2013年のトピックス
(最新ニュース)


▼ 金丸正城(vo)さんのCD、発売! (11月10日 up)

下記に、金丸さんのレコーディングのことを書いてありますが、ジャズ・スタンダードのバラードを集めた新しいアルバム『These Foolish Things』が、11月13日、正式発売されます。

重ねて書くことになりますが、ストリングスは、喜多直毅(vn)、向島ゆり子(vn,viola)、翠川敬基(vc)、西嶋徹(cb)、鬼怒無月(g)というメンバーです。

金丸さんご本人からはもちろんのこと、私にご注文いただくことも可能です。気軽にご連絡くださいませ。
なお、amazonなどでもご注文いただけます。



▼ 晩秋の東北ツアー (11月10日 uo)

今春発表したソロCDを鞄につめて、11月15日出発、22日帰京予定で、盛岡、宮古、花巻、水沢、登米、天童、六ヶ所で演奏します。またの名を、みちのくひとり旅、あるいは行商の旅。

また、花巻だけ、特別プログラムとして、私は宮澤賢治へのオマージュとしてソロ演奏をし、ほかに、子どもたちとの歌や朗読劇、宮澤賢治記念館・副館長である牛崎さんとの朗読が企画されています。入場無料です。ただし事前申し込みが必要ですので、いらっしゃれる方は必ず予約を入れてくださいませ。

みなさま、どうぞおでかけくださいますよう。応援に来てください!



▼ 秋の北海道ツアー (11月10日 up)

昨年に引き続き、今年もまた、ヴァイオリン奏者の喜多直毅さんと、北海道をまわります。10月29日出発、11月7日帰京予定で、函館、石狩当別、札幌、小樽、旭川、帯広、釧路、七か所で演奏します。

って、実はこれを書いているのは、このツアーから戻ってきてからです(苦笑)。各地に足を運んでくださった方々、スタッフ、主催者のみなさまに、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。



▼ 金丸正城(vo)さんのレコーディングに参加 (8月31日 up)

男性ジャズ・ヴォーカリスト、金丸正城さんのレコーディングに参加しました。金丸さんはいわゆるジャズのスタンダード・ソングを歌われるベテラン歌手、大先輩です。

振り返れば、金丸さんとは長いおつきあいになっています。私が初めて金丸さんにお会いしたのは、新宿二丁目にあったお店“レディー・デイ”というお店の閉店ライヴ・パーティーの時。私はライヴ活動を始めたばかりの頃のことです。新宿ピットインの朝の部で演奏していた時に、このお店のオーナーが声をかけてくださいました。その時言われたことは今でも鮮明に憶えています。「女性のピアニストってヒステリックな音を出すでしょ。でも、あなたはそうじゃなくて。男でも女でもないのがいいのよ。」

最近はいわゆる“ジャズ”からはちょっと離れたところで演奏することが多い私ですが、なぜか金丸さんはずっと私を誘ってくださっています。ほかに、亡くなった上野尊子(vo)さん(やはりベテラン女性ジャズヴォーカリスト、進駐軍で歌っていたことがある方)も、なぜか時々私に声をかけてくださっていました。

さて、今回レコーディングされた作品は、金丸さん念願の、withストリングス、さらに全曲、バラードという内容です。

私はそのアレンジを全面的に任されました。そして演奏していただいたメンバーは、喜多直毅(vn)さん、向島ゆり子(vn,viola)さん、翠川敬基(vc)さん、西嶋徹(cb)さん、そして鬼怒無月(g)さん、です。また、正式に動き出してから録音日まであまり時間がなかったため、全12曲中、2曲のアレンジを喜多さんにお願いしました。西嶋さんはともかく、ほかの演奏者の方たちは普段いわゆる“ジャズ”を演奏している人たちではないのですが、多分、それゆえによかった部分、新鮮な部分もあるサウンドになっているところもあるのではないかと思っています。

金丸さんはこれまでいわゆるピアノ・トリオを主体とした編成でCDを作っておられますが、今回のような試みは初めてのことだそうです。還暦を過ぎてもなおご自身に挑戦する姿勢に、私は素直に共感する者の一人です。

また、このようなジャズヴォーカルのアルバムは、これまで日本ではあまりなかったのではないかしら?と思います。

発売は今年の冬を予定していると聞いています。ま、こういうメンバーでの演奏ですので、ご興味のある方はぜひ聴いてくださいませ。



▼ ソロCD『沈黙の声』5/29発売! (3月26日 up)

昨年11月1日にレコーディングした、
ソロ・ピアノのCD
『沈黙の声 the very voice of silenc』が、
5月29日に公式発売されます!

