“勝負事”と言うのがたまらなく面白い...でも実際には周辺の歴史や初めて見る自然の美しさを楽しみつつ、地元のうまい料理を食し、うまく行けば温泉にも入って体を癒す...競技と言うよりもちょっとした“ぶらり旅”気分を味わえる喜びのほうが私はウエイトが年々高くなってきた。
そのラリーを“あえて徒歩”で挑戦することは迷いも無く、アウトドア好きの私にとっては非常に好都合な企画であったのは間違いなかった。
それに“上高地のリベンジ”というのもあり意気揚々と準備にかかる事になる。
宿の手配から始まり、トレッキングバック・レインウエア・シューズの購入、インターネットでの現地情報の入手など手を尽くしていたら早くも1ヶ月が過ぎ出発と相成る。
実際歩いてみた感想だが車のスピードなら見落としがちの風景や気温の変化、野山の香りが肌にしみてわかり、その自然環境が直接自分の体に帰ってくることは改めて感動を覚えることとなる。
“自然環境が直接自分の体に帰る”という事が多くの現代人にとって忘却の彼方になってしまったのかもしれないし、その事を実感したキーワードが旧街道のあちこちある。
そのキーワードが「行き倒れ」であった。
交通社会が発展した現代の箱根越えは新幹線や東海道本線丹那トンネルあり、車に至っては箱根新道ありと便利な社会になった。
でも明治時代初期以前はすべて“歩き”良くても“馬”の時代であり、その馬でさえも人を乗せたまま箱根の谷底に落ちて命を落とすケースが珍しくなかった。
たまに車で箱根を通る事があるが、天候によっては霧も深く1m先も見えない事は珍しくないし、気温の差もあまりにも激しい事が車に乗っててもわかる土地である。
そんな中、昔の人間は箱根を直接徒歩で越えていたのだからいかに命がけであったのかと思うことができた。
街道途中には「ここで行き倒れになった旅人」のための供養塔や観音像が点在している。
それは命を落とした旅人を決して忘れてはいけないということでもあるし、そんな犠牲があって交通手段が発達した現代社会が今ここにあるのだから文明の利器に改めて感謝することが実感できた。
今回の箱根越えは私に“スロースピードの大切さ”と言うのを感じさせてくれた。
先程の中で上高地のリベンジと記したが...結果は惨敗(^^;)
両足のモモ・ふくらはぎは大筋肉痛!左足のさら部分関節痛!マメは左に1個、右に2個、背筋痛と...もう”こっぱみじん”状態であった。
もう最後近くは日テレ「愛は地球を救う」の間寛平やトミーズ雅の状態...三島駅近くでは思わず“サライ”を口ずさむ始末。
昔の人々は「本当にエライ!」そして箱根駅伝のランナーの方々「あなた方は本当にすごい!」
体がこっぱみじんになったのも懲りずに次のコースへと“リベンジ”する私である。
次は由比&府中(静岡市)だ...(^^)
てなわけでいつもの決めゼリフに参りましょう...
いや〜いい旅だったあ〜!(^0^)
2001年4月28日 from macha!
Special Thanks
M.N H.S J.T
T.W
小田原駅今回のきっぷをくれたりスタンプ台の場所を教えてくれた出札係の駅員さん
西海子坂で声をかけてくれたおじさん。
休憩広場で同じラリーに参加していて、ガイドブックを見せ合ったご夫婦
民宿山伏のおばちゃん
山中茶屋“竹屋”の女将さん
富士見平で声をかけてくれて情報交換をして、箱根に向かった“おそらく”女子大生の女の子たち
→年齢教えたらけたたましくびっくりされた(^^;)
三島市塚原新田付近で道の様子と所要時間を教えてくれて応援してくれた地元のおっちゃん。
三島大社境内臨時売店の福太郎本舗従業員の方々
→品切れの桜まんじゅう取りに行ってくれた。
東京駅地下丸の内北口の出札係の駅員さん
→使用したきっぷをくれたり、「ご苦労様です!/(^0^)」と敬礼してくれた。
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