◆床屋の順番◆

●床屋の順番とは?
附属小に採用されると、先輩から「ここは床屋の順番だから…」と言われます。

公立の学校では、年功序列というか、年齢によって立場が違ってきます。
学年主任などは、その学年でいちばん年齢が上の教員がなることが多いようです。
しかし、附属小では基本的に「附属経験年数」が優先されます。(年齢も多少は考慮されるますが…。)
たとえば、27歳で附属に採用され、5年が過ぎたAさんは現在32歳です。一方、35歳で今年採用されたBさんは現在1年目です。
この場合、立場的にはAさんの方が上になります。したがって、任される係や仕事の内容にも違いが出てきます。
このように、「附属経験年数」によって、いろいろな仕事が回ってくるのです。
ですから、何年後にはどんな仕事を任されるのかということを予想できるのです。(あくまでも予想ですが…)

実は、「実年齢」「教職経験年数」「附属経験年数」などから算出される「附属年齢」というのがあるらしく、この「附属年齢」がある程度の数に達しないと、附属小からは出られないようです。私の附属年齢はいくつなのだろう?

ここまで書くと、「床屋の順番」という意味がおわかりいただけたでしょうか?
床屋さんでは、年齢や肩書きなど関係なく、入店した順に散髪をしてくれます。
つまり、いろいろなことが入った順に決まるという意味で、附属小の教官も「床屋の順番」なのです。

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