全部で11曲を収録。すべてオリジナル曲です。といっても、そのほとんどは即興演奏から成り立っていますが、ピアノを弾く、以外のことはしていません。(最初のソロCDでは、アコーディオンを弾いたり、歌ったり、ピアノの内部奏法をしたりしています。)価格は、税込2520円。

(レコーディングの様子、録音内容などについて、ご興味のある方は、拙web上の『essay tsukimisoU 月見草U』をお読みになってくださいませ。)

今回のジャケットも山田真介さんにお願いし、ジャケットのイラストは松岡芽ぶきさんが描いてくださいました。

芽ぶきさんは私の音楽を真摯に聴いてくださり、まるで音楽に呼応するかのようなイラストで世界を創ってくださいました。

山田さんは、いつものことながら、我儘で面倒なミュージシャンを相手に、孤軍奮闘してくださいました。

山田真介さんのweb

松岡芽ぶきさんのweb

また、今回のCDには、私が書いた簡単な曲の紹介文と、調律師・辻さんと私がそれぞれ書いた文章がブックレットとしてまとめられて入っています。

「音楽に言葉はいらない」という方も多くいることとは思いますが、ほぼ20年ぶりになるソロ作品の発表にあたって、私個人は思うところが多々あり、ブックレットを入れることにしました。余談ですが、不思議なもので、書いている途中で、まるで遺書を書いているような心持ちになりました。

なお、制作はORTMusic(私)ですが、今回はエアプレーン・レーベルにディストリビュートをお願いしました。エアプレーン・レーベルは、2008年に発表された喜多直毅(vn)さんのCD『空に吸はれし心』を出しているところです。

なので、エアプレーン・レーベル(電話及びネット注文)、アマゾン、タワーレコードやHMVなどの店頭で、CDをご購入することができます。

また、これまでもお世話になっているディスクユニオンも販売してくださいます。

そして、もちろん、私個人からも、ご購入可です!
先行予約などについては、後日、あらためておしらせいたします。
どうぞよろしくお願いいたします!

なお、正式発売は5月29日ですが、現時点では、CD自体はもっと早くできあがってくる予定です。ですから、おそらく、4月下旬頃のライヴの時には、行商おばさんになっていることと思います。その際は遠慮なくお声をおかけくださいませ。

ということで、黒田京子トリオのCDが、やっと数えるほどの在庫になってうれしいと思うのも束の間、またもやダンボール箱が拙宅にたくさん来てしまうことになりました。

みなさま。CDは売るほど、たくさんあります。貧乏なミュージシャンに愛の手を。というか、みなさま、ぜひ聴てみてください!

・・・・・

現時点で決まっている、レコ発関係ライヴは以下のとおりです。

5月26日(日) 発売記念パーティー
  inF・大泉学園(東京都)
     ゲスト:辻秀夫(調律師)

6月16日(日) 発売記念ライヴ
  ピットイン・新宿(東京都)
     ゲスト:喜多直毅(vn)

6月28日(金) “ソロ&デュオ”
  キャンディー・稲毛(千葉県)
     with 喜多直毅(vn)

7月5日(金) “ソロ&デュオ”
  エアジン・横浜(神奈川県)
     with 喜多直毅(vn)



▼ 両国門天ホール オープン (3月26日 up)

去年、門仲天井ホールの存続運動に深くかかわっていた私ですが、既におしらせしてあるように、署名活動なども含む私たちの運動もむなしく、たいへん残念ながら、門仲天井ホールは先の9月末をもって閉館されました。

が、その支配人・黒崎八重子さんが私財を投じて、場所を両国に移し、もとは倉庫だった所を借りて、3月1日、新たに“両国門天”をオープンしました。

両国門天ホールのweb

そのオープニング・パーティーが行われる3月1日、私はトランクシアターの人たちといっしょに、ヴォランティアで裏方を手伝うことにしました。当日はカレーライスを提供する係です。

そして、3月5日(火)は、私がプロデュースを任されました。これまで門仲天井ホールでやってきたコンサートの企画などを振り返り、さらにオープニング全体のプログラムを眺めて、欠けている部分(門仲天井ホールがやってきたことのうち、一週間のプログラムにおさまっていない分野の芸術)を補うことを考え、『ようこそ、カバレットへ』ということで、カバレットをやってみることにしました。音楽中心で、ちょっと寸劇も入る、といった風情の企画です。

出演は、高瀬“まこりん”麻里子さん、辻康介さん、という二人の歌手にお願いしました。開放的で、楽しく、笑って涙するひとときを創りたいと思いました。

なお、門仲天井ホールにあった、多くの人の善意によって寄贈されたスタインウェイのピアノは、大がかりなオーバーホールを経て、別人28号になって、両国門天に戻ってきました。タッチ、音色、など、すばらしくなっています。めでたい!

ただ、ピアノの入院には多額の費用がかかっています。なんでも鍵盤1個分の費用が15700円、と聞いています。webを見ればわかるように、両国門天ではこのピアノや会場の椅子などの設備に、ファンドを募っています。お気持ちのある方はご協力いただければと思います。

また、ORTMusicとして、この両国門天で、また新たにコンサートを企画制作することも考えています。その際は足をお運びいただければと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。



▼ 岩淵達治先生ご逝去 (3月26日 up)

ドイツ文学者、ブレヒトの研究家・翻訳者だった岩淵達治先生が、2月7日、85歳でお亡くなりになりました。

残念です。
近年の体調のことは耳にしていましたが、去年12月頃は以前よりお元気なご様子だったと、友人からは聞いていたので・・・。

私は岩淵先生が教鞭をとられていた大学の学生だったのですが、当時、一般教養の授業で、先生が翻訳に携わっておられた、ラヴェルに関する本を使った講義を受けたりしていました。校内でも、なんとなくこわもての印象が残っています。国文学科に移って(一年生の時は哲学科在籍)からの私の担当教授は、身なりなどはあまり気にせず、飄々とした感じの方だったので、よけいにそう感じたのかもしれませんが。

その後、故千田是也主宰の“ブレヒトの会”の役者さんたちと知り合いになり、さらに、その人たちが新しくたちあげた小さな劇団・トランクシアターの演劇の音楽を創作する過程で、主として1990年代、いくつもの音楽劇、さらにドイツ公演(クルト・ワイル・フェスティバルatバウハウスなどに出演)などで、岩淵先生にはたいへんお世話になりました。無論言うまでもなく、ブレヒト、ワイルをはじめとする著作には、どれだけお世話になったことか。

何年か前、昔のATG映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』の冒頭で、おいはぎに逢う役者として出演されている若き岩淵先生を見て、あっ、へえ〜、と思ったり。

などなど、思い出は尽きませんが、心からご冥福をお祈りします。



▼ 黒田京子トリオ散開のおしらせ (3月26日 up)

喜多直毅(vn)さん、翠川敬基(vc)さんと活動を行ってきた黒田京子トリオは、去年6月末に静養に入り活動を休止した喜多さんにより、トリオとしての活動も休止しました。その後、誰かほかのヴァイオリニストと共に活動をすることはまったく考えられなかったので、私は喜多さんの復帰を待って、活動を再開するつもりでいました。

そして、今年1月半ば頃、喜多さんが少しずつ活動に復帰する気持ちがあることを聞き、翠川さんにご連絡したところ、翠川さんから脱退宣言を受けました。

という経緯があり、私としては、たいへん残念無念ながら、現時点では、この三人での活動を再開することは難しくなったことを、みなさまにご報告しなければならなくなりました。結局、富樫雅彦さんの曲集を出すことも、この三人で演奏したことも、CD作品として残せませんでした・・・。

既にトップページでは告知させていただいていましたが、ここに項目を立ててご報告させていただきます。これまで応援していただいた方たちには、心から感謝申し上げます。






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